読書日記2024-126

俺たちの箱根駅伝【下】

池井戸潤(著)

[文藝春秋2024年4月発行]


俺たちの箱根駅伝 下 [ 池井戸 潤 ]

 

あらすじ

池井戸潤の最新長編の舞台は、「東京箱根間往復大学駅伝競走」――通称・箱根駅伝。 青春をかけた挑戦、意地と意地のぶつかり合いが始まる。

ついに迎えた1月2日、箱根駅伝本選。 中継を担う大日テレビのスタッフは総勢千人。 東京~箱根間217.1kmを伝えるべく奔走する彼らの中枢にあって、プロデューサー・徳重はいままさに、選択を迫られていた――。 テレビマンの矜持(きょうじ)を、「箱根」中継のスピリットを、徳重は守り切れるのか? 一方、明誠学院大学陸上競技部の青葉隼斗。
新監督の甲斐が掲げた「突拍子もない目標」の行方やいかに。 そして、煌(きら)めくようなスター選手たちを前に、彼らが選んだ戦い方とは。 全てを背負い、隼斗は走る。



感想

池井戸さんの話題作、リクエスト予約して楽しみにしていたが

お気づきでしょうか?

はい、ワイルド読み〜爆笑


上下本同時に申込みして順位(60位)も同じだったのが、途中からアレヨアレヨと下巻が…多分、上巻を読んだ人は下巻は一気読みして返すのが早い?と予想したが…


図書館にはシリーズ予約システムがあるんだけど、それだと上巻が確保されてから下巻の予約になるので、人気本は何百人待ちになる可能性があるので同時予約にしました。


で、受取をギリまで置いて、その時点で上巻は20位。蔵書が多いので一気にも可能性あるけど、借りちゃったら読まないとね〜


と前置きが長くなりましたが感想は…

下巻単独本だとしたら、それはそれで成立する話ですね。


学生選抜の10人の物語。

一章から十章が箱根駅伝の一区から十区とし、それぞれのランナーに焦点が充てられていた。

当然、それぞれのランナーには物語がある!

それを中継テレビ側とランナー側からの話で上手く盛り上げていくんだなぁ〜


特にランナーの心情の部分にはグッとくる泣

多分そこが上巻を読んでいたら、もっともっと感情の入り方が違ったのでは??そこまでの過程が上巻ではあったのかと予想…


今までの池井戸作品とはちょっと違うと思えたなぁ〜。先に読んだ夫は『池井戸潤らしさが全くない』と言ってましたグラサン


と読み終わった時点で上巻は6人待ち

返却期限はあと1週間、待っても間に合ったか??てへぺろ


気になった言葉

《俺にとって箱根駅伝は人生そのもの、だった》

《ただタスキを繋ぐためだけの走りではないーーランナーとしてのプライド、そして自らの存在意義を証明するための走りなのだ》

《学生選抜…これは敗者たちによる、途方もない挑戦だ》


私の中で、来年から観る箱根駅伝はひと味違うかも…。


ありがとうございましたm(_ _)m