テル・バスタの地に転がるこのファラオの頭部はだれのもの?  | エジプトの旅行会社 トライウェイズトラベル

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テル・バスタの広大な敷地に野外展示されている遺物

その近くの地面に置かれた

このファラオは誰だろう

「わたしの頭を起こしてください。」と言われているようにも見える

 

最近になって外へ置かれた(展示された)頭部なのか、

かつてファラオだったひとの像が、木の下敷きはあるものの、

野ざらしでどこか哀しげに見えるこのファラオの頭部は・・・一体誰のものなのでしょうか?

 

この地にゆかりのあるファラオのひとりのはず。

 

ブバスティス(テル・バスタ)が最盛期だった王朝

第22王朝の1代目からファラオの顔を見ていこう!

 

創始者 シェションク1世 

・・・じゃなさそうキョロキョロ

 

2代目 オソルコン1世 (シェションク1世の息子)

バステト神殿の入口部分を増築しファラオで

説明版にも名前が残っていました。

 

共同統治した

オソルコン1世の息子で早世した3代目 シェションク2世?

 

次のオソルコン1世の側室の子供、

4代目 タケロト1世は検索しても画像が何一つ出てきませんでしたショボーン

 

5代目 オソルコン2世(タケロト1世の子供)

説明版にあった

バステト神殿の祭りごとの建物を建てたファラオですびっくり

 

6代目(?) タケロト2世(オソルコン2世の子供)

これはウシャブティだそうですが、

古代エジプトのものなのか違和感たっぷりですキョロキョロ

 

この第22王朝はブバスティス出身の軍の総司令官だったリビア人(シェションク1世)が

先代のファラオの娘と結婚してファラオになったのが始まりでした。

 

気になるなら係員の人のところへ戻って聞けば良かったのですが、

その日の気温は40度ほどで、テル・バスタの敷地は本当に広くて

隈なく見て歩いたため、博物館まで戻るのが億劫で聞かずじまいで出てしまいました。

 

この中に該当のファラオはいるのでしょうかキョロキョロ

 

ピンときたオソルコン1世を縦にして並べてみました。

丸っこい目ときれいな顔立ちが似ているようなキョロキョロ

 

↓オソルコン1世はこのようなファラオでした。

 

アトン神殿もこちらに建てたオソルコン1世

立派なアトゥム(アトン)神の像もありました。

 

併設の博物館内で展示されている

係員に確認しても誰のものかわからないと言われた

ライトの加減で金色に見えているこのファラオの像は

誰かわからなくても全く気にならないのに、

外に転がっているファラオの像が気になるのは不思議なものです。

 

気になったのは何千年も前につくられているのに

嘘みたいに表情が豊かに感じられたためでした。