エジプトの旅行会社 トライウェイズトラベルです
ずっと入りたかったカフェレストランへ行ってきました!
中へ足を踏み入れると
あ!ここは
あの映画で使われていた場所だ
小説「The Automobile club of Egypt」 にはまり、
作家Alaa Al Aswanyのほかの作品を探しました。
エジプトの名優が出演しているAlaa Al Aswany 作品があることを知り、
Youtubeで「The Yacobian Building」を観て、またまた引き込まれました
エジプトでこんな作品が映画化されていいのか
とあらゆる意味で衝撃を受けました。
エジプト史上最も高予算でつくられたそうです( ..)φメモメモ
近年の貧困層と労働者階級の増加、政治の腐敗、国家批判など、
エジプトではタブーな卑猥なシーンや同性愛の描写が詰まっているのです。
同性愛者を演じた、その後の役者人生は大丈夫なのかと要らぬ心配をしました
フレディー・マーキュリーを描いた映画「ボヘミアン・ラプソディー」(2018年)でも、
カイロで見ると、そういったシーンはすべてカットされていて、
前後がつながらず、
一瞬、頭の中にぐるぐる?マークが広がりました。
飛行機でノーカット版を観て、カットされていたことに気づきました。
「The Yacobian Building」は2006年作品でした
2018年の海外の作品でもカットされているのに
ダウンタウンに現存するアールデコ様式のYacobian Building、
そこに住んでいたり、働いたり、出入りするひとたちの物語を描いた小説です。
ざっと見返してみると、
悪だくみの商談に使われていました。
映画のセットといまではテーブルの数が全く違います。
このレストランはタラアト・ハルブ広場の眺めが素晴らしいのです。
内装の古さ、クラシカルな感じ同様(?)に
サービスが20年前のエジプトですか!?
というくらい遅く、態度も悪く、食事は全くお勧めできません。
料金は同じく、こんな料金まだあるの!?という安さです。
飲み物で眺めを楽しむくらいがちょうどいいように思いました
このレストランを中心に、Yacobian Building もAutomobile Club of Egypt も
それぞれ歩いて5分くらいの場所にあります。
Alaa Al Aswanyは現在エジプトにいないようですが、
居ればダウンタウンにある歴史ある建物、そのストーリーを
小説を通じて描いていきたかったのかなと思いました。
映画の導入に使われている動画
ビルの歴史と当時の様子が見られます。
19世紀初頭の建物が多く残るダウンタウン街歩きに
こちらに立ち寄られるのはいかがでしょうか。