ブリヂストン、ダンロップ、ヨコハマタイヤも!

 

今回もマジ軽ナットヘビーユーザーさんのご協力を頂き、証拠写真も交えて書きたいと思います。

お知りおき頂きたいのですが、自働車業界では私は素人ではありません。ですから思い込みやプラシーボ効果はもちろん排除していますし、エビデンス(根拠)も可能な限り示します。今回も国が承認した特許文献も使います。特許文献を示しても「そんなの、あるはずがない」という方はそっとしておきます。

まずはYoutubeの動画ダウン 省エネタイヤ”エコピア”について、製造メーカーのブリヂストンに質問した返答まで載せてくれています。エビデンス付きの動画ですので、タイヤが帯電している事を知らない方も、まずはご覧下さい。ダウン

自動車系ユーチューバーのようですが、自分で決め付けるのではなく、製造メーカーに問い合わせた返信もしっかり掲載しています。

なぜ”導電スリット”なるものをわざわざ鋳込む必要があるのかと言えば、路面への放電効率が以前のタイヤに比べて悪くなったからです。その理由はダウンの当ブログで特許文献を基に解説しています。

タイヤの性能を向上させたい、燃費が気になる、タイヤの持ちを長くしたいという方はもちろん、「タイヤに静電気が帯電しているなんて嘘だ」という方も新しい知識として読んで下さいね。

アップの動画に掲載されている、ブリヂストンからの回答部分のスクリーンショット(抜粋)です。ダウン正直に「シリカを多く配合しているゴムは、通常のゴムより導電性が低く、車に発生する静電気を路面に放電しにくい為~」と説明しています。それでトレッドのごく一部に導電性の高いゴムの部分を設けてそれを補おうというのが”導電スリット”という訳。

乗り物の車体に帯電している静電気がタイヤから路面に少ししか流れて(放電)いないので、車体が帯電してラジオノイズや電気機器に障害が発生。それを導電性カーボンを増やしてラジオノイズは解決したという、去年6月に書いた住友ゴム(ダンロップ)の特許文献ダウンの解説です。

今や除電マニアとなった工業高校のS先生も車で走っていて、鉄製のマンホールやグレーチングの上になると、帯電した静電気が一気に放電されてラジオに「バチっ」とノイズが入った経験をお持ちです。予め対策をしておけば、そのような事は起こりません。転ばぬ先の杖ですね。

 

そもそも、「なぜ、シリカを原料に混ぜるのはてなマーク」という疑問ですが、タイヤメーカーはとにかく燃費を良くしたいのです。自動車メーカーからの要望ももちろんあります。住友ゴムの解説の通り、燃費とウエット時のグリップの向上を狙ってシリカを配合した。そうすると転がり抵抗が減って燃費が改善する。ブリヂストンでは燃費が良い=エコだからエコピアという名称で販売しています。

このような転がり抵抗の軽減策はどのメーカーでも同様です。シリカは安価だからというのもあります。

トヨタのタイヤを除電する事で転がり抵抗が減り、走行安定性が改善するという特許文献の一部のスクリーンショットです。ダウンマジ軽ナットのユーザーの方なら体感していますね。

この特許文献は、当ブログの”特許解説シリーズ”テーマ「トヨタもタイヤの除電で特許を取っていた!」で分かり易く解説しています。

この文献内にある、”特許文献2”というのは、住友ゴム(ダンロップ)の特許ダウンの事です。その一部分を抜粋します。「シリカは電気絶縁性が高いため、タイヤの電気抵抗の増加を招き、静電気が車両に蓄積される」つまり、帯電量が増えるのです。

この文献も”特許解説シリーズ”テーマ「タイヤメーカーの苦悩を解説します」で解説しています。

この二つの文献を簡単に略すると、タイヤから路面への放電量が不足すると転がり抵抗が増えて、走行安定性に悪影響がある。シリカを配合すると転がり抵抗は減るから燃費は良くなるが、車両の帯電量が増してラジオノイズや多くの電気的誤動作の原因となる。左矢印これが気になりますね。電気的誤動作とはなんでしょうねぇはてなマーク

現代の自動車やオートバイはエンジン、点火系、ブレーキ、ミッション等駆動系も電子制御が多く取り入れられていますから、誤作動を起こしたら大変です。

シリカを配合するとなぜ、電気抵抗が増す(導電性が低くなる)のかはてなマークこれはとても簡単です。

タイヤの原料に今まで配合していなかったシリカを入れる。という事は、タイヤの原料の一つ、カーボンブラックの配合比率が低下しますね。アップ

カーボンブラックは炭素ですから導電性があります。その目的はゴムの強化と路面への導電性を一定量確保する目的です。シリカを混合した為に相対的に配合比率が目減りしてしまい、タイヤから路面への放電量が減るので、車体の帯電量が更に増えてしまうのです。

住友ゴムの特許文献のスクリーンショットです。ダウン導電性が高いカーボンブラックを配合した部分をブリヂストン同様、タイヤ表面に通じる箇所を設けています。下図の赤い四角が示している部分です。

では、横浜ゴムではどうでしょう。下図がホームページに掲載されています。

横浜ゴムでは導電スリットよりは面積は広いようです。日本の三大タイヤメーカーのいずれもがエコタイヤ系に省燃費とウェット性能向上の為にシリカを配合していますね。燃費性能は上がったものの、路面への放電には苦心しているのは疑いもない事実です。それを「タイヤメーカーの苦悩を解説します」と題して住友ゴムの特許文献を解説しました。

後に説明しますが、それでも十分な放電量は担保されていないのです。

横浜ゴムのホームページのスクリーンショットです。ダウン転がり抵抗の説明です。

何度も書いていますが、タイヤの転がり抵抗と燃費は反比例の関係にあります。

転がり抵抗とは、要はタイヤが回転の邪魔をする抵抗の事です。例えば、低い空気圧だとタイヤの接地面積が増えて抵抗が増すから、無駄な力が必要です。自転車の空気圧が低いと、余計に足に力を入れないといけませんね。

これに書いてあるように、転がり抵抗が増えるとエネルギーロスも多くなる、なので燃費は悪化します。それを改善出来ないかと配合しているのがシリカです。でもシリカを配合すると前述の通り、路面への放電量が減ってしまいます、つまり車体の帯電量は増える一方。

抵抗はそれだけではなく、静電気が帯電するとオイルやグリスの粘度が高く(固く)なる。これも当ブログ「トヨタのサスペンションの除電特許」で解説していますが、マジ軽ナットヘビーユーザーの方は、おそらく直感的に理解されたのでしょう。

ご自分の頭で考え、ブログでマジ軽ナットあり/なしでの検証を書いた方がいらっしゃいます。

カブ界のエンス―ジアストで、ちっさいカブで有名な プコちゃんのオーナーのトモさん、その人です。比較した後に「グリスが温まって緩んだのか?」と書いていますね。暖まった訳ではありませんが、緩んだのは除電の効果です。ダウン

フリースを脱ぐときに静電気が帯電すると、脱ぐのに余計に力がいる。動きが悪くなるのはフリースだけではなく、部品もそうですし、タイヤのゴムも分子レベルで動きが悪くなる。つまり、タイヤが潜在的に持っている能力を発揮出来ないのです。

除電をすることで、振動をより吸収してスッと走り出す、コーナリングも楽しめます。

ゴールデンウイークは各地で様々なイベントがあり渋滞も増えますので、乗り易さは

大きなメリットです。

スーパーカブやダックスの自動遠心クラッチは大きな変速ショックがありますが、それをかなり吸収して走っていて楽なので、カブのお客さんもたくさんいらっしゃいます。

このヘビーユーザーさんにもマジ軽ナットシリーズはたくさんお買い上げ頂いています。

アップこうなる理由は、帯電で動きが悪かったシフトドラムやミッションのギアがスムーズに動くようになるからです。

マジ軽ナット+チェンジペダルから繋がるミッションも除電するマジ軽ボルトもセットで販売しています。カブに限らず、小気味良いシフトチェンジになります。

「一度マジ軽ナットを付けてから外すと、今までこんな状態で走っていたのかと驚く」というようなインプレションはよく頂きます。

少し知識がある方ならお分かりの通り、物が動く際にはフリクションロスと言って、エネルギーロスが発生します。エネルギーロスが少ない方がスムーズに少ない力で動く、効率が良くなるのです。なので私がエンジンのオーバーホールをする際にはピストン周り、カム、バルブ、コンロッド等はWPC/MO2処理をします。

帯電で単にタイヤだけではなく、各部品もスムーズに動きづらくなるので、ハンドリングが悪くなったり、サスペンションもぎこちない動きになります。エネルギー保存の法則に則り、無駄にエネルギーを消費すると燃費や走りにも悪影響があります。

少し横道に逸れましたが、シリカの配合は”転がり抵抗が減って燃費は良くなるけれど、車体の帯電量が増えてしまう”という、正しくジレンマになっています。

写真はマジ軽ナットヘビーユーザーのTさんの協力を仰ぎ、ホンダN BANの新車のブリヂストン エコピアの写真を送って頂きました。

ゴムの配合が違うだけなので見えにくいですが、矢印の先端の部分だけ少し色が薄くなっています。これが導電スリットです。自動車だけではなく、一部のオートバイのタイヤにも採用されています。

ただ、どうでしょう。おそらくスリットの幅は広くても3~4㎜程でしょう。一本のタイヤの接地面はその幅✖長さは15㎝程、これで静電気は全て路面に流れるのでしょうかはてなマーク

NAPSの記事からです。

ご自分で調べてブログに書いている人もいましたので、ご紹介します。

答えはノーですビックリマーク一つの要因は静電気は常に発生しているという事。タイヤが路面に接地する・離れるだけでも静電気は発生しています(トヨタの特許文献より)。その他、ボディーと空気の摩擦、サスペンションの動き、エンジンの回転や圧縮・爆発、吸気と排気、補器類でも。

エンジンの除電効果については、サスペンションの除電特許の解説が終わったら書くつもりです。

このように、物が動けば静電気が発生してしまうので、導電スリットだけでは不十分なのです。タイヤメーカーはそれが分かっているので、他にもゴムだけで少しでも多く放電するように努力はしています。20年程前、タイヤを見て「何でこうしているのだろう」と思っていた理由が、やっと分かりました。

では、そんなに頑張って研究しているのに、なぜ路面への放電量が不足しているのか不思議ではありませんかはてなマーク「タイヤを除電する必要性」は理解しても、そこまで考える人は正直少ないのです。

その答えは、放電するには相手の素材も重要だからです。舗装に使われている材料を考えてみて下さい。一番下層は土や岩石、砂等の元々の地面です。その上にアスファルトと砂や砂利を混ぜて舗装している場合がほとんどですね。では、アスファルトは何から作られているか、という事です。

ご存じの通り、プラスチックやフリースもそうですが、アスファルトも導電率が低い石油由来の物質ですから、タイヤから舗装面に静電気を流したくても少ししか流れないのです。

導電スリットは一定の効果はあると思いますが放電量が足りていない、それをどうやって補うかはてなマークという話なのです。

放電量が足りていないと、常時発生し続ける静電気は車体に帯電したままになっていて、乾燥した時期に車のドアノブやボディーに触れると、パチッと放電するのは誰もが経験しているでしょう。これこそ、車体に帯電している証拠です。

ではそれをどう解決するかと言うと、現在の技術ではゴムだけでは解決出来ないので、他の方法で除電するしかありません。つまり、当てにならない路面以外へ放電する技術が必要なのです。

静電気を除電してタイヤの性能を向上させようと研究してトヨタ自動車が特許を申請したのが2017年4月。ホイールとタイヤに放電する金属プレートを貼ってそこから放電させる特許ダウンです。特許は取得していますが、知る限り市販はされていません。

マジ軽ナットはネジ・ボルトから放電させる特許に基づき作っていますが、この特許は2014年4月に特許申請をしています。つまり、トヨタに3年先立って申請いしてます。そればかりか、特許申請をする前から製造元がサスペンション用を福島県のトヨタディーラーに卸して販売されていました。

マジ軽ナットは電源不要で軽量、24時間放電しています。そして半永久的に使用可能。乾燥した時期に嫌だった「パチッ」と来なくなったという報告もたくさん届いています。当たり前ですね。

タイヤの潜在能力を引き出す、転がり抵抗が軽減すればタイヤの負荷が減るので、寿命も気にして下さい。エコモードからの走行で車の出足がいま一つ…という方も多いと思います。そのような場合でも転がり抵抗の軽減は大きなメリットです。

いかがでしたでしょうかはてなマーク多くのタイヤメーカーが少しでも多く静電気を放電させようと工夫しているのはお分かり頂けたでしょう。でも前述の通りアスファルト舗装だと効率の良い放電量は望めません。導電スリットのあるタイヤでも、マジ軽ナットを装着すると明らかに違います。放電量が不足している証です。

タイヤの写真を提供して下さったTさんからも良い結果の報告を頂いています。

ゴールデンウィークが近くなって来ました。渋滞時は走り出しの軽さがメインですが、高速道路を一定速度で走れる場合はマジ軽ナット あり/なしで燃費を測定してみてはいかがでしょうか。もちろん、坂道は省かないといけませんけれど。今ならごウィークに間に合います。

中東がキナ臭くなっています。当分、原油価格は上がりこそすれ、下がる事は無いでしょう。給料はそれ程上がらないのに、ただでさえこの4月から再エネ付加金の値上げ、子育て支援金も今後上がる一方。消費税は上げにくいからステルス増税が続いています。ガソリン価格はずっと高止まり、思った通り「トリガー条項」も”検討”という言葉だけで終わりました。

中東情勢の悪化、某国による海上行動も過激になっています。今まで通り海上を航行出来なければ、ガソリン価格ももっと高くなります。1リッター200円位になれば、車やオートバイのオーナーが「どうやったら転がり抵抗が減らせるかはてなマークを本気で考えるのではないでしょうか。

マジ軽ナットはそういった意味でも”転ばぬ先の杖”なのです。

自動車・オートバイから車いす用までラインナップしておりますので、ネットショップからどうぞ。

4月21日(日)午前5時より厚木市あゆみ橋で開催されるエクスチェンジマートに出店します。企業秘密以外はブログより突っ込んでご説明します。除電でエンジンの性能や燃費が良くなったグラフもお見せ出来ます。ブルーのバナーフラッグを目安にお越しください。

特注のマジ軽シリーズはご用意出来ておりますので、お声がけ下さい。

タイヤの撮影をして下さったTさんにこの場をお借りしまして、感謝申し上げます。

ありがとうございました。