「こどもの心を ゆたかに」
自分の気持ちに正直に。
気持ちを感じ、それを行動に起こせる子に、
育てる。
そのための教室です。
さて、先日、行った、トリッピーらしいお教室の一場面を、
こちらにお伝えしますね。
それは、
☆生徒が「先生」になって、得意なことをみんなに伝える!特別な日プログラム☆
トリッピー表現力教室では、
普段できないことを、体感する場所として、
いろんな実験的な施策を行っています。
この日は、
将来アートの先生になりたい!という夢を持つ5歳の子が、
トリッピーキッズ2名(6歳、4歳)に、
パソコンの作り方(段ボール工作)を、
レクチャーするというWSを開催しました。
事前に、先生役の子と、
作り方の手順と、必ず言わなくてはいけないセリフを、
決めておいて、
それに基づいて、60分のワークショップを行いました。
先生役の子は、他の子に対して、声が小さくなることがあるので、
・声を大きくする(生徒に理解してもらう為)
を目標設定し、
実際のWS中、声を大きく話そうと、
試みている様子が見られました。
伝えたい気持ちに、「立場」も加わると、
苦手なことにも、
挑戦できますね!
この子は、先生なので、生徒たちよりも、早く来て、準備を開始。
机の掃除からスタート。
「先生」役なので、先生(私)が通常行っていることを、
一緒に行いました。
まさか、こんな準備からやるとは思っていなかったと思いま
陰で何をやっているか?知ることも、学びです。
魔法のように、なんでも、道具が最初から揃っている訳で
大きなマットを敷いて、
生徒の皆が座りやすいように。
そんな気持ちで、いつも準備しているんだよ、と
この小さな先生にも、伝えました。
すると、すごく丁寧に、マットを敷いてくれました(涙)
ありがとう!
ようやく、折紙などの画材道具の準備にとりかかる!
全部、袋から取り出して、生徒の皆が使いやすいように。
これも、全部、先生役の子が、一人で準備しています。
私は、アドバイスをするだけで、手は、先生役の子が一人で動かしていきます!
私がやった方が早いけど、
基本的に、トリッピーでは、”使う人、行う人が、自分の意志で、行動する”ということにしているので、
全部、自分で行います。
事前の確認。
WSをやるにあたって、
単に、「楽しかったねー」で終わるのではなく、
「先生ができたね」と、決まりきったことをやるのではなく、
トリッピーは、表現すること、他者との関係を学ぶための、教育の場なので、
子ども個々の、課題に合わせて、
少しでも成長していけるよう、
・何のために行うのか
・何に気を付けるのか?
を、
子どもたちと、確認をします。
先生役の子が、生徒役の子に、
取ってあげたりしています。
緊張していましたが、徐々にほぐれてきました。
最後は、3人とも、
自分だけの、「コンピューター」ができた!
と、喜んでいました!!
満面の笑み!
先生役の子も、
すべてが滞りなく終わって、ホッと安堵の表情。
生徒役の子が「次は、私もやりたい!!」と挙手!
そんな積極的な姿も、とてもいいですね!
刺激を受けたようで、何よりです。
次回は、この子のために、1月か2月に開催します☆
私たちは、一般的なスクールよりも、
もっと、「個」に関わるスクールです。
一人一人のための時間、
一人一人が、どうしたら、より素敵に成長していくのか?
そんなことを、真摯に考えながら、
プログラムを作ったり、レッスンをしたりしています。
親御さんにも言われたり、言ったりしますが、
「普通のお教室さんやスクールよりも、もっと深いお付き合いですよ」
と。
だって、
子どもたちが、可愛いですし、大事なので、
凄く関わりたい気持ちになるんです。
私のこれまでの経験値や、勉強してきたことが、活かされるなら、
惜しみなく、
最大限与えたい、使って欲しい!と、心の底から望みます。
私たち、教育者は、
①きっかけを提供することと、
②少しだけ、勇気の後押しすること、
③なるべくなら、成功体験と感じて終わって欲しいので、成功になるような、布石を少ーしだけ、辿ってあげる。
これがあれば、
子どもたちの「やりたい」気持ちと、
素直な行為だけで、
何とか、
成功できる!!
普段できない体験を。
子どもが自然に学べる場所作りを。
トリッピーは、楽しいところです。