胃カメラを行う時、鎮静剤を使う時があります。
確かに、これを使えば、ゲーゲーやらずに
楽に検査を受けられる患者さんは、多いです。
でも、使用量が、中途半端だと脱抑制というものが、起こります。
中途半端に覚醒していて、そして理性のリミットが外れている事もあります。
そんな時が、厄介なのです。
患者さんは、ベラベラとおしゃべりを始めます。
そして、いつもは言わない秘めた思いや不満などを話し出します。
本当は、あんたみたいな若いヒトに検査してほしくない。部長先生が良かったのに!
こんな事を言われた事もありました。
また、家族への不満をダラダラ言い続ける事もありました。
検査が終わって、鎮静剤から覚めると
自分が話した内容を全く覚えていない事が
ほとんどです。
もし、鎮静剤を使用し、その後
目が覚めた後に、看護師さんの様子が、何か
変だなと思ったら、もしかしたらベラベラ何か話していたのかもしれません。
