アプローチを変えろ! | Drあおあか 医療現場のはじっこから

Drあおあか 医療現場のはじっこから

医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

ERCPという消化器内科で行う手技があります。

内視鏡を十二指腸までいれて、十二指腸乳頭から胆管や膵管にチューブを挿入し、さらにガイドワイヤーというもの

をいれて、石をとったり、狭くなっている場所があれば、ステントという管を留置したり

するものです。

私は、若い時、これのスペシャリストとして

有名な先生のところへ修行に行っていました。


ERCPで一番重要な事は、まず、胆管などに

キチンとチューブを挿入できる事です。

胆管などの角度や、十二指腸乳頭の形が

各個人で、かなり違い、難しいのです。

また、もう一つ厄介なのが、何回も

挿入にトライしていると十二指腸乳頭が

腫れてきて、急性膵炎になってしまう事あります。これは、重症化すれば死に至るコワイものです。


私は、師匠の先生から、こう教えられました。

やってみてうまくいかないなら、やり方の

アプローチを、どんどん変えていきな。


これで、確かに、うまくなったと思います。


でも、これ人生のいろんな場面でも当てはまるような気がします。


ある問題が、起きます。

それに対応しました。でも、うまくいかない。

でも、もう一度同じ事してみよう。今度こそうまくいくかも。

また、ダメだった。多分、もう一回やったら

うまくいくかも。やっぱりダメ。


こんな感じの事やりがちです。

特に、子育てで。


ERCPのように、うまくいかないなら

アプローチ方法を変えて、フィットするものを

どんどん探す。


個人や、個々の問題は、それにドンピシャの

対処方法が、あります。でも、同じ方法が、

他のヒトや問題に適応しフィットするかは

わかりません。


まして、世間で勧められている方法を

自分の子供などに強引に当てはめようとしたら、「急性膵炎」のような事になるかもしれません。


これは、自分に言い聞かせている事です。



【らでぃっしゅぼーや】有機野菜・無添加食品の宅配ネットスーパー

 



 

 



 

 



Oisix(オイシックス)食材宅配おためしセット