アルコール飲むなら、年一回はエコー | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

肝臓病自体は、相当患者さんの数が減りました。

昔は、消化器内科の病棟の約半数が

肝臓病でした。


C型肝炎に特効薬ができた事もあり、

肝臓病患者さんが、今はかなり少なくなり喜ばしい事です。


でも、完全には、無くなりません。

B型肝炎の方が、まだいるのもそうですが、

何と言ってもアルコール性肝障害の方が、減りません。


このアルコール性肝障害がある方は、いきなり肝臓ガンができる事あります。これが、なかなか厄介です。


肝硬変になっているような患者さんは、当然医師の方も、相当に用心します。検査もそれなりの間隔でいれ対応します。


一方で、そこまでひどくない方は、かなり数がいます。このような方で、いきなり肝臓がんが

できてしまう事が、チョクチョクあるのです。

医師もそこまで用心していないケースも多いから、危険なのです。


アルコール日常的に飲んでいる方で、肝硬変にまではいっていない患者さんは、できれば

半年に一回エコーなどで肝臓をチェックしたほうがいいですね。

ただ、現実的に、それは、無理という事も

あるでしょう。それなら、何とか年一回は

エコーなどはやっておいたほうが安全です。


医師もどこか油断がある分野のような気がします。