肝臓病自体は、相当患者さんの数が減りました。
昔は、消化器内科の病棟の約半数が
肝臓病でした。
C型肝炎に特効薬ができた事もあり、
肝臓病患者さんが、今はかなり少なくなり喜ばしい事です。
でも、完全には、無くなりません。
B型肝炎の方が、まだいるのもそうですが、
何と言ってもアルコール性肝障害の方が、減りません。
このアルコール性肝障害がある方は、いきなり肝臓ガンができる事あります。これが、なかなか厄介です。
肝硬変になっているような患者さんは、当然医師の方も、相当に用心します。検査もそれなりの間隔でいれ対応します。
一方で、そこまでひどくない方は、かなり数がいます。このような方で、いきなり肝臓がんが
できてしまう事が、チョクチョクあるのです。
医師もそこまで用心していないケースも多いから、危険なのです。
アルコール日常的に飲んでいる方で、肝硬変にまではいっていない患者さんは、できれば
半年に一回エコーなどで肝臓をチェックしたほうがいいですね。
ただ、現実的に、それは、無理という事も
あるでしょう。それなら、何とか年一回は
エコーなどはやっておいたほうが安全です。
医師もどこか油断がある分野のような気がします。