内視鏡挿入時 大きな クシャミ 危うく大惨事 | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

先日、本当に肝を冷やした事が起こりました。


高齢女性が胃カメラをする事になりました。

鎮静を希望したので、クスリを入れて

眠くなった状態を確認してから、挿入していきました。

食道へ、さあ入れようとした瞬間に

患者さんが、とんでもなく大きな、首を前に曲げるくらいのクシャミをしたのです。


すぐに、内視鏡を抜き、再度入れて見てみると

咽頭に軽度のすり傷ができているだけでした。


もうあと少し奥に入れた状態でクシャミが

生じたら、カウンターパンチのように

圧が加わり、多分、梨状窩という喉の弱い部分に穴が開いて、大変な事になっていたと思います。


医療行為というのは、やはりコワイものです。


運に左右される要素があるので

私は、神社へのお参りは欠かせません。


ちなみに、患者さんにお話を伺うと

その方も、毎日神社でお参りしているそうです。


今回、守って頂いたのかもしれませんね。



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