健診を受けて頂いて良かったと思った例 | Drあおあか 医療現場のはじっこから

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医療現場での常識や患者さんが知っておいた方がいい情報を届けます。医療機関は、皆さん全員は利用することと思います。私のブログから情報を得て、上手な医療機関の利用をしていただくことを願っています。

健診を受ける意味があるのかな?

こんな感じに思っている方、多いのではないでしょうか。


そこで、私が、経験したこれは、健診やって良かった!と思えた例をいくつかあげます。


1 胃カメラで鳥肌状胃炎があった20歳代の女性

ピロリ菌感染があり、鳥肌状胃炎があると

発ガンリスクが高いです。私が今まで経験した

若年発症の胃がんの方の多くが鳥肌状胃炎がありました。早期発見でき、ピロリ菌除菌できれば、リスクを抑えられます。


2 腎機能低下から尿管ガンが発見

血液検査で腎機能悪化が、例年より悪化した方が内科受診して色々調べてみたら尿管ガンでした。症状なく、健診からでないと

発見できなかったと思います。


3 便潜血反応陽性から直腸がん

最近の症例です。

毎年 便潜血反応を健診で受けていた

中年男性。今年だけ便潜血反応陽性のため

大腸内視鏡やったら直腸がんです。症状なしです。


このような症例もあるので

いろんな意見はあるでしょうが、年1回程度は

健診受けた方がいいように感じます。