中規模から小規模の病院で、時々遭遇する事書きます。
総合内科の外来の担当医師 なぜか外科医が
多いのです。
これには要因があります。
一つは、病院が内科医自体をあまり雇わず
外科医を多くしているからです。
保険診療の点数は、圧倒的に外科手術が内科の診療より高く、外科医に手術してもらったほうが病院が儲かります。
2つ目は、病院側が、内科診療の質なんて
どうでもいいと思っていて、どんな診療やっているかの検証をほとんどしないことです。
何しろ手術につながらない内科は、とりあえず数こなしてまわせばいいと思っているところが、本当に多いのです。
病院として、受診した患者さんの問題を全て
きちんと対応しようという気概のあるところ
本当に少ないです。
まーここの病院で、できる範囲で内科やって
その中から手術にまわる症例確保できればいいんじゃね? そんな感じです。
もう一つが、外科医が何でか 自分は内科の診療ができるという思い込みがあることです。
私の勤務している病院では、内科医はいますが
その先生は、専門外を診たくないため総合内科の外来に出たがりません。多分怖さもわかっているからだと思います。
外科医は、内科の奥深さ、怖さ わからないからか 内科なんて風邪ばっかりでしょとでも思っているのか総合内科外来に快く出ます。
なんかいろんな意味で 矛盾や理不尽ありますね。
これだから 内科患者さんの難民化が起こるのでしょうね。