斎藤チヤ子 仁徳陵電飾化 | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
HP https://www.music-scene.jp/triflingbeetle/

 

 

斎藤チヤ子

 

怪奇大作戦の中の、今も語り継がれる名エピソード第25話「京都買います」。

須藤美也子を演じた斎藤チヤ子さん。

元歌手である。

仏像をカドニウム光線で瞬間移動させる。

カドミウムではなく、カドニウム。

 

1969年3月2日に放送されたこの作品は、脚本は佐々木守氏、監督は実相寺昭雄氏。

東福寺の長い廊下でのシーンとかが印象深い。

でも極めつけはラストシーン。

これは祇王寺だ。

仏像が好きすぎて仏像と化した美也子と牧との再会。

 

 

「許してください。あたしは仏像を愛した女なんです。」

ディスコでもクラブでもなく「ゴーゴークラブ」が出てくる(笑)。

 

 

「殺人回路」というエピソードも秀逸で、これはプログラムされたコンピュータが人を殺すという話。

毎回弓矢を持って幽霊のごとく現れるダイアナの笑顔が恐ろしく不気味。

 

今はAIが歌を歌うし絵も描く。

それは普通になりつつあるが、この頃すでに、コンピュータがそういうことをするんでしょ、みたいなことを出演者が話している場面があったりして、なんかドキリとする。

そう、約50年後、実現していますよ。

ロケ先の金戒光明寺(黒谷)、三面大黒天、萬福寺、東福寺、平等院が懐かしい。

あと、フェルナンド・ソルのギター協奏曲モーツアルトの魔笛の主題による変奏曲

も絶妙。これはエヴァの「破」内でゲンドウとレイの会食シーンでも使われていた。

庵野さん、さすが特撮マニアだな。

 

 

 

仁徳陵電飾化

 

仁徳天皇陵に電飾して世界遺産に!

当時の大阪市長松井一郎の仰天発言。

てか、ええんちゃうか。

いっぺんやってみたらどや(笑)。