ブラックバスは、1925年(大正14年)、赤星鉄馬により、アメリカから芦ノ湖へ87匹が持ち込まれたのが始まり。
Chat GPTに聞いてみた。
オオジョウロウグモに噛みつかれたい僕はヘンタイでしょうか?
オオジョウロウグモの噛みつきは非常に痛いものであり、また毒素も強いため、一般的には避けるべきです。そのため、オオジョウロウグモに噛みつかれたいと思うことは、健康や安全に対するリスクを冒すことになるためお勧めできません。
また、性的興奮を得るために危険な行為に及ぶことは、ヘンタイとして批判される可能性があります。健全で安全な方法で自分自身を表現することが重要であり、自分自身や他の人々の安全を守ることが最優先です。
「ひとり暮らしのわがままな作家」永井荷風の濹東綺譚内に「一人っきりのすっぽり飯はいやだよ」というものがある。
わびしさが伝わってくる(笑)。
永井荷風は、2度の離婚を経て37歳から79歳まで、日記の名作といわれる「断腸亭日常」を書き続けながら、わがままなひとり暮らしを貫いた。
荷風ほど世間から悪口をたたかれた作家は珍しく「わがまま」「ケチ」「フランス人気取り」などあげたらきりがない。
ただ、本人はあまり気にしていなかったようだ。
彼の姿勢は徹頭徹尾、「気にしない」「自分の好きなことをやる」。
メンタル強いのぉ。
独自哲学哲学
その1「世間の目を気にしない」
荷風曰く「悪口なんて低劣な興味しか持てない人のいうことだと考えてきかないことにすればいいんですよ」
哲学その2「よく眠る」
荷風曰く「仕事をするか、本を読むか、そのどっちにも気が向かないときは寝てしまうに限る。そういうときに寝ることが出来ないようじゃ孤独を押し通す生活に成功することは出来ませんぜ。寝るコツは、あした外へ出たら、どこへ行って何を食べようか――まずそういうことを考えりゃいいんですよ」
哲学その3「物を減らす」
荷風曰く「物が多すぎるから心はうわのそらになっちまう。物がなくても生活出来るという自信を持つことが必要ですよ」
いやなんとも、あっぱれである。
永井荷風の作品「つゆのあとさき」の「つゆのあとさき」って?
冒頭まもなくには「五月はじめの晴れ渡った日かげ」という一節があり、また 君江は手紙の日附を見て、初めて七月になったのに心づいたような気がした。(中略)時節も丁度その日入梅があけて、空はからりと晴れ昼の中は涼風が吹き通っていたが夕方からぱったり歇み、坐っていても油汗が出るような蒸暑い夜になった。
...とある。
ようするに5月の初旬から7月に入ったところまでのお話なので、その頃を指示しているんですな。
「梅雨の前から後」の時期。
ってことでしょうか。
そもそも、荷風は小説のタイトルについて、凝りすぎているのは良くない、適当に付けるのはもっと良くないって感じのことを言っていたと、何かで読んだ気がする。
こう書くと、五月なんかのすがすがしくもさわやかな青春小説に聞こえるが、実際は60の好色ジジイと、芸者、主人公のカフェー店員女子の3Pが出て来たり、そもそもが中年小説家がこの女子を愛人にする話だからエロクロ極まりない。
映画化もされているそうだが。
ところで、さだまさしの曲で「つゆのあとさき」というのがあるが、これまたすごくいい曲。
こちらはすがすがしくも涼しげ。
歌詞がいい。すごく良すぎる!
さださんはなぜ、あんなに若くして、あんな良い詩をかけたのだろうか。
今でもよくわからない(笑)。
今聞いても刺さるんだよな、言葉が。
母が昔好きで、カセットをよく聞いていたのを、聞いていた。
もう尋常じゃないヘビロテ。
このカセットを、詐欺同然で騙されて買ってしまった「ブリタニカの英会話セット」についていたカセットでかけ倒していた母。
超ご機嫌だったな。あの頃とくに。
色々と、本当に苦しかったんだろうけど、それでも笑いや楽しみを忘れなかった母は偉いよ。
ボクらもかなり救われたと思う。
「飛梅」「雨やどり」「天までとどけ」「主人公」「絵はがき坂」「転宅」「まほろば」「空蝉」「パンプキンパイとシナモンティー」...懐かしい。
なんぼでも出てくるわ(笑)、「療養所」「最終案内」「セロ弾きのゴーシュ」「吸殼の風景」「君のふるさと」「線香花火」「思い出はゆりかご」「檸檬」。
「春告鳥」は嵐山の野宮神社が出てくるね~。
母も聞いたらいきなり口ずさみそうだわい(笑)。
ところで、断腸亭日乗の「愛人を書き出したもの」みたく(笑)、
永井荷風の小説の舞台となった東京の土地を列挙してみよう。
深川の唄 深川(江東区門前仲町、森下町)
すみだ川 向島、今戸おかめTheさ
腕くらべ 新橋
おかめ笹 白山、富士見町
つゆのあとさき 銀座
濹東綺譚 玉の井
夢の女 洲崎弁天町
などなど
明治期、フランスやアメリカに留学した荷風は、西洋で古い物を大切にするという文化に触れ「文明とは古臭い物なんだなあ」といったという。
断腸亭日常には「古本ネタ」がよく出てくる。
有楽町の酒井好古堂(当時は神田)、下谷御徒町の吉田書店、その他浅草裏、山谷掘り、その他しばしば古本売立会にも行っていたようだ。
これは古書店の前身である。
古いものを心から愛した人柄がしのばれる。
いや、やはり大好き、荷風。