宅録ミュージシャン雑記  11月某日  | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
HP https://www.music-scene.jp/triflingbeetle/

燃えつきるまで」 唯川恵 はとても恐ろしい本だ。


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あらすじを大まかに。



ハウジングメーカーでチーフを務める三十一歳の怜子は、五年間付き合い、結婚も考えていた耕一郎に突然別れを告げられてしまう。

理由がわからず、どうしても別れを受け入れられない怜子は苦しみ、彼の新しい恋人の存在に絶望し、そして





失恋という体験は、時に気分や精神状態を烈しく混乱させるものだ。

あの喪失感、そして絶望感。

とても恐ろしい感情だ。

あの感情に襲われたときの「怖さ」は喩えようがない。

読んでいて具合が悪くなった。



平気な人もいることだろう。

自分は、ダメだ(笑)。

もう二度と、あの人が側にいてくれないという、あの感覚に対しての耐性は、自分にはまるっきりないからだ。

いつそうなるのかわからないというのも本当に恐ろしいことだ。



明日のことはわからないから楽しいと思うこともあるが、こと失恋についてはそんな風に前向きには考えられない。

だからついつい守りに入ってしまうのだろうか。

それは得てして逆効果となることが多い。

まさしく悪循環である。



誰しもそうやって生きているのかもしれないなと慰めてもみるが、イヤイヤ、恐ろしい。





ただ、何事にも永遠はないのである。

突き詰めたらそうなのだ。

だから決して永遠を求めないように、ごく軽く生きて、めっちゃ軽く恋愛する自分に徹してやろうと思う。



どうしようもない怖い本だったがとりあえず読破。

ラストに救われるものがあったことがその要因だと思う。



つまりあまりの恐ろしい展開に耐え切れなくなり、話の途中でワープして結末を読んでしまった..ということなのだ(笑)。



「結論は出ているのだけれど、どうやってそこに辿り着けばいいのかわからないだけ」



恐ろしい一文だこと。




ところで、指を突き指することはあるが、腕を突き腕することもあるようだ。

どうも左腕の肘先に違和感が。

もう、あちこちに不具合が出てきて困る!!



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