宅録ミュージシャン雑記  11月某日  | 脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

脱腸亭日常 ~MY TESTAMENT of trifling beetle~

名誉も金も、素晴らしい音楽を作り人々を感動させようという気持ちもない、極めて不心得なアマチュアミュージシャンであり、アマチュアアーチストtrifling beetleの遺書。
HP https://www.music-scene.jp/triflingbeetle/

「疏水公園」は正確には「山科疏水公園散策道」である。

サイクリングロード兼ジョギング用の歩道だ。



当然原付バイクなどは入れない。

しかし、何故か往来はある。

違反車達だ(笑)。

山科駅から四宮小金塚や藤尾、もしくは西大津バイパス(160号線)へと抜けるのに最適だからである。

自分もこの違反車の一部だったことを、今更隠しても仕方がないよな(笑)。



ここは高台にあり、ここから見る牛尾山、山科市街地などのロケーションは最高だ。

散策道と並行して、真横を琵琶湖疏水が流れている。

ちなみに疏水は、うちの祖母の遺言で、ほんの一部だが散骨をしたことがある。

この公園の桜がとても綺麗で、祖母はそれをこよなく愛していたのだろう。

毎年は行けないが、それでも2年に一度程度、祖母の命日にここを訪れ、線香をあげることは、自分なりの恒例行事である。

八月の終わりに、疏水の濃い緑の水面を見つめていると、在り来りだが心を洗濯しているようになれる。



この疏水、ここは知る人ぞ知る、ブラックバスの名ポイントだ。

琵琶湖から流入してきた外来魚が、絶妙な環境を獲得し、超繁殖しているのだ。

アユやモロコなんかもいたそうだが、今はもう見る影もないのだろう。

ほぼブルーギルとブラックバス。

たまに捨てられた観賞魚(笑)。

このアロワナとかの観賞魚がやたらいるのだ。


さて、疏水の真横がもう山の斜面になっていて、ここから猪なんかが散策道によく降りてくる。

花見やバーベキュー客の残渣を漁るためだ。

親の後ろを歩くウリ坊の行列なんかもまた、見ていて和むものだ。


この山は、いわゆる不良たちが隠れタバコをしていた折に山火事を起こしてしまったという爪痕が多々ある。

これがまた素晴らしくシュールな景色なのだ。

それを次から次に彼女の手を引いて見に行ったこともあった。

その人もまた相当な偏屈もんだったから、そういう点景を一緒に撮影したりして、もう笑い転げていたことがあった。

そうそう、爪痕以上に、辺り一面におびただしい数の使用済み避妊具とエロ本が落ちていたことも、当時の爆笑ネタの一つだった。


わざわざあんなじめじめとした気持ち悪いところで読まなくてもいいし、ヤラなくてもいいのにね、と(笑)。


いやいや、じめじめしているからこそ、だったのかもしれない。



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