こんにちは、トライズポイントオートワークスです。
いつも私のブログをご覧いただきましてありがとうございます
今日は、コールマンのポケットストーブ モデル530のお話です。
コールマンは様々なストーブ(シングルバーナー)を販売してきましたが、中でもミリタリーバーナーシリーズは変わらぬ人気があります。
今回ご紹介する530ストーブは、第二次世界大戦後に販売されたものですので、実際に当時の戦地へ向かう兵士たちが使っていたモデルではありませんが、そのコンパクトなサイズや構造には素晴らしいものがあります。
また、530ストーブにはアメリカ製とカナダ製が存在しています。
写真の530は、アメリカ製で47Aの刻印がありますので1947年前期の製造です。
A47の刻印があります。
こちらは、蓋と底も鍋としても使えるキャリングケースです。
Coleman USAの刻印が見えます。
このフォークのようなものは、鍋のハンドルとレンチ(工具)としても使うことが出来ます。
丸い鉄板は、パンケーキを焼くための物であるといわれています。
その他、燃料であるホワイトガソリンを入れる際に使用する漏斗(フューエルファネル)も付属しています。
全ての分解が終わりました。
まずはタンクの内部から洗浄を開始します。
写真は、以前お客様からご依頼頂いた修理の際、説明用に撮影したものですが、同様に作業します。
コップに入っているのは、洗浄の際に排出した洗浄液です。
1回目
2回目
3回目
洗浄後は、専用のサビ取り剤で処理します。
サビ取り後には、内部を中和しないと、サビ取り剤の酸の影響ですぐに再びサビが発生してしまいます。
ジェネレータ―/バルブボディ/フューエルチューブ/バーナー/チェックバルブなどのパーツは、カーボンを落とした後にしっかり洗浄します。
各部を点検し、消耗している部品は交換して組み立てます。
以下の写真2枚で洗浄前後の違いをご覧ください。
洗浄前
洗浄後
すべての整備が終了したら、燃焼試験を行います。
点火方法の詳細は、以前記事にいたしましたので以下を参照ください。
下の写真のように、赤い炎が上がるときは、更に整備が必要です。
修理がうまくいくと、青い炎が轟音とともに上がります。
当店では、ランタンとストーブの販売や点検修理も承っております。お気軽にご相談ください。
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