こんにちは、トライズポイントオートワークス
です。
今日は、お客様からご依頼頂いた、ピアジオ Vespa 50s の全塗装作業 第四弾です。
作業開始前の状態はこちらです。↓
第一弾の作業内容は、https://ameblo.jp/trides-point-autoworks/entry-12592881190.html
をご参照ください。
第二弾は、こちらhttps://ameblo.jp/trides-point-autoworks/entry-12594160664.html
第三弾は、こちらhttps://ameblo.jp/trides-point-autoworks/entry-12594686554.html
ボディーの塗装が終わったので、部品類を塗装していきます。
ホイールは、お客様と相談してハブ面をブラウンに、リムをシルバーに塗装します。
今回はお客様が協力してくださり、ホイールやリム等パーツのさび落としや磨きを協力していただきました。お客様に感謝です。
KT様ありがとうございました~
サビ取り後には防錆処理や下地を整え塗装いたします。
前後タイヤとスペアタイヤ用の計3本を塗装します。
ボディーの色とホイールの色合いがとてもいい感じです
お客様のセンスの良さが際立ちます。
ガソリンタンクも塗装が剥がれていましたので、塗装いたします。
塗装を剥がし下処理を行い、下地を整えた後に黒で塗装です。
今回は、艶を出して塗装いたしました。(純正は艶消し塗装です)
タンクをボディーにのせてみました、完成のイメージができますね
お客様から、「サイドスタンドを追加で付けたい」、とのご希望でサイドスタンドをお持ちいただきました。
早速、ボディーに取り付けてみました。
ところがこのスタンド、写真のように手で保持してないと、スプリングの力で走行時の状態に跳ね上がってしまいます
。(ん?オートリターン?オートリリース?)
サイドスタンドの戻し忘れ防止の為にはとても良い(最悪転倒します)構造ですが、車重が軽いベスパには向いていないと私は考えています。
サイドスタンドを使用して駐車した際に、不意に後ろから「ちょん!」と少し押されただけでスタンドが自動で跳ね上がり「バタン!」と車体が倒れてしまいそうです。
さらに、このスタンドは、センタースタンドに干渉してしまい、センタースタンドを使った後にスタンドが完全に戻らなくなってしまいます。
サイドスタンドを付けたらセンタースタンドは外せば良いんでしょうけれど、様々な駐車場所の状況でサイドスタンドが使えない場合、センタースタンド無しでは不便です。
お客様と相談して、サイドスタンドを改造することにしました。
まずは、サイドスタンドのリターンスプリングを取り外します。
スプリングは、上下のピンによって丁度良いテンションになるように取り付けられていますが、問題は下側のピンです。
(このピンがセンタースタンドに干渉していますし、スタンドアームと並行に取り付けてあるためスタンドが戻りやすいことになります、戻りやすくするためにここに付けてあるんですけどね)
文字が印刷してある裏側に溶接されていたピンを取り外し、スタンドアームの進行方向前側に移動してやります。
重ねて、スタンドを下げた時のストッパーも加工してスタンドアームが止まる位置も前側になる様加工します。
いかがでしょう?加工前と加工後でスタンドアームの角度が違うのがお分かりいただけますでしょうか?
これで勝手にスタンドが戻らなくなり安心してサイドスタンドが使用できます。
但し、どんなバイクでも同じことが言えますが傾斜地等では注意が必要です。
徐々に組みあがってきて、同時進行ですべてのワイヤーのアウターチューブ、インナーワイヤーともに交換したり、配線を引き直したり、スイッチ類を修理や交換したり・・・等、完成が近づくにつれ作業も楽しさが増してきました。
Vespa ベスパ 50S 全塗装 その⑤をお楽しみに!
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