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ソフトバンクを一代で育て上げた男の"核"となる時期を描いた半生期

ミツゴ評価 ☆☆☆☆

http://www.bk1.jp/product/3365110

<書評>或ル博徒ノ半生

うん 面白い

まるで城山三郎の小説みたいな人生である、この人
孫正義が経営世界のスターダムに昇れた最大の理由の1つに「人に恵まれた」という事がある、と思う
例えば孫が会社を興した時の恩人である、上新電機社長 浄弘博光氏や製品を降ろしてくれたハドソンの工藤裕司会長等がそう
本来 会社を興したばかりの資産も実績もない24かそこらの男が業界のガリバーと付き合えるハズがない No.1と連携する事の重要さは誰もが知っているが、はっきりいえば「バカ」と言われても仕方のない話である
また 資本金1000万、すでに800万使った会社が大きくなれば当然 種銭が必要になるんで銀行に借り入れを頼む
「1億円、担保ナシ、保証人ナシ、プライムレートで」
君はバカか?と私なら言うね
なんでプライムレート?だって返済が楽なほうがいいから・・・・

いや そうだよ、そうだけどさ

まぁこの孫、所謂「人たらし」で銀行支店長さんが貸しちゃうんだけどね

孫正義 やはり博打打ち、だとおもった

資本金1000万円で会社興してまずしたのが、コンピュータ系のイベントのブースに出展
当然会社が出来たばかりで見せる製品がない、なのに800万円かけて 1番いい場所を確保

どうしたか?有力なサプライヤーに電話かけて「タダで使いませんか」と声をかけた ワケ
ソフトバンクは当初ソフトの販売業なんでサプライヤーとのコネクションは重要になる


まぁ本全体はバランスがよくまとまってはいる
が、正直 孫最大のバクチ ボーダフォン買収が欲しかった(元が99年出版だから仕方ない)

あと 財務諸表なんかからのアプローチが欲しかった、だから☆1つマイナス
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ミツゴ評価 ☆☆☆☆

<書評>操天スデニ死ス好夫マサニ勃タントス(女の貞操が無くなった今こそ好きモノの男は勃ちあがるべきだ)

知る人ぞ知るかわかずお、である

蜀国商事の玄徳がキャバクラ「中原」のNo.1「天下」を魏国商事の曹操と奪い合う、という横山光輝三国志のパロディである

・桃艶の誓い(キャバクラに大勢で押しかけ、楽しく飲んで「仲良しさ」を演出)
・万顧の礼(要するにネチネチ通い詰める)
・天下三分の計(好みのキャバ嬢を引き付ける為仲間に他の女をあてがう)

まぁ他にもちらほら

あぁ下品 でも面白い でも下品

赤兎馬とかいてフェラーリと呼ぶ

あと個人的には、短いけど逸れ雲は好き
なんか 癒されるというか好感が持てる

ただし この本 正直元ネタがわからないと辛い部分はある

いや最後の丸尾末広とかならわかるけどね
ちなみに ちびまる子ちゃんの 花輪くんは花輪和一(刑務所の内の作者) 丸尾くんは丸尾末広(少女椿の作者)がモデル

東京グランニョル!!
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通貨とは国際政治そのものだ。ポンドからドルへの基軸通貨交代劇、ニクソンショック、ユーロ誕生、中国台頭と人民元、ドルの近未来まで、国家と通貨が織り成す壮大なドラマを描く。文庫化に際し最新情勢を加筆。

ミツゴ評価 ☆☆☆☆☆

http://www.bk1.jp/product/03272597

<書評>通貨とは国家の総合力、つまり国力ナリ

なにコレ 面白い
この本は通貨の過去(ブレストンウッズ体制、ニクソンショック) 現在(人民元やユーロ)から未来(ドルは将来に渡り基軸通貨足るか?)を書いたモノである
うん 面白い
様々なテーマを6章+補論でかいてあり 一度には書けないのでコメ欄に書いてみる

少し頭を使う本かも知れないが面白い、経済系の人ながらちゃんと政治や外交の話もある

うん面白い
将国のアルタイルについての1考察

大秦(チリニ)について
何故 ワン老師はアルギュロスに住んでいるのだろうか
1つシナリオを立ててみた

8年前に大秦は極東の小国を滅ぼし 平和と繁栄を手にするようになった
周辺の強敵は全て滅ぼし、廻りは友好国や属国 敵対勢力も大秦の覇権を揺るがすには至っていない
当然 軍備も削減され、ソレが減税や産業の発展という形で 多くの国民に平和の配当をもたらした

成る程 素晴らしい事だ と皇帝は思う
だが 平和と繁栄が素晴らしい からこそ何があっても守りたいと思うし、大秦が裕福であればあるほど その富を狙う勢力が現れるだろう
仮に周囲いなくとも 敵は大陸を越えて攻めてくるかもしれない、かつて西の果てよりポイニキアが攻めてきたように
今日のアメリカの様に繁栄を守るため軍備を整えるべきか? バカな! 大秦は平和の配当によって栄えている ソレを「可能性」だけで否定すれば 民衆も有力者も黙ってはいまい
とにかく、情報が欲しい と皇帝は思う、和戦 あるいは外交交渉においても情報がなければ話にならない

この時代 インターネットもマスメディアもない以上 情報のチャンネルは限られており 「商人」が非常に大きい

幸い 大秦はその豊かさと物産により ルメリアナから多くの商人を引き付けている

が その商人はアルギュロスの3大商人の息がかかっている、事実上3大商人に西方の情報を独占されているようなモノだ
そこで 皇帝は考える
自分達も 商人という形で 人を送りルメリアナの情報を収得したらどうか、と
なるべくなら 有能かつ忠誠心が高い人間が望ましい、下手に国内の有力者から人材を募れば権力抗争の具になりかねない
だが 冷静に考えれば 有能で忠誠心に溢れる人間等滅多にいない いたとしても既に何等かの役職を持っている

そうだ ワン・イーシンがいるじゃないか、元々 親衛隊、つまり皇帝直属の軍の「将軍」でもある(現実の古代、中世でも親衛隊とは警備隊である以上に王や皇帝が自由に使える軍、でもある)
足の負傷で退役してたから、栄転 という意味でもちょうどいい、と

まぁ つまり 経済活動を通してルメリアナの情報活動ってワケ

皇帝の奢侈品の買入が仕事なのに 何故か武器商人と付き合いのあるワン老師
妄想は続く

「そういえば、ワンさん聞きましたか?」
バフラームという、アルギュロスの武器商人が ふと切り出してきた
この男 なかなか有能で誠実な商人だから こうして商談の後 茶飲み話をしている
「最近、バルトラインが武器を大量購入している、って我々武器商人の間で話題なんスよ、戦争なんて嫌っスね」

ワシは言った
「武器商人なら大儲けのチャンスじゃないかね?ソレにただの武力の誇示かもしれんし」

「いやぁ、武器売りたくても最近はなかなか央海で船が捕まらなくて、商品運べなくて困っているんですよ、サロスじゃ小麦も品薄で生活苦しいから、カカァに尻叩かれまくりですよ」
「はぁ、なかなか大変ですのぉ~」

適当に相槌を打ちながらワン老師は戦場で培った知性を働かせた
(船と小麦が足りないという事は、かなりの大規模・長期戦にそなえて帝国軍が買い溜めしている事か。なら本格的な渡海遠征を計画しているハズ、相手は帝国勢力と海を挟んだ、ソレなりの国。ヴェネティックかポイニキア、おそらく軍港割譲問題で揉めているポイニキアか?)

そう考えながらワン老師は 誰もいない部屋で書類をしたためた
「コレを、頼む」
ワン老師は、男に手紙を渡した
普段は ワン老師が購入したルメリアナの奢侈品を皇帝に届ける政商(御用商人)なのだが、ソレ故に大秦の朝廷内部に入れる男でもある
「御意」
男はそう言うと 汗血馬に跨がり千里の道を駆け出した

まぁ ネタです
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前文かくのもめんどくさい

ミツゴ評価 ☆☆
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書評/くたばれ小泉!な内容
最初 様々な人々から見た景気論、ぐらいで買った
内容は「ケインズ偉い、古典派くたばれ、ついでに小泉くたばれ」な内容、古典派&小泉 はケインズの説明の為の噛ませ犬
いわく、景気回復には需要を拡大させ 雇用を拡大させるべきなのに 小泉のアホは「ムダの削減」=需要減少 させよった みたいな内容
だがよぅ 小泉政権前半期の不況は ITバブル崩壊 911テロ イラク戦争と小泉1人を責められる内容でもないと思うよ
あと 不良債権処理批判
別に竹中が不良債権こさえた訳でないし 銀行の貸出量がBIS規制等で縛りがある以上 不良債権処理を手を抜けば 「他の誰か」が借りられなくなるんだよ
所謂 貸し渋り貸し剥がし

まぁ ケインズの解説書やね

この人がケインズに噛み付いたんは 公債の中立性による公共事業の乗数効果の否定
ぶっちゃけ 公共事業と失業手当の違いは給料袋か 手当かの違いだと
しかし 公共事業の優位性を指摘すれば、公共事業への従事者は求職活動をしないが、失業手当受給者はする
結果として 労働マーケットの需給バランスは労働者優位と働き、賃下げ→デフレ圧力緩和に役立つという事

まぁ 古典派から見れば、不況で売上が減るのに 人件費が下がらないんで かえって企業収益の圧迫と雇用減を招く と言う考えでもある

あとは 減価償却(固定資本減耗)やデフレによる実質金利の問題 貨幣愛なら投資のリスクプレミアムへの見解も書いて欲しい

何故 人は貨幣を愛するのか?
月並みだが「お金は裏切らない」からである 株も土地も債券も暴落するときは容赦なく暴落する
そちらへどうしてもお金を動かしたいなら、暴落のリスクを下げるか リスク承知で投資させるリターン(リスクプレミアム)を用意するしかない

その辺も触れて欲しい

正直いって あまり(知的に)興奮する文章ではない と思った

だから私は 一緒に買った「将国のアルタイル」を読むのでR レレデリク様に足蹴にされたいのでR