将国のアルタイルについての1考察
大秦(チリニ)について
何故 ワン老師はアルギュロスに住んでいるのだろうか
1つシナリオを立ててみた
8年前に大秦は極東の小国を滅ぼし 平和と繁栄を手にするようになった
周辺の強敵は全て滅ぼし、廻りは友好国や属国 敵対勢力も大秦の覇権を揺るがすには至っていない
当然 軍備も削減され、ソレが減税や産業の発展という形で 多くの国民に平和の配当をもたらした
成る程 素晴らしい事だ と皇帝は思う
だが 平和と繁栄が素晴らしい からこそ何があっても守りたいと思うし、大秦が裕福であればあるほど その富を狙う勢力が現れるだろう
仮に周囲いなくとも 敵は大陸を越えて攻めてくるかもしれない、かつて西の果てよりポイニキアが攻めてきたように
今日のアメリカの様に繁栄を守るため軍備を整えるべきか? バカな! 大秦は平和の配当によって栄えている ソレを「可能性」だけで否定すれば 民衆も有力者も黙ってはいまい
とにかく、情報が欲しい と皇帝は思う、和戦 あるいは外交交渉においても情報がなければ話にならない
この時代 インターネットもマスメディアもない以上 情報のチャンネルは限られており 「商人」が非常に大きい
幸い 大秦はその豊かさと物産により ルメリアナから多くの商人を引き付けている
が その商人はアルギュロスの3大商人の息がかかっている、事実上3大商人に西方の情報を独占されているようなモノだ
そこで 皇帝は考える
自分達も 商人という形で 人を送りルメリアナの情報を収得したらどうか、と
なるべくなら 有能かつ忠誠心が高い人間が望ましい、下手に国内の有力者から人材を募れば権力抗争の具になりかねない
だが 冷静に考えれば 有能で忠誠心に溢れる人間等滅多にいない いたとしても既に何等かの役職を持っている
そうだ ワン・イーシンがいるじゃないか、元々 親衛隊、つまり皇帝直属の軍の「将軍」でもある(現実の古代、中世でも親衛隊とは警備隊である以上に王や皇帝が自由に使える軍、でもある)
足の負傷で退役してたから、栄転 という意味でもちょうどいい、と
まぁ つまり 経済活動を通してルメリアナの情報活動ってワケ
皇帝の奢侈品の買入が仕事なのに 何故か武器商人と付き合いのあるワン老師
妄想は続く
「そういえば、ワンさん聞きましたか?」
バフラームという、アルギュロスの武器商人が ふと切り出してきた
この男 なかなか有能で誠実な商人だから こうして商談の後 茶飲み話をしている
「最近、バルトラインが武器を大量購入している、って我々武器商人の間で話題なんスよ、戦争なんて嫌っスね」
ワシは言った
「武器商人なら大儲けのチャンスじゃないかね?ソレにただの武力の誇示かもしれんし」
「いやぁ、武器売りたくても最近はなかなか央海で船が捕まらなくて、商品運べなくて困っているんですよ、サロスじゃ小麦も品薄で生活苦しいから、カカァに尻叩かれまくりですよ」
「はぁ、なかなか大変ですのぉ~」
適当に相槌を打ちながらワン老師は戦場で培った知性を働かせた
(船と小麦が足りないという事は、かなりの大規模・長期戦にそなえて帝国軍が買い溜めしている事か。なら本格的な渡海遠征を計画しているハズ、相手は帝国勢力と海を挟んだ、ソレなりの国。ヴェネティックかポイニキア、おそらく軍港割譲問題で揉めているポイニキアか?)
そう考えながらワン老師は 誰もいない部屋で書類をしたためた
「コレを、頼む」
ワン老師は、男に手紙を渡した
普段は ワン老師が購入したルメリアナの奢侈品を皇帝に届ける政商(御用商人)なのだが、ソレ故に大秦の朝廷内部に入れる男でもある
「御意」
男はそう言うと 汗血馬に跨がり千里の道を駆け出した
まぁ ネタです
大秦(チリニ)について
何故 ワン老師はアルギュロスに住んでいるのだろうか
1つシナリオを立ててみた
8年前に大秦は極東の小国を滅ぼし 平和と繁栄を手にするようになった
周辺の強敵は全て滅ぼし、廻りは友好国や属国 敵対勢力も大秦の覇権を揺るがすには至っていない
当然 軍備も削減され、ソレが減税や産業の発展という形で 多くの国民に平和の配当をもたらした
成る程 素晴らしい事だ と皇帝は思う
だが 平和と繁栄が素晴らしい からこそ何があっても守りたいと思うし、大秦が裕福であればあるほど その富を狙う勢力が現れるだろう
仮に周囲いなくとも 敵は大陸を越えて攻めてくるかもしれない、かつて西の果てよりポイニキアが攻めてきたように
今日のアメリカの様に繁栄を守るため軍備を整えるべきか? バカな! 大秦は平和の配当によって栄えている ソレを「可能性」だけで否定すれば 民衆も有力者も黙ってはいまい
とにかく、情報が欲しい と皇帝は思う、和戦 あるいは外交交渉においても情報がなければ話にならない
この時代 インターネットもマスメディアもない以上 情報のチャンネルは限られており 「商人」が非常に大きい
幸い 大秦はその豊かさと物産により ルメリアナから多くの商人を引き付けている
が その商人はアルギュロスの3大商人の息がかかっている、事実上3大商人に西方の情報を独占されているようなモノだ
そこで 皇帝は考える
自分達も 商人という形で 人を送りルメリアナの情報を収得したらどうか、と
なるべくなら 有能かつ忠誠心が高い人間が望ましい、下手に国内の有力者から人材を募れば権力抗争の具になりかねない
だが 冷静に考えれば 有能で忠誠心に溢れる人間等滅多にいない いたとしても既に何等かの役職を持っている
そうだ ワン・イーシンがいるじゃないか、元々 親衛隊、つまり皇帝直属の軍の「将軍」でもある(現実の古代、中世でも親衛隊とは警備隊である以上に王や皇帝が自由に使える軍、でもある)
足の負傷で退役してたから、栄転 という意味でもちょうどいい、と
まぁ つまり 経済活動を通してルメリアナの情報活動ってワケ
皇帝の奢侈品の買入が仕事なのに 何故か武器商人と付き合いのあるワン老師
妄想は続く
「そういえば、ワンさん聞きましたか?」
バフラームという、アルギュロスの武器商人が ふと切り出してきた
この男 なかなか有能で誠実な商人だから こうして商談の後 茶飲み話をしている
「最近、バルトラインが武器を大量購入している、って我々武器商人の間で話題なんスよ、戦争なんて嫌っスね」
ワシは言った
「武器商人なら大儲けのチャンスじゃないかね?ソレにただの武力の誇示かもしれんし」
「いやぁ、武器売りたくても最近はなかなか央海で船が捕まらなくて、商品運べなくて困っているんですよ、サロスじゃ小麦も品薄で生活苦しいから、カカァに尻叩かれまくりですよ」
「はぁ、なかなか大変ですのぉ~」
適当に相槌を打ちながらワン老師は戦場で培った知性を働かせた
(船と小麦が足りないという事は、かなりの大規模・長期戦にそなえて帝国軍が買い溜めしている事か。なら本格的な渡海遠征を計画しているハズ、相手は帝国勢力と海を挟んだ、ソレなりの国。ヴェネティックかポイニキア、おそらく軍港割譲問題で揉めているポイニキアか?)
そう考えながらワン老師は 誰もいない部屋で書類をしたためた
「コレを、頼む」
ワン老師は、男に手紙を渡した
普段は ワン老師が購入したルメリアナの奢侈品を皇帝に届ける政商(御用商人)なのだが、ソレ故に大秦の朝廷内部に入れる男でもある
「御意」
男はそう言うと 汗血馬に跨がり千里の道を駆け出した
まぁ ネタです