ミツゴ的評価 ☆☆☆

[書評]マサムネ君ヘタレ萌え

猟師ライフの本です
実は日本人は結構肉を食べていたそうです
農業をすれば農作物を狙ったり、開墾で居場所を失ったケモノ(うさぎ、シカ、イノシシ等)が田畑に侵入
作物を食い荒らすのは勿論 巨躯とツノとスピードは人間の命すら脅かします(コレは現在でも代わりません)
なのでしばしば討伐が行われ お肉は山神の授かり物として美味しく頂きました
時は流れ現代
限界集落とか言われ、人間領域が縮小
縮小した領土にケモノ達が領土拡張を計り、再び人間領域を侵犯しつつあります
高齢化で疲弊した人間達は成す統べなく、、、、、で 猟師の出番です
作者は別に農家ではありませんが 猟師としてイノシシやシカを追い回し 時には農家の依頼でカラスを駆除したりと、そんな生活をしています

まぁ職業エッセイ漫画
しかしこの作者 ホンマによく食べる
つまりはよく殺し よくバラす訳です
男子厨房入らず、といえどまぁバラします
マンガでは割とサクサクしますが 生暖かく 臭く 血も吹きます
血は吹かなければなりません、肉に血があると肉質が劣化しますから
理想をいえば 心臓は動いている方が良いそうです 首を切れば血が自然と流れますから
そう考えると一時は猟師をしたいと思いつつも躊躇してしまうミツゴであります

しかし気になるのはその収支です
作者もアキ君もマサムネ君も兼業猟師のようです
しかし商売な以上 当然お金がかかります
肉はみんな食べているみたいですが 肉を売ったり駆除依頼を受けた時の収支みたいな話も気になる事は気になります
「仕事」と「趣味」では やはり違うものがあると思うんですよ
その辺を見てみたいと思いますね
ミツゴ的評価 ☆☆☆+☆×0.5(☆3.5コ)

[書評]現実は汚いから、、、、、

現実は汚いモノです
つまり 現実を変える為の政策も その為の主義主張も汚物に塗れる覚悟が必要である、ソレが出来ないと汚い現実に押し流され 混乱するだけ
、、、、、、というのが本書の趣旨です。
いやわかりやすい、きんざいの本でこんなにわかりやすいのは無いんじゃないのか?
一方でテクニカルな分析に欠けるのは残念
で ☆3.5コ

では何か書いてみましょう
この世界には汚いモノは沢山あります
売春 ギャンブル 高利貸に ブラック企業、、、、、、まぁ好きな言葉をいれて下さい
しかし「何故存在するのか」というと 答えは単純明快、「需要があるから」に他なりません
性欲も射幸心も人間のDNAレベルまで刷り込まれたカルマに他なりません、無理矢理押さえ付けて解決出来るモノでないです
「ブラック企業が悪い」というのはたやすいが そういう人も企業の産品を消費して生活しているのは事実です
でも野放しでは社会が成り立たない、だからうまく付き合うしかない という内容です

本書は「貸金規制法」をテーマにしています
「消費者金融が金利が高いのが悪い」というのはカンタンです
しかし何故人がお金を借りるかというと生活費が足りなかったり、ギャンブルや買い物依存症だったり、日銭が必要な為です
最後のは深刻です
商売 特に建設関係をすると「支払は工事終了後」なんて結構あります(工事進行基準なんてのもあるが)
しかし従業員や下請 諸々の支払いは待ってくれません
つまり 儲かれば儲かるほと資金繰りがしんどくなる体質があります
本来は銀行が貸すべきでしょう
しかし低金利の中 中途半端な金額 リスクの中小企業に貸すのは躊躇しているのが実情です
なので 消費者金融の門を叩くわけです
問題は消費者金融の金利と貸出に規制をかけると借りたくても借りれない人が出て来る事です
消費者金融がどうなろうと生活苦や依存症や資金繰りがなくなる訳ではないからです
ならば彼等はヤミ金の門を叩いてしまう、あるいは生活保護を受けるという選択肢を採用してしまう訳です
「弱者は金利が大変だろう」という気持ちがより弱者を追い詰めている恰好です

そもそも何故消費者金融の金利は高いのか
本質的には銀行貸出に比べ規模が小さい分 手数料や営業にコストがかかる点があります
また無担保かつ個人向けの性格上 どうしてもリスキーな点もあります
つまり高金利なのは必然な訳です
無理矢理押さえ付ければ廃業が増えるのもまた必然
武富士みたいに潰れてしまい過払金請求すらぐらついているケースもあります

この辺はより議論を深めるべきと思います
例えばカジノや売春 薬物が合法的な国があります
規制しても地下にもぐり 目が届かなくなるだけ という汚い現実を見据えた判断です
現実が汚い以上、政治が汚く それでも意志を貫く その難しさを上げた本と言えましょう

最後に不満を
「消費者金融の規制がヤミ金につながる」と触れました
ヤミ金は性格上どうしても具体数がわかりません
つまり「ホントに増えたのか」「増えたとしてソレが消費者金融から流れた客なのか」という分析が弱いのはかなり気になります
司法書士の見解や 記事はありますが あくまで全体を見た分析がないのは不満が残り☆3.5コ
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MFS7TA6K50XS01.html

麻生さん 正直ヘタとは思いましたね

以下引用
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"通貨安競争はやらないという約束をしたが、その時の約束を守った国は何カ国あるのか。米国はもっとドル高にすべきだ。ユーロはいくらになったのか」と言及。"
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引用終了

だって
日本「アメリカやECBも金融緩和したじゃないか!」
FRB「じゃあ、何か?リーマンショック後にラストリゾート(最期の貸し手)しなかったら今頃世界恐慌モノだが、それでもいいんか?あ」
でオシマイだから

説得の方向としては、「日本がデフレ脱却をしないと世界経済にとりマイナスの方向に働くから」ってことにしないと 正直 説得力がない

実はこの問題かなり根深い話
岩田一政によると デフレの要因は
・不良債権
・労働時間短縮
・少子化
・円高
による 投資の減少との事
世界には通貨高の国も 少子化の国もあろうが 4点セットの国はなかなかないでしょう
だが 幸いな事に 「不良債権」と「労働時間短縮」は最近は小さくなりつつあります
つまり 06年以降の「デフレ第二フェイズ(とミツゴが勝手に呼んでいる)」の要因は 「少子化」と「円高」に絞れましょう
つまり、デフレ脱却の為には 通貨安が避けられず 結果「デフレ脱却の為に通貨安政策をしますよ」って宣言になってしまう訳で

ならどうすべきか?
円高の背景にはギリシャ危機から波及した新興国危機があります
piigs危機により疲弊した欧州資本が新興国から投資を引き上げ、結果新興国が不安定化
投資マネーが先進国に集中する形になりました

つまり 日本としては新興国への外貨供給により 新興国国債の安定化こそが円高回避の道となりましょう
特に 新興国国債は流動性が低い為、日本国債購入に比べ流動性供給面で効果があります
裏を返せば それだけリスキーな訳ですが、その辺は政府とのアコードにより損失補填を計るべきでしょう


レムダック化しつつある韓国李明博政権が、やはりレムダック化しつつある 野田政権(民主党政権)に竹島問題で喧嘩を売った12年秋、日経新聞に面白いインタビューがありました

知日派と知られるアーミテージ氏が、「アメリカは中立の立場から日韓関係修繕に取り組むべき」と語っていました
そして実際に仲介し 日韓関係は取り敢えずの鎮静化していています

なるほど とミツゴは思いました
アメリカにとり今後30年間のテーマは「台頭する中国から、覇権国家の座を守り抜く事」
これは良いでしょう
そんな中 対中戦略の要石である 2つの同盟国が(アメリカから見れば)芥子粒のような島のやり取りで歩調を崩すのは望ましくないのは 余りにも自明だからです

かつての冷戦はある意味 豊かなヨーロッパを舞台にした米ソの陣取り合戦でもありました
特に世界最強国家アメリカに現実的な脅威があるとすれば、「ユーラシア統一国家」でした
ヨーロッパの富と技術とロシアの人口 資源が結び付いて始めてソ連はアメリカを上回る国力を手に入れられます
逆にいうと ソレが出来ないうちは海に囲まれたアメリカを(核兵器を除けば)圧する事は出来ないとも言えます
つまりアメリカの基本戦略は「豊かな西欧をソ連に渡さない」といえます
21世紀はアジアの時代とも言えます
かつてのヨーロッパのようにアジア世界が世界経済の主戦場になりつつあります
「アジアを制するものは世界を制する」
というなら米中対立はアジアでの陣取り合戦となる可能性は極めて高いです
事実 中国は空母や大型揚陸艦を建造し アメリカもオーストラリア駐留や太平洋地域の海軍力増強に着手しています

さて 日韓関係
韓国は豊かになったといえど 未だに日本に国力が及びません
また 地勢的(地政的)にも日本に対し不利な形になります
なにしろ食料や資源 経済を貿易に頼るのに 日本列島に外海への出口を半ば封鎖されているようなモノです

なら 韓国としてはどーするか?
大国にすがるしかありません
かつての日本がロシアと対抗した時 大国イギリスを頼ったように
では その大国とは?となると 中国の可能性が高いです
特に韓国は対中貿易 投資比率は年々増加しています
これは日米にとり非常にまずい
アメリカから見れば、東アジアの重要な駒を1つ失う訳です
日本から見れば 仮に韓国に中国軍が展開するようになれば、西日本全域が中国軍の短距離弾道弾や航空機の活動範囲になります
あるいは中国軍の船舶が韓国を拠点に日本近海をうろうろする、とか

120年前 日本が朝鮮を「独立させた」理由は利益線の中立化があります
そして 未だに朝鮮半島は日本の利益線の内側にあります

・朝鮮半島が日本の間近にある
・韓国に戦争を仕掛け、都合よく改変するのは現状では不可能
である事を 勘案すると我々は嫌いだろうが なんだろうが 隣国と向き合う必要がある と言えましょう

そういう意味では自国を占領したり 蛮行を働いたドイツを復興させた西欧諸国の外交から我々は学ぶ必要があるかも知れません
三つ子のキャットシットワンの超高金利書評録-130116_2255~01.JPG

波亜琴洲(パアキンス)

その雄(ゆう) 異界より渡りし勇者なり
南越戦役に於いて 緑頭巾隊が1員と成りて 数多の業を熟したり
事後 米に戻りては後立の指導に勤しむ

げに 勇ましく うつくしき獣なり
品胎者曰く
「萌なり、げに萌なり」
「波貴意は、露国式戦車兵帽がげにうつくしきなり」
「いと抱かれたき兎、当代一なり」
と言う