http://www.bk1.jp/product/03421135
ミツゴ評価 ☆☆☆+☆×0.5(☆3.5コ)
<書評>あまりにも狙いすぎ・・・・
・バグマンを当てこする内容
・明らかに『もしドラ』を意識した表紙(サブタイが『もし出版不況のなか女子高生がマンガ家をめざしたら』だ、言い逃れはできまい)
・どうみても『けい○ん!』のキャラクター(特にアノBL作家)
・ノリは嫌韓流(ま、同じ作者だし)
・内容は竹熊健太郎
明らかに狙いすぎ、思わず手にとってしまった
まず流れ
マンガ業界は構造的不況産業だ
読者である若年層の小子化、その若者の消費離れ、ケータイやネット等 競合相手の台頭・・・・・
ポーターのファイブパワーなんかで分析したら凄まじいことになりそう
とにかく、(輸出に目を向けない限りは)なかなか成長の見込めない業種だ
じゃあ、出版社はいかに立ち向かうのか?
一番手っ取り早いのは 既存客の囲い込みだ
わかりやすく言えば 長期連載で読者を縛り付けるワケやね
ナ○ト、ブリー○、ワ○ピース、コナ○・・・・まだあるだろ?(こち亀はいいだろう)
参考にいえば 2010年ジャンプ作品21作中、長期連載(5年以上)は8作なそうだ
何が問題か?
まず、読者の新規参入が出来ない
そりゃ既巻50冊読まないと最新巻が理解できないようじゃ話にならない
小学生とか ○ルトわかるんだろうか?
そして さらに問題なのが 新人漫画家が参入できない事だ
いつまでも大御所が粘られたら、業界の新陳代謝がはかれないわけだ(注:私は手塚治虫様や藤子不二雄閣下のような将来現役なのはいいと思うよ、ただ1作にしがみつくのはダメだと思うが、尾田栄一郎はワンピース以外もう書かないそうだ)
なんかお笑い業界もそーいう所があるそうだ、ナイナイの岡村がタケシかシンスケに「アンタラだ居座るから、ウチらに席が廻ってこない」といったそうな
漫画業界は実力社会というものの、既存の固定客を掴んでいる大御所サマが有能な新人より有利な立場にあるのは明白だ(逆に言えば惰性で有名マンガを買うことが新人の首を絞めているわけだ)
では、それでいいのか?と本書は続く
まずあげられるのは 電子書籍だ
だが ネット文化には 「コンテンツはタダ」という価値観が根付いてしまった為 課金はうまくいくの?という疑問が出る
さらに、ではそのマンガをどこで知り合うの?となる
通常は雑誌だが 電子書籍にはあまり馴染んでいないと思われる(欲しいコンテンツしか買わないから)
でもドラマやアニメなら ケータイ小説の前例があるからうまくいくかもしれない(映像化までが大変だろうが)
オチになるが作者はタイアップを主張する
これは様々なメディアで知名度を高めて行くやり口だ
作者は「ブラック★ロックシューター」をあげている、どーでもいいが私の知り合いにもねんどろいど(だったかな)を買った人はいる
なんか重くなったな
まぁマンガ業界は転換期にあるという事がわかればそれでいいかと
すべての日本のアニメはあの男から始まった
彼は既存のやり方を覆し 自分で会社まで作った
彼が生きていたら、きっと新しい道を歩いていただろう


