超高金利書評子、三つ子のキャットシットワンのブログ-110625_2311~01.JPG

オ=ダァマ=ナミェハーン=フォンバルクホルン 女史

発売日当日じゃないけど カブトキングとたおれて は買いやしたゼ
ふびし

このKA-YA 学生時代の知り合いに似てんだが
まぁ福島の娘なんだけどね
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http://www.bk1.jp/product/2377416

ミツゴ評価 ☆☆☆+☆×0.5(☆3.5コ)

<書評>戦時下のワイン

現在の国連安保理常任理事国(P5)が第二次大戦の主要戦勝国であるのは否定のしようはないだろう
でも、フランスってそんなに活躍したっけ?という疑問が沸く
まぁ結論から見れば当時のパワーバランスに因るんだが(イギリスは欧州大陸にドイツとソ連に対する盾が欲しかった)、コチラhttp://www.eurus.dti.ne.jp/~freedom3/ww2-gdp-sai-axx.htmをみるとフランスのGDPが激しく減少しているのが解る
では、フランスに何があったのか?あるワイン生産地帯から見てみたい
本書は ドイツによるフランス支配の下でのワイン業者の物語である

1939年、第二次世界大戦が勃発
1940年、ドイツ軍フランスに侵攻 フランスは降伏
その結果、フランスの北半分(5分の3)はドイツの占領下に、南半分は ドイツの傀儡であるヴィシー政権の統治下に置かれる
銘酒の産地たるブルゴーニュ シャンパーニュ ボルドーはドイツの支配下に入り アルザス地方はドイツに併合された
当然ながら 土地の銘酒達はボッシュ(仏語でドイツ兵の蔑称)の餌食となる
ドイツはフランスに対して莫大な税をかけ、さらにフランの切り下げを行った
こうして裕福になったドイツ人はフランスワインを買い叩く訳だ
銘酒の産地にはドイツからワイン総統(ヴァインフューラー)なる輩がやって来て ベルリンのドイツ上層部とドイツ兵士達の為にワインを事実上の言い値で買って行く
当然フランス人達は抵抗できない

ドイツはフランスを対ソ戦の物資供給地、早い話が搾取の対象にした
物資は不足し、家畜や自動車も没収された
ワイン畑にまく硫酸銅(農薬の一種)は不足し 家畜が取られた為 満足に畑の手入れも出来ない
当然ワインの生産は減るが ベルリンからは増産要求ばかり

一部の人間はささやかな抵抗を試みる
例えば安ワインを高級ワインとして送ったり、など
当時 ある洗濯業者は年代物の絨毯を取り扱って下り その溜まったホコリを安ワインにかけて さも年代物のように擬装したりもした

また別の人は 物資の密輸を試みる
例えば先に触れた銅
勿論 重要な戦略物資であり、ドイツ軍が全面的に差し押さえている
ソレをあるワイン農家は密輸する
当然 密輸業者から買うわけだが その業者の仕入先はなんと ドイツ軍の倉庫!
要は軍からの盗品だ
やがて業者は捕まる、ワイン農家は報復を恐れる訳だ(幸い累は及ばなかった模様)

さて 先にドイツが(フランスの生き血を啜る形で)豊かになったと書いた
当然 フランス人の中にも ドイツとのビジネスに活路を見出だす人間は出て来る
ワイン業者にも積極的に対独輸出を図る者がいた
やはり 先のワイン農家の苦悩を見れば、そんな人々を"売国奴"と罵る向きもあろう
だが、占領され 豊かな米英へ輸出出来ない中、ドイツ以外の誰がワインを買ってくれるだろうか?
誰かにワインを売らない限りは 当然関係者一同飯の種に苦慮する訳だ
そんな中 ドイツへのワイン輸出を誰が責められるだろう?
コレは戦後 問題になるんだが

本書を読んだ感想は、ドイツ占領軍は悪辣な反面 かなり紳士的であったという印象がある
ちゃんとモノの代金は払うし 契約に則りビジネスを行う
"徴発"はあっても"略奪"はあまり見かけられないし
それでも フランス人はドイツ(とその協力者)を憎む

他国を支配する という事はソレなりに理に適った統治であったとしても 恨みを買わずにはいられない、そう思った

<余談>
ドイツ兵の為にワインを供給していた、と書いた
当然だが ワインはドイツ兵のいる場所に送られる
ある日、ドイツの小さな公館しかないはずのルーマニアに大量の輸送命令が出た
コレはルーマニアにドイツ軍が集結している事の証でもある
やがてドイツはルーマニアからソ連に侵攻した、バルバロッサ作戦である

また別の日は "暑い国にワインを送るから、コルクは特別仕様を使うように"との命令が来た
その後 ドイツ軍はアフリカに進軍した

ドイツ軍動くところワインの動きあり
ワインの動きからドイツの戦略が読めるとあり これらの情報はレジスタンスに伝えられたりする

"将国のアルタイル"バルトライン帝国についての考察れす

まぁ人口を見てみたいかと
少なくとも ポイニキア戦で15万人の動員をかけている辺りからして ソレなりの人口大国である事はほぼ確実かと

"アルタイル"のような中世世界において(都市国家を除けば)国土=農業生産=人口 となる
つまり 人口=人口密度×国土面積 といえそうだ(実際そうだがw)

先ずはバルトラインの国土面積について
8巻によれば 大ポイニキア運河の幅が58000ジラー(≒40km)とある
コレをやはり 8巻冒頭のルメリアナ地図に当て嵌めてみると 地図は1:20000000 となる、つまり1ミリ→20kmやね
余談だがコレで 砦の町(ヒサール)~金色の町(アルトゥン)を計れば ざっと100km強
1巻でザカノス将軍(パシャ)は第1州軍 4000人を2日で行軍させた
つまり1日50km強だ
これは、「世界有数の街道」「事前の準備」「高い騎兵率」「かなりの強行軍(帝国軍との競争でもあった)」を考慮してもかなり早い、秀吉の中国大返しでも 1日40kmくらいだ
まぁ ナポレオン戦争でダウー(注:ナポレオンの部下の将軍、目茶苦茶有能)が130kmを55時間で移動した記録はあるが、その当たりからもザガノスは将軍として相当有能だとわかる

閑話休題
ザカノスの話からも 地図1ミリを実際の20kmとするのはそんなに的外れでもないと言えそうだ(少なくとも、1日1000kmとかにはなってない)

さてバルトラインの国土面積
物差しで計れば だいたい50mm×2.4mmだった
そのまま寸法を合わせると 1000km×480km=48万km^2 だ
だいたい現在のフランスが55万km^2くらいだから 少し少ない程度だろう(中世フランスなら、アルザスやプロバンス、シャンパーニュの一部は神聖ローマ領なのでもう少し狭い)

この当たりから イメージ的に バルトライン帝国=中世フランス王国 で構わないと思う
皇帝の名前も ゴル=ド=バルト11世だし

さて 次は人口密度
私はバルトライン帝国が大農業国だと思っている 傍証になるが
・ポイニキア戦で15万もの兵を動員
→大量の余剰労働力の存在
→豊富な農村人口
・ワン老師の発言「バルトラインも農業と牧畜を基盤とする国じゃ」

この辺から見てみる
中世フランス王国の人口密度がだいたい30~40人/km^2
コレはかなり多い、当時のポーランドが推定で6人/km^2 位だからだ

まぁ国土の少なくない部分をエルルバルデスブルグみたいな貧困地帯と考えても 35人/km^2としてもバチは当たらないとおもっている
根拠としてはやはり傍証になるが、ワン老師のトコロで葡萄の描写があった点
現実世界でも葡萄はソレなりに温暖で肥沃な土地でしか作れない(だから現在でもイギリスなんかではあまり作れない)
ちなみにブドウの北限はドイツ中部だと言われている

さて計算すればバルトラインの人口はざっと1680万人
コレは史実の17世紀初頭のフランス王国、神聖ローマ帝国、戦国末期の日本と同じくらい

まぁ そんなモンかな、と思ったり

次にバルトライン帝国の総兵力について
カリル将軍の「トルキエの10倍以上」との発言があるが その辺を参考に
先ず トルキエ全軍
・1州軍5000人×13州=65000人
・4将国軍 28000人(アガイブ戦前)
故に
・トルキエ全軍 93000人
ただし、州軍が全て第1州軍並の戦力でない可能性もあるので その辺を割り引けば 80000人程度か?

コレを 先のカリル発言に当て嵌めれば バルトライン全軍は800000人+α となる
勿論コレは総動員状態で実際はもっと少ないだろう
ソコをちょい考えてみる
史実の18世紀プロイセン王国では常備軍は人口の4%だったといわれている
ちなみに軍事費は財政の86%

コレをバルトラインに当て嵌めればだいたい67.2万人
因みに 名書「補給戦」によれば17世紀のフランス及びオーストリアの兵力が15万人程度だったらしい
なお ルイ14世期のフランスの常備軍が250000~300000人だったらしい

おそらくであるが、こんなシナリオがある
・バルトラインは全軍では70~80万人とトルキエを圧倒できる
・ただし そのうち皇帝直属軍は2~30万程 ソレでも優勢だが「攻者3倍則」的には難しい所
・故に バルトラインがトルキエを確実に葬りたいなら 帝国諸侯軍(地方軍)と属国も動員したい
・だが 彼等の仲にも穏健派がいる
・故にバルトラインはトルキエに対し絶対的な優勢には立てない

つまり ルメリアナは微妙過ぎるバランスに成り立っていると考えられる と
スパコンネタ
http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2011/110620/index.html
理研のスパコン「京」が処理能力世界一になったってお話
まぁ あれ レンホゥに「2位じゃアカンかいな?」とか言われたヤツ

その辺の話をしばし

まず レンホゥの本音は「数千億ツッこんでまで、1位の称号に価値があるんかいな?」って事
つまり 技術への投資に対する収益率を聞いたわけだ

ソレを まぁみんな仲良く面白おかしく茶化し、、、もとい 取り上げて批判の種にした訳だ

特に当時は 中国のスパコン(天河1号)が世界No.1にチェックメイトをかけていた時期、レンホゥの身分(元タイワニーズ)と合わせ まぁ日本人のプライドというかナショナリズムに火を付けた訳やね

あれだ「このままじゃ中国に抜かれる!」「民主党は財政削減の為に将来の投資をケチっている」「売国奴だ!」「ボタスキーラビットボンバイエ!」、、、、最後のはあんまし関係にゃいなw

まぁ 台頭する中国への恐怖心と合間って盛り上がった訳だ(同時期年金機構が数兆単位の損失を出した事なぞ誰も話題にせなんだが)

だが まてよ
処理能力が凄い事自体はそんなに凄いのか?
例えば 2010年6月当時 世界第2位のスパコンであった 中国の「星雲」
コイツのCPUはインテル製(Xeon5650)だ
6万の汎用CPUと5000のGPGPUを結合して理論値では2984寺フロップスを出している
なんの事はない、1人で10の仕事が出来るなら100人集めりゃ1000の仕事が出来ますね、というのと同じだ
まぁ"1人で100人力"の人間探すより"凡人×100"を集めた方が遥かに現実的なのは当たり前

問題は別の所にある
例えば 1人で10の仕事が出来るからといって 現実問題100人で1000の仕事できる?となる
仕事を効率的に分配、統合をしなくちゃならない
コレは組織はしばしば非効率になるのと同じだ

で 先程"理論値"と触れた
つまり "理論上では1000の仕事ができるけど現実はまた違うよ"となる
で チャイナのスパコンは この現実、つまり実効値がだいたい45%、つまり"理論値では1000仕事出来るけど、実際は組織がスムーズに動かないから450ぐらいですよ"って意味
まぁ この比率Jaguar-CrayXT5(米国)が75.5くらい、だいたい欧米系は70~85 ってくらい

で 今回の「京」は93との事
つまりCPUの同期をとるのが上手い(処理効率が高い)訳だ

そう、ぶっちゃけ 理論値(ベンチ)が2位でも20位でもあまし問題じゃないんだな、ポイントは"効率"だ

池田ノビィが「京」を戦艦大和に例えていた
戦艦大和は万里の長城と並び「世界三馬鹿」と言われる存在(あと1つはその時々のビックプロジェクト)
ノビィは「早いだけで技術的には何の価値もない」と言いたいんだと思うhttp://agora-web.jp/archives/811271.html
でもさ 同期の取り方が下手だと 凄まじく電力コストが高いブツが出来るんじゃないかな?
効率が悪い→大量のCPUで補う→廃熱もデカい→冷却装置もデカい→電気を大量消費
って具合に

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20090410/168596/
性能比が高ければ当然 CPUとその他が少ないのでコスト安に繋がる

まぁ実際、それぞれに得意、不得意があるので一概には言えないんだが(例えばスカラ型は天気予報等の気象の予測には弱い、とされる)

でも 逆にいえば、ノビィが地球シュミレーターなんかを"スカラ型じゃない、時代に取り残された"というのもアレだな
少なくとも"気象シュミレーションに不利なスカラ型すら十分に元が取れる(だからベクトル型採用は誤りだ)"という事を書かないとアカンと思うよ

報道を見た限り、「京」は気象シュミレーションにも使われるみたいだし
モノの価値は費用対効果で決まる以上、京を批判したければ、流体制御という世界でスカラ型と実効性能で争うべきなんじゃないかな?と思うんだが
「処理能力に理論値と実効値がある事」「スカラ型とベクトル型に得意不得意がある事」を無視するのは 少なくとも私のような無知な人間はミスリードを起こしてしまいそうだ

まぁ話を変えよう(京はスカラ型だし)
とにかく 研究開発は将来への投資である、コレは万人が納得するであろう
投資である以上はリスクとリターンが重要であるし 投資資金が税金から出ているとすれば納税者には知る権利(と配当にありつく権利)がある
だが カネが動く以上 どうしても情報の発信者の利害が絡んでしまう
幸い私は利害には肖れないので歪んだ眼と少ない脳みそから可能な限り冷静に書いている(つもりなんだけど)

"高度に発達した技術は魔法と同じ"という言葉があるが 私達に必要なのは 技術とは魔法とは違い、投資であり そのリスク リターンを見極めることだと思ったり("技術があれば自動的に豊かになれる"的な楽観論や"速ければ、デカければ"的な考えではなく)

と綺麗にまとめてみました
よく 国債の積み上がりが問題にされる
そして反論として「政府は豊富な資産を有しているから、純負債は少ない」と言われる

なら、疑問が沸く
"国債が詰み上がりが問題というなら、何故政府資産を売らないのか"と
借金抱えた企業の再生は資産の売却と 負債の圧縮が常套手段

その辺を見てみる

先ずは 政府資産、って何?
まぁ 豪華な宿舎やダムや橋を連想しがちですわな
或いは物納された不動産とか

それもあるが 断トツなのが"貸付金・出資金"の類
詳しく見てみる
例えば A町に水道インフラを作りたいとする
当然 A町の水道公社は莫大な設備投資が必要になる
ソレを銀行から借りたとしよう、莫大な借金は莫大な利払いにつながる
ソレを捻出するには当然水道料金に跳ね返り、住民の負担となる
そこで 政府が水道公社に低金利でお金を貸す コレが"貸付金"ね
じゃあ 政府は何処からゼニを持って来るの?
ズバリ 郵貯と年金から持ってくる
つまり 国が郵貯や年金に対して、国債を発行し、その資金を水道公社に貸し付ける
ポイントはこの国債、まぁ財投債は リターンがあるという事
普通の赤字国債 建設国債はリターンがない(建設国債で作った一般道路に使用料はないでしょ?)
だから 担保は税金となる
だが財投債の返済原資は 公共料金となる
例えば 空港の建設費なら 空港使用料、高速道路なら高速料金となる

水道なら水道料金だ

コレにはいくつかメリットがある
・郵貯、年金→莫大な資金を"国"という安定した融資先に貸し付ける
・国→本来 国がすべき仕事を公益法人がするから、その分負担が減る
・公益法人→国から安くお金が借りられる(国債金利≒リスクフリーレートなため)

上手く行っている限りは 誰もが得をするシステムだ
上手く行っている限りは

問題は 日本経済が成長し、インフラ整備が進んだ時だ
つまり 新しく高速道路や空港を作る余地が小さくなったら?となる
無理に作れば 当然有り余るインフラ同士が競合するし、それぞれの収益は低下する(資本の限界効用の逓減)

はっきり言えば辞めるに辞められないんだ
地方レベルだと"インフラがあれば町が栄える"という固定観念があるし 町のメンツもある(一流の町なら新幹線の停車駅があるべき、とか)
さらに言えば ゼニが落ちる

また、その公社の人材は何処から来るか?といえば 所謂天下り、だ
実は官僚 という仕事は割に合わない
当たり前だが超エリート達が鎬を削りあって 苦労してもポストは限られている
つまり大量の窓際族を抱えやすい構造だ
ソレを体よくおっぽりだすには 天下りが必要になる

少しズレたな、まぁ 財投債→貸付→インフラ という構図が行き詰まりを感じつつあるのはいいでしょう
で、問題
仮に その公社が赤字を出したり 潰れてしまったらどーするのか?
当然 国の貸付金はオジャンだから 政府資産は目減りする
嫌ならどーする?公共料金を引き上げるしかない

しばしば"空港や高速が高い"というのはこの構図があるからなんだ

色々話が作れるな

最初の疑問
Q何故政府資産を売却しないか?

Aもちろん 利権や天下り構図がある
だがより見れば、仮に売却先が営利団体である場合(或いは株式会社)、利潤の捻出が重要になる
結果公共料金の上乗せやサービスの悪化という疑念がある
さらに言えば、政策投資銀みたいに 国策企業があるから 下手に売却すれば国のフリーハンドがなくなる訳だ

もうちょいみる
Q特殊法人改革とはなにか?
Aまず 国が特殊法人のかわりに資金をかり、利払いをした という関係を見た
つまり特殊法人が減れば利払いも減る、そして その分支出がへり国債も減らせる訳だ
小泉ジュンイチロゥが"国債を減らす"とはそーいう意味でもある

とりあえずネタ
http://www29.atwiki.jp/j-economy/pages/27.html

とりあえず 政府資産=なかなか売れない資産 でたのまぁ

例えば 米国債なんて本気で売却すれば凄まじい円高に襲われると思われ