http://www.nikkei.com/article/DGXNASGF18048_Y2A710C1EA1000/?dg=1
えー ツアーバスがぽろぽろ撤退 って事
4月の事故を受けての規制強化に 対応出来なくなっての事らしい

私としては まぁどーでも
私が使うのは地元の、加越能 地鉄 JRバスだしなぁ

なんか書いてみる
そもそも 何故ツアーバスが安いのか?
1つはニュースにもなっている乗務員の過酷な労働条件
あるいは 観光バスなんかの資本の有効利用、夜間動かして回転率上げる訳だ

でも1番大きいのは、「企画側」が身軽、って事なんだと思うよ
先に上げた加越能、地鉄 これらは地域でのローカルバスや路面電車を経営している
はっきりいえば赤字だと思う 地方に有りがちな事だが
でも 値上げは出来ない、利用者が交通弱者が多いだろうから(病院通いの高齢者や学生とか)
たいてい交通弱者=経済弱者 なんよね、これも地方に有りがちな事

一方 高速バス事業はかなり儲かる(らしい)
いやちゃんと有価証券報告書読んで言っている訳ちゃうが(てか調べても書いてないんよ)

ま 早い話 地方のバス会社は高速バスの利益でローカルバスの赤字を補填してる訳だな
交通弱者のバス代を高速バスユーザーが払っている構図だ
行政側も本来なら多額の補助金を払って維持しなければならない交通権を「許認可権」をバックに確保できる、ってメリットがある

で ツアーバス
ツアーバスで出て来て真っ当な高速バスが利益減なれば まぁ ローカルバスは維持できない
それが善い悪いは別なんだけどね

じゃ規制の話
重要なのは別に針生なりがハー○ストなりウィ○ーなりに脅されて ツアーバス走らせていた訳じゃないって事
要は「儲かるから」やっていた訳だ
もっといえば「ツアーバスやんなきゃ儲からないから」かな
つまり、規制強化してもたいていの貸しバス業者は収益上がる訳じゃないんだよな、むしろ稼ぎ口が減る
利用者も別に収入が増えるわけじゃないんで 旅行の機会が減るor他への消費が減る
いや「安全を買っている」といえばそうなんだけどね

だから安易に規制強化マンセーは出来ないんだよな

昔タクシーの規制緩和で過剰供給が問題なったけど、別にタクシーの運転手は何処かから来た訳じゃなく(花山は中国から来たけど) 国内の失業者がなった って事情がある
だから「規制強化」いうのは簡単だけど、タクシーが減った分失業は増えるんだよなぁ
だから その辺のケア抜きに 簡単に規制強化なんて、ちょい言えないと思っている

「規制強化マンセー」っていうのは、ちょい危険なんよ
「規制を強化すれば自分の思うように人が動く」って前提があるから
昔 WBSでやっていたケド
(大店法改正により)増加するショッピングセンター(イオ○やね)、衰退する市中心街に対して福島県が 事実上のSC規制をした

で、どーなったと思う?
福島県民は不便な地元を見捨てて高速バスで仙台に買い物に行きました、ってオチだった

そーなんだよなぁ、規制したからって思惑通りには動かないのが人間なんだよ

昔 金融規制庁wの現役官僚から聞いたんだけど 規制をする時は「相手の利益になるように」しなくちゃならないそうだ
例えば(その人は否定的だったケド)ボルカールール
銀行が債券の短期売買を禁止する、、、って言うが 海外に拠点作るなりすれば簡単に回避されちゃうんだよな
特に米国債はグローバルな商品なんだし、ね
また金融機関本来の業務たるマーケットメイキング的に際どい点がある

まぁ アレだ「規制は難しい」って事でいいと思うんだな

「規制」という事を考えるときは「規制により誰が利益を受けるのか」って点が重要なんだと思うよ
もっといえば「イ○ンやウィ○ーが気に喰わないから」って規制だと失敗する、規制緩和が悪だからっていって規制強化、特に緩和前に戻すのは善とは限んないんだよな
善悪別に緩和で 人々の価値観が変わってしまった、変革を経験したからやね
割れた花瓶を元戻すのは出来ないからだ

因みに余談だけど ○オンがドンドコ作っているって印象あるが アレはキャッシュフロー的には際どかったりする
つまり儲け<投資 なんで資金繰り的に難あり
だから不況に弱いんだよな、これが最近ならパルコ買収に見られる都心回帰の背景にある
Q 加藤出氏(東短リサーチ)は「もはや日銀に切れるカードはない」というけど、ホント?

A 岩田一政「デフレとの闘い」によれば あと5つ程ある
1)インフレ目標
2)時間軸政策の採用
3)経済の長期予測の発表(グリーンーブック)
4)銀行準備に対する付利の調整(スウェーデンはマイナス金利をやった)
5)外債購入を視野にした 大規模な基金設立や財政との強調

5)に関しては 日銀だけではムリで、政府との協力が必要
例えば 流動性供給で一時的に金利が下がった場合、政府は金利リスク回避の為長期債発行を指向しうる
が、ソレでは市場から流動性を奪うかもしれない
なので、政府には「借換リスクを許容する」意志が必要になる
さらに為替に関しても 近隣窮乏化政策の謗りを受けない外交的努力が必要になる
特に日本は(大規模介入をした)スイスと違い 責任ある大国であり 韓国や中国と立ち位置は明らかに異なる
いやスイスが責任のない国、って訳ではないんですよ

私見になるが 金融不安のある国の外債購入なんかは望ましいと思われ
ただしリスクもあるんで 財政補填も合わせて

これらの政策はあくまで「可能性」であり「有効」かはまた別

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Q ギリシャ問題はユーロが悪いの?

A ギリシャが悪い
ギリシャ国債が売れないのは投資家から見放されたからなんだが
・脱税文化で経済規模に比して税収が少なく 支出が多い(カウントされない経済はGDPの30%とも)
・財政赤字を本来より少なく見せていた

→早い話、ドンブリ勘定と粉飾会計で投資家を騙していた訳だ
オ○ンパスや大○製紙と大差がない、オリュンポスだけあって
つまり ギリシャ国債不人気とはオリン○ス株不人気と同じ
自業自得といえばソレまでだが、潰れるといろいろまずいので廻りが渋々資金を入れているのも同じ
だが決定的に違うのは粉飾企業が外部からの株主に縛られるのに対し ギリシャを縛るのはギリシャ国民である事

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Q いま沖縄の問題、って結局なに?

A なんか一種の代理戦争を連想する
・オスプレイとはいかなる機体か?
・沖縄はどういう土地か?
って事

簡単に言えば オスプレイって普通のヘリより より多く より早く より遠くへモノを運べるヘリなんよ
で 何処に何を運ぶかといえば、、、、、

台湾に海兵隊員運ぶんやね
つまり もし中国が台湾侵攻時の軍事介入要員
もっといえば「アメリカは台湾有事の際には介入の意志アリ」という中国向けメッセージ
最近のオーストラリアやフィリピンの海兵隊駐留や米海軍のアジアシフトを見れば やはり対中問題を意識している罠
つまり問題は「日本として台湾有事の際にどう振る舞うべきか」って事なんよ。
なんかその辺ボカしているような気がするな、、、、、、、

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Q小沢新党についてどーおもう?

A一昨日は暑かった、私のすむ街では34度あった
で 小沢一派はホテルでみんなスーツ姿、ネクタイ付き

生活感のない連中だと思った 正直

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Q原発再稼動問題の根幹は?

A岩田一政がいい事書いていた
・再稼動しないとエネルギー購入で所得流出が起きる
・再稼動にあたり 原因の究明と再発防止策 責任の所在明確化が必要
ってあった

問題は後者が一切行われていなかった事かな
仮に行っても 多分多くの人は 「どーせトカゲの尻尾切り」程度にしか思わないだろうし
行政、裁判所、マスコミ みんなグルって思われている節があるからね
"無主物"は酷かったな

結局 責任は何処に?
(東電株で損した金返せ!本音)

三つ子のキャットシットワンの超高金利書評録-250px-GDPDeflator01.PNG

世間ではCPI、特にコアコアなる指標が盛んだが

今回はデフレーターで

元ネタはウィキペディア

GDPデフレーターの特徴は、貿易の影響が出やすい事
例えば 70円で輸入した小麦を使い100円のパンにしている
GDP(国内で生まれた付加価値)は30円だ

小麦が90円になり販売価格を110円にする、付加価値は20円だ
消費者「パンが10円値上がりした」
パン屋「付加価値が10円値下がりした」
となる
つまり「物価が上がった」と「付加価値(国内の生産品)が下がった」が共存している訳だ

じゃあ見てみる
・97~03年は特にマイナスが酷い
・03~04年は回復傾向
・05~06年はやっぱり酷い
・07~08年は回復傾向

となるかな

では感想を
1)97~03年は輸入価格はまだそんなに高くはなかった
例えば石油の値上がりは03年のイラク戦争が大きい
つまりこの時期のマイナス幅拡大は内生的と考えるが妥当。

2)日銀は06年まで大規模な金融緩和をし、06年に解除
しかしデフレーターを見る限り04年後半から悪化の気配アリ
また06年より 日銀資産が圧縮されたのに寧ろ デフレーターは回復傾向にある

さてコレはどう見るべきか

97年と言えば不良債権問題が深刻化した時期であり、03年頃と言えば不良債権がなんとか片付きつつある時期でもある
不良債権には銀行の貸出減少→貨幣乗数低下という側面がある
また04年末といえばいよいよコモディティ価格が上昇しつつある時期でもある
理由は 様々(アメリカの低金利政策説、中印爆食説、アジアの金余り説、ピークオイル説等)
つまりコモディティの値上がりが所得流出→デフレーター引き下げに繋がった と見るのが まぁ妥当かと

06年以降は、日本経済の力強さが所得流出を上回ったと考えられる
好調な世界経済に支えられた輸出拡大、不良債権処理の完了、バランスシート調整の一段落、等
構造改革、の効果については是非が別れるだろうが、、、、、、


まぁ つまり、だ
・デフレーターを見る限り 日本の物価は外国の事情と民間の動向と資源価格により決まって来た

と言うのは 間違いではないと思われる
当たり前といえば当たり前か

故に 私は、「97年より15年続くデフレ」については06年頃に一区切りついた モノと考えている

やや強引かもしれない(他人が書いていたらきっと強引と言っていただろう)が、コレは植田和男「ゼロ金利との闘い」をなぞってみますた。

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06年頃流行った言葉を使えば 現状は「デフレ2.0」という訳かな

さて「デフレ1.0」は不良債権がテーマな訳だが、「2.0」はどーなるだろうか?
コモディティは相変わらず高止まりするだろう
海外中銀が金融緩和する度に値上がりするし、中国やインドは相変わらず食欲旺盛だ
不良債権は一応片付いたが、少子高齢化問題は深刻さを増すばかり

まぁ難しい、難しいから皆頭を捻るわけだ 当然だ

だがコレだけは言えるかな
日銀だけじゃ どーにもならない、と
副題「なぜ日本がIMFに出資したりするのか?」

まず 何故円高なのか?
ある意味では株や債券と同じで「ディフェンシブ」だから
不景気になると 国債や公共企業の株が人気になる
つまり 投資家がリスクテイクをしたがらない訳だ

つまり日本円は信用されている訳だ

逆に世界的好景気になると日本円の人気は下がる、投資家がリスクテイクしたがるからだ(この場合だと振興国ブームになる)
事実06年に日本は金融引締をしたが 円高に振れていない、相変わらず円安で出張組や観光組はロンドンの物価高(ポンド高)でヒィヒィ言っていた(燃料サーチャージもあるかな)

つまり量的緩和そのモノは為替への影響を与えない
てか 金融緩和が何故為替に影響を与えるの?
貨幣数量説?(でも重要なのはマネタリーベースじゃなくてマネーサプライだよな)
実質金利への影響?
とりあえずここではポートフォリオリバランスを採用、つまり溢れた日本円をリスキーな資産たる外貨へ振り向けさせる事とする

つまり もし日本が円安→輸出増大をはかるなら 世界が好景気になる事が望ましい
出来ない?(まぁ自国すら出来てないよな)、ならせめて「世界が不景気になりそうな芽を摘んで行く」となる
だからこそ 諸外国に緊急融資をしたりスワップ協定を結ぶという形となる

つまりだ 世界が好景気にならない限り円安は当面期待できそうにない、と

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もーちょい何か書く
自動車産業はどーやって為替対策をするのか?
例えば A社は日本 アメリカ ヨーロッパに自動車工場を持つとする
稼働率はそれぞれ70%だ
ドル安になった、円やユーロ高だから日本人やヨーロッパ人の人件費はドル建てで高くなる(相対的にアメリカ人の人件費が安くなる)
つまり アメリカ工場の稼働率を上げ、日本 ヨーロッパ工場の稼働率を下げる
人件費中、加給金(残業代や○○手当の類)や非正規雇用の賃金は変動費 つまり稼働率により変動する
だから この場合アメリカでの残業増 雇用増 日本ヨーロッパでは早引け非正規解雇となる

故に(適度な)円安は望ましい となる
=========余談
このやり方は問題がある
生産ラインの余力が前提だが つまりは生産能力に対して収益が限定される
ROAを低下させる要因ともなる
=============

さてここで注目
「ドル安でアメリカの人件費が下がる」と書いた
つまりアメリカでのコスト安だ

でもコスト、って為替だけで決まるの?
つまりインフレで名目的な人件費があがればコスト高→生産縮小となりうる(逆にデフレで名目賃金安→コスト安、ともなりうる)
「なる」とは書かないよ

つまり 名目為替レートより実効為替レートの方が大切、となる

では現在の日本は実効為替レートで円高か?といえばそうではない

じゃあなんで輸出産業が苦戦しているのか?
答えは 新興国が台頭してきた事、アメリカで構造改革が進みつつある事

後者について
GMの破綻は悪名高き米労働組合を疲弊させた
賃下げや雇用の流動化を生み 生産性が向上しつつある
また 企業年金や福祉サービスが株式化(DES)された結果 レガシーコストが減少 価格競争力が付きつつある

つまりだ、日本企業の苦境の理由はライバルが強くなりつつある事
当然 価格その他は低迷するから 交易条件は悪化する
石油や食料が上昇したらなおさら

=========
これを見て「さらなる技術革新を」と見るか「為替操作キボン」と見るかは 意見が別れるだろう
まぁ エッセイなんで 完全に私の主観ですよ

結論から言えば 頭がいいから
頭がいいとは ややもすれば知識の硬直化を招く
だから自分の知識(硬直化が進めば常識となる)を検証する必要があるはず

黒い白鳥がいる訳だし(日本語としてはアレな気がするが)

何故 これを書いたかというと こんな文章を見つけたから
ーーーーーー
以下引用
"なぜこうした政策(ミツゴ註:日銀が在庫や不良債権を購入する事、つまりケチャップ買い)を実行しないかといえば1、2%のデフレのコストは、自動車やパソコンを大量購入して廃棄するコストと比べれば小さいと考えられるからである。"
一部とばして
"民主主義の下では、独立性の高い中央銀行のとれる、あるいはとってよい財務リスクには限りがあると考えるべきだろう。本当に損が発生すれば、結局は国民の負担となる。しかし、中央銀行の政策担当者は直接国民の投票によって選ばれているわけではない。国民に大きな負担が発生するかもしれないような政策は、投票によって選ばれている政治家が決めるものと考えるべきだろう。"

植田和男「ゼロ金利との戦い」p185より
ーーーーー
氏は98年より05年まで 日銀審議委員を務め、現在は日本経済学会会長を奉職されている方

さて この文章は リスクの高い信用緩和や マネタイズ(ヘリコプタードロップ)への「日銀独断での」否定と読める
あるいはハーベイロード前提の問題点かな

さてコレには前提がある
・マネタイズのコストはマイルドなデフレによる損失よりも安い
・日銀の自己資本毀損は 問題であり、政府による損失補填が必要である

コレが問題
・デフレのコストはどの程度で財政ファイナンスの費用がどの程度なのか、比較がない
・なぜ日銀の自己資本比率が重要なのか という説明がない(たとえばオーストラリアだったかの自己資本比率はゼロコンマな世界)

「常識だろう」といわれれば それまでだろう
だが その「常識」こそが積極的な金融緩和支持派との争点になりうると 考えられる
ソレを「常識」で切り捨てるのは 余りに不仁ではないだろうか?

長くなったが、「常識」に逃げていると解釈されている、というのが嫌われがちな背景にあると 私は感じた。

===============
引用ばかりでは やはり不仁かな

という訳でヨタ話を書く

「ミネルヴァの梟は夜羽ばたく」という言葉がある
ミネルヴァは古代ローマの知性の神、梟も知識の象徴
つまり、「将来予測は極めて難しい」といえる訳だ

さて この植田氏は、こんな内容を書いている
・不良債権処理やバランスシート調整を済ませた日本経済は極めて強靭な体質となった
・目下 石油価格があがりコストプッシュインフレ傾向にあるが やがては石油以外の製品もデフレ脱却が出来るだろう
・海外から余程のショックがない限りは日本が再びデフレになることはないだろう

この本は06年に出版されたモノ

えー、サブプラ、リーマン、ギリシャ、、、、、次はイランか中国か
コレは植田氏程の人物であっても将来予測の難しさを物語っている
私の好きなフェルドマン氏も同時期「日本企業はBS調整を済ませて、収益力が強くなっている」と語っていた(ような気がする)

つまり 予測とはあまりに難しい訳だね