TRIANGLE -61ページ目
静かに笑みを浮かべて
君と二人の世界で
描き続けようか、
白紙の夢は
何時だって遠くて
零れ落ちた星屑が
僕らを殺していくから
この世界の果てまで。
降りる事なんてしないよ
別に知りたい訳じゃないんだ
ただ丁寧に並べて
嘘を吐いたって
意味なんてないから
浮かべた笑みと
泣きそうな感情一つ
泡沫の夢を謳おうか
目が覚めてしまう前にさ
転がってしまった
夢の話を広げて
其れに気付くには
あまりに君は脆くて
前に進むたびに
傷付いてしまう君を
僕は止める術を持っていなくて
だからまた僕はその背中に
言えない言葉を増やして
汚れていない
綺麗なままの夢を
君と二人で育てて
美しいんだよ、って
そう言って笑って
もう、其れだけで良かったんだ。
嘘吐きを仮面で隠して
歩いては三歩、
下がっては一歩。
何度だって言ってみせるよ
言い訳ばかり広げてさ
ドロドロの世界観に
僕らは必要ないでしょう?
手を叩いて鬼さん呼んで
君の瞳に打ち付けて
笑ってみせるよ、なんて
劈いた叫び声も
あの場所まで走ろうか
羨んでばかりの
独り言転がって
泣いたって
何も変わりはしないさ!
また嘘吐いて
一つ見つけては泣き出す
赤子は君に捕まった
愛を呼んでみせてよ。
手を叩いてさ
一歩、三歩。最後に飛んで
触れてみせようか、
それで十分さ!
淀んだ世界は
僕らを呼んでいないから!
開いた目蓋
差し込む朝日
僕らだけの国が
今始まるんだ
起きて押し上げて
睫毛の先に乗っけた
一雫気付かないふりして
笑えない冗談と
戻れない嘘を重ねて
僕は王様にはなれないから
君に王冠を渡すんだ
二人ぼっちの
優しい夢が終わって
いつしか周りは
移り変わる景色の中
季節に口付けた
綺麗な話ばかり
そんな戯言に
耳を貸さないで
僕が君を王様にするから
だから其処で笑ってくれよ、
動かないこの身体と
泣きそうに歪む君の瞳を
僕はどうもしてあげられないから
止まない雨ばかり
僕の頬を濡らして
君が王冠を被って
歩いていく
その道の先で
僕は君に手を振るよ
目が覚めてしまうから
もう一度優しい夢を見せて
他の何も要らないから
僕らの国は
此処に在るんだよ。
ただこの場所を守って
この中で君は笑ってる
僕は泣いて
そして、さよならだ。
続かない話は
騙された様な
茜の空を泳いで
この境界線の向こうは
何があるのかさえ
もう、分からないよ
君がいない時間と
僕が守った場所は
何時だって理想郷さ、
目が覚める前に
君は笑って、
何も言えなくなる度
君がぼやけるから
その手の熱さも
その瞳の告げる
温度でさえ、
革命の灯に溶けて
霞んでしまう
その前に
もう最後の時間も
この場所で笑って
僕の手を取って
その王冠は
捧げた愛の意味だと
誰にも汚させないよ、
気付いてほしいだけ夢は
もう目が覚めてしまうから
だから僕らだけの
そんな愛の溢れる場所で
泣いてさよならの君の手が
もう二度と泣かなくていいように
それは、理想郷。
君と僕らだけの、
逆さま歯車
回しちゃって
どうでもいい理由なんか
大層に並べちゃって
楽しくもないのに
君は笑って泣いている
僕はそれを見てさ、
「悲しい」なんて呟くのさ。
夢の様な色彩と
チカチカと痛んでいく
網膜に焼き付いた
君へと言葉一つ
羨んでばかりだね!
馬鹿みたいに丁寧に
一つ二つと折り曲げて
飛べない鶴は
足元にへばり付いて
伝う様に捕まってさ
その足に絡まったのは
何時だってそうだろうね!
分かってる癖に
もう何も見ないで
君は目を開けてさ、
また意志を無視した
君の歯車だけが回ってる
軋んだ世界は
もう何もないのにね!

