傾けたグラスに
注いだ赤を
一口含む
貴方も同じよ
私だって
全てが重なって
溶けてしまえばいい
もしも世界が
全て貴方なら
幸せなのかしら
それでも感じない
快楽すらも
貴方へと捧げて
ないのよ
線引いた紅も
借り物の情欲
誰か一人でも
喜ぶ口角の角度
貴方は抱きしめて
全てを曝け出すの
グラスの水滴に
溺れるのは
許されない欲の僕
迷子の様に
惑わされた嘘を
仕舞い込んで
零れた深紅は
貴方へと沈む
貴方は私を見ないけど
傾けたグラスに
注いだ赤を
一口含む
貴方も同じよ
私だって
全てが重なって
溶けてしまえばいい
もしも世界が
全て貴方なら
幸せなのかしら
それでも感じない
快楽すらも
貴方へと捧げて
ないのよ
線引いた紅も
借り物の情欲
誰か一人でも
喜ぶ口角の角度
貴方は抱きしめて
全てを曝け出すの
グラスの水滴に
溺れるのは
許されない欲の僕
迷子の様に
惑わされた嘘を
仕舞い込んで
零れた深紅は
貴方へと沈む
貴方は私を見ないけど
振り返れば終わり
夢に締め付けられる
指の跡に這わせる
痣が許すよ
それが愛なら
要らないよ
必要ないと
吐き出す様に零す
言葉の羅列に
呼吸を奪われる
電車の震動に
何処か力を込める
聞いてほしい事は
もう閉まってしまった
静かに生きていくことしか
出来ないって知ったから
生白い腕さえも
振るう力が必要で
この手が知らない嘘を
捨てる事は難しいよ
だって君が教えた
言葉に裏切られた
僕はもう二度と君を愛せない
許さなくていいよ
だって僕も許さない
なのにね、
この腕は君を抱くよ
許してほしいのは僕だって
裏切ったのは僕の心だって
そんな上辺の心は
石ころみたいに単純だ
夕暮れに落ちていく
朝の温度を吸い取って
帰る場所を見つける
いいんだよ
帰っておいで
そんな一言が欲しいだけ
それだけなのに何度も繰り返す
嘘吐き僕らには
丁度いい距離なんだろうね
この身体に残る嘘に
得るものは何もないよ
だけどね、贖罪だ
君への罰だ
それだけの為に
僕は生きる
君が帰る場所になる時に
全てが終わるよ
他愛もないことで笑う
夏の陽だまりに足を伸ばす
普遍的な日常は
僕の心に積み上がる
幸せなんて
何処にでもあった
君がいるだけで幸せだった
君が笑ってたら幸せだった
それだけのことが
人生の一部を形作る
スカートを翻す女の子や
つまらなそうな男の子の中で
僕は生きてるよ
変わらない人ごみの中で
君の姿だけを探してる
ふらふらと揺れている
地面に咲いている花も
見えないで立ち竦む
部屋に浮かんだ嘘も
頭ん中に流れる音も
消し去ってしまえば
良かったのに
もしも僕が君に逢えたら
その身体を抱きしめて
言いたかった事
伝えたかった事
今なら全部言えるのに
どうしてだろうね
居ないんだ
も う逢えないよ
見えないままで
生きていくんだ
目を瞑った先で
君が笑ってるなら
それまで待とうか
自然と訪れる幸せまで。
足並みが揃うまで。
自分を押し殺して
吐き出した言葉は
何も含まれていない
無感情の城
この心が
誰かに理解される日は
やってくるのでしょうか
分厚いだけの壁と
届かない天井に囲まれて
息が詰まる日常は
思うよりも苦しく
何処か悲しかった
規制の中じゃ
生きていけない電波の魚
きっとそこじゃ
酸素は与えられない
見上げた海面の光すらも
本当に其処にあるのか
分からないくらいに歪んでいて
それでも仰いだ空が
青く滲んでいく姿が
羨ましかった
此処で生きていく為に
殺さなければならなかった
言葉も自由も感情も
全て鎖に繋がれた
捨てられた殻は
踏み潰されて割れていく
まるで心を映したみたいで
悔しかった
泣きたかった
許されないのは何に?
閉ざさなきゃいけないのは何に?
誰のものでもないのに
上げる声すらも選ばなきゃいけない?
何が許されるの?
何が正しいの?
このままじゃ電波の海に
溺れていってしまう
与えられない酸素は
浮かび上がる気泡
電波の海で0と1が戯れる
分かってる事実すらも
浮遊して捩れる
螺旋の圧迫
いっそ吐き出した言葉が
消されて虚ろになるなら
この息を貰って
褪せた色彩も含んで
毒となって海を侵せばいい
そうして電波の海に沈む
無感情の城も消えればいい
青を飲む
海を跨ぐ
空を覆う
色彩が仰ぐ
瞳は純粋を失う
全てが変わる
それは君だよ
僕もだけど
あえて言わない
口に出さない
それを良しとして
本音を隠した
君の声は
今も聴こえない
塞いだ傷口に
這わせた指ですら
君を愛すのに
青が痛い
悼む色彩の奥で
君が笑ってる気がした
届けようか
差し出す花の色は
泣き出しそうに
歪めているけど
綺麗に呼吸をする
怜悧な鮮やかさを
君に伝えるよ
それは青に沈む
僕の言葉の嘘。