TRIANGLE -152ページ目
脆くて弱い私が
吐き出した言葉全部
切り裂いて泣いた
紙の中じゃ
息もできない
物語の主人公には
なれるわけもない
生きたいなんて
大層な事は思わない
それでも死にたくなくて
必死にもがいた
それすらも否定するの?
私の声は潰されて
もう誰にも届かないで
染み付いた言葉
絶望を呼ぶ言葉
そればかりが転がってるの
言ってみるの
呟いてみるの
その耳元で
生きたいって
誰も聞いてくれないの
知らないふり繰り返して
私を見る目が
少しずつ冷たくなる
それすらもいけないの?
主人公になれないから?
じゃあ私はなんなの
全部がいけないの?
訳が分からないよ
どれが正しいの?
私が間違ってるの?
私が生きてる事が
全部間違いなの?
誰が裁くの?
誰が決めるの?
誰の為に私が息をする?
もう嫌なのに
どうして答えをくれない
責めるなら
答えくらい頂戴よ
果実の樹の
生まれた朝
僕は君を迎えた
いらっしゃい、
今日は温かな日だね
とても穏やかだ
綺麗に空が澄んで
鳥は緩やかに喉を鳴らすよ
ほら、一粒泣いて
君は笑みを零した
果実の中身は
笑いながら転げる
綺麗なんだよ
全て、何もかも
浮かべたものが
軽やかに胸に跳ねる
疾しい事なんて
全部置いてくればいいよ
此処は君の園だ
望めばいい
夢は、此処にある。
いらっしゃい、
少しだけ悲しそうだね
歪めた表情に
枯れた花弁
一輪だけ掲げて
世界を歌うんだ
優しいだけの熱を
静かに孕んで
大切に抱きしめた
それが答えになるのに
夢は、いつも綺麗なまま
此処に残る君へ
注がれているよ
壊せないものは
そのまま存在した
旅の途中で疲れて
立ち止まったら
開けばいいよ
此処は君の園だ
願えばいい
答えは、此処にある。
果実の樹は
優しく笑う
君と共に
此処にあった
一つのはなし。
口籠る
見えない星は
ぐるりと廻った
僕は一人
此処で待っている
焦げた様に
優しく触れる
失いたくないんだ
勝手な言葉で
植えてみたり
君は知っているかな
僕は
知らないから
淡いだけの思いが
緩やかに浮かび上がる
口付けた泡沫は
軽く触れて
愛しているんだよ
言わないだけの
誰かの幸せ
君がそういうなら
此処に植えていこうか
二人だけの
星の種
優しい声で
芽吹く言葉
そうしてまた
僕は君を待つ
届けばいいと
叶わない願いと口にして
繋がればいいよって
星との交信
君は愛してるんだろ
僕はそれでいいよ
その日を、待ってるんだ
幸せが落ちる様に
拾い集めた
膝を擦り剥く
頬が熱を持って
君へ触れる
砕けたのは
二人の世界
俯いた背中は
丸く笑っている
穏やかな熱を
透ける青に溶かした
それだけでいいんだよ
きっと単純なんだ
君と線路の上
なぞる様に歩いて
辿る記憶の端で
跳ねている
君と二人
笑って
遠くから聞こえる
反響した声
緑の絨毯に
包まれて笑う
縺れた足で
君に抱きついて
幸せだと
空に隠す様に囁いた
嗚呼、幸せだね
もう誰も気付かない
残した温度も
君が飛ばした
言葉も二人
指先で触れた
柔らかな世界で
壊れていく様に
僕らは幸せだ
とても、とても
二人ぼっちの世界でも
幸せなんだ
ばら撒き傷付く
勝手な思考回路
君色潰して
言葉で殺す
軌道修正
進路方向間違いだらけ
どこか夢を見てる気分
一言漏らしただけで
何も見えない
何も言えない
未来の事なんて
一つも分からないのに
幸せですか
はい、不幸せです
自問自答繰り返して
安く済ませた食後に
嚥下したカプセルの中身
僕は知らないよ
どうせ大した度胸もないから
何をしたって許される
何をしたって許されない
重ねた副音声
僕の言いたい事は
きっと詰まったまんま
散らばるカプセル
目に入る嘘と
呑み込めない言葉が
静かに殺していく
簡単な不幸で
僕は優しさを失う
此処は、冷たくなった
僕の居場所は
僕が殺してく

