やさしい声
やさしい世界
ぼくは
今日に眠る
呟く
煌めく
瞬く
きみと
ぼくと、
もういちど。
もういちど。
くりかえした
その言葉の先を
知りたいんだよ
かっこつけても
どうせぼくはぼくだ
それ以上にも
以下にもなれない
きみも、わかってるだろう?
囁く
閃く
開く
その手を
その目を
やさしいよ
この世界は
いつまでも
これからも
気付けば
全ては綺麗だ
だから
笑えよ
泣けよ
この世界は
どこまでも
やさしいままだ
きみと
ぼくと。
うつむいても
ひざをかかえても
やさしいままだ。
やさしい声
やさしい世界
ぼくは
今日に眠る
呟く
煌めく
瞬く
きみと
ぼくと、
もういちど。
もういちど。
くりかえした
その言葉の先を
知りたいんだよ
かっこつけても
どうせぼくはぼくだ
それ以上にも
以下にもなれない
きみも、わかってるだろう?
囁く
閃く
開く
その手を
その目を
やさしいよ
この世界は
いつまでも
これからも
気付けば
全ては綺麗だ
だから
笑えよ
泣けよ
この世界は
どこまでも
やさしいままだ
きみと
ぼくと。
うつむいても
ひざをかかえても
やさしいままだ。
僕が隠した悩み事
眩んだ視界の外
君が笑ってる気がした
泣いてる頬は見ないふり
その手を取って
あったかくなっていく
心の中で笑ってる
星のワルツを踊って
ねぇ笑ってる?
テディは下がり眉毛
ふわふわな触り心地も
きっと知らないふり
君がその小さい手で
僕の頭を撫でてくれたら
この呼吸も止めて
君と二人で生きてけるよ
心臓の音も
優しい声も
ボタンが外れて
転がってしまって
君と分まで
笑って
泣いて
怒って
そんな世界で
星は廻ってるよ
だけど
もう笑えないよ
星屑のワルツと
スッテプは百回目
君と二人
生きてくことが嬉しくて
だから僕は
その手を取るよ
僕の悩み事は
優しい世界の中
溶けて消えたから
ほら、その手を重ねて
それだけで幸せだから
その足取りで
その手を振って
君と僕のワルツを
ヘッドフォンから流れる
無機質な音の波
呑み込まれた意識と
揺らめく視界の中
暗幕を片手で引く
そうしてこうなった全てを
僕は恨んで生きるんだろう
痛い痛いと喚いて
自分からは動かない
自分主義の嘘吐きマシン
機械仕掛けの歯車は
僕一人狂っても
正常に動くけれど
君を迎えて
僕を殺す
癒えないなら
言わない
許さないでと
嘯いて
暗に示す
君の言葉
今日もそうさ
明日もそう
嘘だよ、
きっと。
軋んだ心も見ないふり
気付かなければ今日も同じ
僕は動くよ
君の為だけに
ヘッドフォンは投げ捨てられた
最後の砦の中で
僕は崩れていく心の城
開いた口の奥は
誰にも悟らせない嘘ばかり
嗚呼、僕のせいだね
僕が詰め込んだからだ
それでいいよ
それでいいよ。
いえるわけないから
忘れてばっかりの
思い出話
その岸辺で
駆けまわる風の先
夢日和の声
茹だる言葉の中
忘れてたよ
嫌なもんだね
このままなのも
これからのことも
ほら、手を取って
沈む前に
この青の上を
私はいいよ
君だけで
温かな体温だけが
許してくれるから
置いていくのは
ほんの少し惜しいけど
でも笑えるなら
それもいいかもって
思えるからね
離したのも
泣いたのも
全部君のためだけ
だから今でも笑える
緩やかな世界の
午後の日溜まり
ほら、あったかいよ
忘れてもわたしは
きっと思い出せるから
見捨てたふり
栞を人差し指に触れて
線路脇に落ちる
拾えない
拾わない
選別する様な
人混みの視線と
溺れたはずの
過呼吸兎
真っ直ぐに見詰めて
赤い瞼を閉ざす
窓の外には見えない
隠れた日差しと殺人鬼
どうでもいい日常が
殺しにかかってくる
まるでお伽噺
挟んだはずの栞も
折れ曲がってしまう
現実味なんて
伴わずに詰まって
僕は僕です
そんな当たり前も
気付けばテンプレから外れて
嘘吐いて過ごせば
きっと誰にもバレない
かくれんぼ鬼は誰だ
僕はその手を振り払って
決めつける人の目を
振り切る様に走り出した
線路の上には
小石一つない
灰色のくすんだ空と
鈍色曇天をひっくり返した
栞はどこに捨てた
捨てのは誰だ
拾えないまま
歩き続けたのに
呼べない名前の意味は
きっと僕以外知らない
それが答えだ
栞に挟んだままの思い出話も
もう出来ないから
赤い瞳を掌で覆って
君から逃げる様に
人混みを掻き分けた
栞は汚れたままの日常論
僕を置いて回っている