痛くて

辛くて

悲しくて


でもどこか優しくて

浮かび上がる

感情と

浮付いて

離れない

掌の体温


幼い横顔は

気付けば大人びて

目が合うと笑う

細められた瞳は

憂う様に明日を望む


置いてけぼりな心は

淡く残って

体温の残り香を掴む

優しい子供は

大人に変わって

笑えなくなったとしても

忘れる事はない


痛い零す

辛いと笑う

悲しいと泣く

嬉しいと手を取る

楽しいと足並みを揃える


揃える


僕は今、立っている

此処に立っている

優しい場所は

変わる事も無く

受け入れるだけの空間は

僕らの生きる糧に変わって

掴んだものは

いつまでも変わらない


明日は泣かない様に


明日は笑える様に

優しい場所に終わりを告げよう


知らない、

しらない。


足、

明日、

足音。

夢喰い

夢の中

溺れる

覚える

痛み、

悼み。


傷付いて

気付いて

笑えない

笑えない。


涙、

跡。

傷口は

開いた

貴方は

みた、


殺しますか?

やり直しは

巻き戻しは

出来ない、

一度きりの

一回きりの

×××で、    命で

生きますか?

笑いますか?

泣きますか?

愛しますか?

夢見ますか?

探しますか?

失いますか?

死にますか?

今、

嘘。

また、

ほら

君と、

君と。

君と、

×××と、  僕と

あれと、

それと、

これと、

どれと。


一緒に、

×××に×××して、

此処に存在して

して、

生きて

そして

ほら。

生きてる

ほら、     生きてる


僕が吐いた嘘を

簡単に丸めて

膝に抱えた

どれだけの苦労とか

辛さだとか

その目には

何一つ映らない

だから僕は知らずに

何度も傷付けて

知らんふり繰り返して

それでもなぞる

指先だけが情けなく震えた


表情は伺えない

分からないって

誤魔化した笑みも

引き攣れた傷痕と

笑えない冗談と


何度も叩いた

その扉の先で

きっと言葉の意味を

何度だって

君へ尋ねるんだ


悪意のない本音と

小さく千切った言葉

狂ったように見えた

歯車が虚ろに笑う

本当は知りたいけど、

気付かないふり

もう慣れたんだよ

長い夢は

覚める前に消えたから


触れる温度も

雨の冷たさに見失って

辿る一言も

もう、泣いてしまいたくて

だけどいないから

必要ないはずだって

積み上げた事も

気付けば崩れて

だけど、やっぱり笑えなくて

それでもいいや


震えた手で

叩きつけた

言葉も思いも意味も全部

躊躇いながら

結局笑うから

誤魔化さないで言うんだ


僕の嘘だって

きっと本当の言葉で。


握りしめた掌の中

君はどんな世界を見た

美しくも儚い

だけど綺麗なだけじゃない

幻みたいな嘘吐きな人、


ねぇ、僕は悲しいよ


この言葉一つ届くなら

簡単に愛せたのかな

好きになる事も

一緒に居る事も

何も抵抗なかったのかな

分からないけど、

知らないけど。


僕が、僕であるなら


何を考えてたんだろう

爪痕がしっかり残る掌で

君の手を握り締めて

叩きつけた言葉も

誰かの愛を安く語って

だけど本当のところは

きっと分かるんだよ、


悲しい事も、

寂しい事も、

辛い事も、


閉じた目蓋の下で

光り回る観覧車、

街灯の下で笑ってるんだ

綺麗な世界で

美しい幻を着飾る人。


貴方の愛を撃ち殺して

飛び降りた先は

きっと美しいだけの遊園街

観覧車が連れていく

貴方の跡も愛して、


夢の様な夢で

呼吸を繰り返すんだ


思い出せない程遠く

触れる程に悲しく

貴方を撫ぜた声も

同じ様な少し違う

僕を覚えてる


掌の大きさも

身体の温度も

考えてる事も

違うのに

何処か同じの

携えた心一つ

笑えよ、って


もういいよ。

何度だって

何回でも囁いて

愛を呟く

貴方だけの声を

耳を塞いで遠ざけた

拒んだ

嘘吐いて

どうしても寂しいままで

足跡を残した


頬を伝う

本当の言葉も

気付いてないふりも

慣れてしまって

だけどもう行けないよ

だって其処にいない

手を伸ばした先じゃ

誰も愛せない

失うばかりの

影踏みを繰り返した


笑えよ、って

言っても。

泣いてばかりで

冷たい、

どうしてか

溢れるんだ

溢れて、

溢れて、

悲しく

笑うんだ


その声の先で

抱え込んだ事も

忘れることはないけど

確かに好きだって

君が、思い出す


思い出す言葉も

本当の声も

君の愛も

違うけど、

確かに同じ、

同じ形を

同じ様に繰り返すんだ