Banjoのクラシック名曲紹介ブログ -5ページ目

Banjoのクラシック名曲紹介ブログ

気ままに自分の好きなクラシック音楽を紹介しようと思っています。




フランスのピアニスト、ピエール・サンカンの作曲。
プーランクのフルート・ソナタに雰囲気が似ている気もしますが、こちらも劣らず美しく、フランス的ロマンティシズムを存分に感じることができます。

冒頭のピアノの響きを聴いた瞬間に、あなたは異世界を彷徨う物語の主人公になれることでしょう。
あなたの彷徨う「異世界」は、どんなところでしょうか?
ええ、まずお詫びしなきゃならないことが何点か。
まず、今回の記事で扱っている動画が、1,2楽章と3,4楽章で奏者が異なること。
第4楽章だけ楽譜付きの動画が見つからなかったこと。
第4楽章のパートの切り方があまりにも中途半端なこと。



さて、曲の紹介に入ります。
プロコフィエフのピアノ協奏曲は、未完を含めて全6曲。今回紹介するこの曲は第2番にあたります。

21歳という若さでこの曲を書きあげ、初演は自らのピアノ演奏で発表しました。
あまりの迫力に、聴衆からは「狂気の沙汰だ」と言われるほどだったとか。
この曲の初版譜はロシア革命で紛失されたため、プロコフィエフはその後この曲の楽譜をさらに改定を加えて復元。Wikiによると、改訂版は幾分穏やかになったらしいです。
とはいうものの、お聴きくだされば分かるように、改訂版も充分狂気じみています。初版の演奏も聴いてみたいものです。






(第1楽章)
冒頭から、何か不吉な予感を漂わせる旋律が高らかに輝きます。美しくも不気味とはまさにこのこと。
曲が進むにつれて激しさを増し、どす黒い何かが渦巻き始めます。

この楽章の特徴は、何と言っても5分52秒~10分50秒あたりまで延々と続くピアノのカデンツァです。
このカデンツァがまた、ピアニスト泣かせの超絶技巧を持ち合わせています。
こんなの弾けるかーw と楽譜を思わず放りたくなります。


(第2楽章)

第2楽章は、疾走するピアノのユニゾンに、鋭い金管の音や激しいオケヒットが迸ります。
これもまた、ピアニスト泣かせの楽譜。約2分半、延々と急速なユニゾンを弾かされます。
こんなの弾け(ry

(第3楽章)
僕の最も好きな楽章です。
まるで巨人が歩いているような荘厳さと重厚さが心を奮い立たせてくれる一方で、この作品らしい禍々しさもばっちり持ち合わせています。
何と言っても、5分48秒~の狂気の絶頂が圧巻。

やはり、こんなの(ry
いや、これならがんばれば弾けそうだ。


(第4楽章 2of1)
(第4楽章 2of2)

激しく燃え盛るような動機から始まり、ピアノの無造作な疾走に焦燥感を駆られます。
2分08秒からの荘厳さが好きで、気づくとこの旋律を鼻歌で歌っていたりします。

ラーレラソーラシ♭ドードーレーミー

どこか教会音楽に似た表情がありますね。




結論:

こんな(ry
2012年、あけましておめでとうございます。
今回の記事は、記念碑的な作品を取り上げたいと思います。

自分が「クラシックの皇帝」と勝手に呼んでいる曲が3つあるのですが、
このストラヴィンスキーの「春の祭典」がその一つ。
この曲は、クラシックのみならず、全音楽の歴史に多大な存在感をもたらすものと信じています。
これを越える音楽は、僕の頭の中には存在しません。



この曲に関しては、個人的に語りたいことが多すぎて何を掻い摘んだら良いのか分かりませんw


①初演時の騒動

この曲を語る上で、このエピソードは外せません。
この曲が初演されたのは1913年。その舞台には、ドビュッシー、サン=サーンス、ラヴェルなど、当時の名だたる巨匠が集まっていた。
曲が始まると、異様に高い旋律を息苦しく奏でるバスーンの音に観客からの嘲笑と野次が飛び始め、やがてけが人が出るほどの大混乱に陥った。当時の新聞からは、「春の大虐殺」という酷評を浴びた。

僕の知る中では、サン=サーンスはかなり頭の堅い人物で、この作品を「楽器の使い方も知らない男の作品など聴きたくもない」と言って会場を出て行ってしまった。
サン=サーンスの困ったエピソードは、Wikiを調べてもらえればいくつか出てきます。



②振付師ニジンスキー

この曲のバレエを、当時の一流ダンサーであるニジンスキーに依頼したストラヴィンスキー。
ところが、ニジンスキーは楽譜の読み方はおろか、その他の音楽に関する基本的知識も持ち合わせておらず、ストラヴィンスキーは驚愕し、一から全て教えたとか。



③ディズニーの「ファンタジア1940」

僕がこの曲と出会うきっかけとなった、ディズニーのアニメーション作品。
現在、パブリック・ドメインとなっているので、心おきなくブログに載せることができます。





まだ10歳にもならないくらいの頃に、ビデオテープが擦り切れるまでこのアニメを見ていた記憶があります。一般人には難解と言われる春の祭典も、アニメさえあれば子供であってもその世界に入りやすかったです。アニメの相乗効果もあって、当時の僕もこの曲の迫力には圧倒されていました。

個人的な話、このアニメの恐竜(特にT-レックス)が好きで、また、当時は「ジュラシックパーク」なんてのもやっていて、自称恐竜博士になっていたのもいい思い出です。今はそんな知識、きれいさっぱり忘れていますけどねw