松平頼則「ピアノと管弦 楽のための主題と変奏」日本の作曲家の創作した器楽曲もまた良いものです。松平頼則(よりつね)は、武満徹と並ぶ代表的な日本人器楽作曲家です。越天楽をモチーフとした「ピアノと管弦楽のための主題と変奏」は戦後間もなくに作曲されました。日本の色が色濃く反映されたこの作品は、カラヤンも絶賛したと言います。
ボルコム作曲「ラグタイム・ポルターガイスト」ラグタイムの王様、スコット・ジョプリンに次いで有名なのがボルコムだと思います。とりわけこの「ポルターガイスト」は人気曲です。ジョプリンのラグタイムにはない、どこか皮肉った笑い方をする独特なラグタイムで、まるで幽霊城のゴーストたちが夜な夜な繰り広げる怪しげなパーティを彷彿とさせますwこの曲には「Stop Time」という指示のある部分が数か所あり、突然ピタっと止まります。動画で言うと2:20の部分、2:24の部分、2:26の部分です。僕もこの曲に挑戦しようと楽譜を買ったところ、ジョプリンのラグタイムとは桁外れな難曲であることが分かり、楽譜は家の本棚に放置中ww
ドビュッシー「ベルガマスク組曲」(第1曲 プレリュード)(第2曲 メヌエット)(第3曲 月の光)(第4曲 パスピエ)ドビュッシーの代表的なピアノ曲、「ベルガマスク組曲」。4曲のピアノ小曲から成り、中でも第3曲の「月の光」はあまりにも有名です。この作品は、従来のドビュッシーの作風から一線を画して、誰もが親しみやすい輪郭のはっきりした曲となっています。現イタリアの北部にベルガモという地域があり、題名の「ベルガマスク」とは「ベルガモの」という意味があります。プレリュードはご存じのとおり前奏曲の意。メヌエットとパスピエは、いずれも彼の生きた時代としてはかなり流行遅れの舞曲。そうした古い舞曲の名を借りながら、作品としては斬新さを持っています。本来メヌエットは、ゆるやかで優雅な三拍子の舞曲。それに対してベルガマスク組曲のメヌエットは、途中で2拍子になったり、メヌエットとしては活発なテンポであったりと、従来のメヌエットの形式を大きく覆しています。パスピエも本来は3拍子の曲ですが、ここでは2拍子となっています。ベルガマスク組曲を語る際に、しばしば「謎」と唱えられて問題にされるのが第3曲の「月の光」です。なぜこの曲だけに「月の光」という自由な題名が付けられているのか。音楽評論家たちは色々な意見をぶつけ合うのですが、僕には分かりませんw ごめんなさいwただ僕なりの感想を述べると、恋に身を焦がし破滅を繰り返したドビュッシーの内面的な悩みがこの曲に反映されているような気がします。余談ですが、このベルガマスク組曲は管弦楽編曲もされています。しかし、現在ではあまり演奏されることはなく、非常に貴重になっています。(パスピエ 管弦楽版)