(第1楽章)
(第2楽章)
以前にも申し上げましたが、
ラヴェルは不思議な作曲家だと思います。
曲は一見遊び心があるように見えて、実はかなりの計算家。
ストラヴィンスキーが彼を「スイスの時計職人」と言ったように、
ラヴェルは非常に緻密な作業を経て曲を完成させます。
このピアノ協奏曲は、鞭の一打で聴く者を一瞬でラヴェルワールドに引き込み、
不思議な夢の世界へと誘ってくれます。
特にラヴェルらしい美しさを持った第2楽章は超人気。
優雅でメルヘンチックな、どこか物憂げなオスカー・ワイルドの童話を連想させますね。
(ショスタコーヴィチ本人のピアノ演奏)
ディズニーの「ファンタジア2000」でも使用された曲。
政治色の強いショスタコーヴィチらしい作品で、戦火に立ち向かっていくような行進曲風のモチーフ、
ロ短調に転調する展開部では、戦火に襲われ逃げ惑う人々が表現されているような気がします。
まさにロシア革命を批判的に描いた作品と言えるでしょう。
ショスタコーヴィチはとても強かな作曲家ですね。
レーニンの社会主義リアリズムに対し、
「私は腕を引き千切られようとも、口で筆を加えて作曲をする」
と言うほどの信念の持ち主だったそうです。
フランスのロマン派の作曲家、モラウの書いたピアノエチュード集ですが、
とてつもなく難しそうですね。
人の手による演奏は見つかりませんでした。
果たしてモラウは、この曲を弾いていたのだろうかw
他の曲を聴く限り、僕としては、モラウはそこまで腕の優れた作曲家とは言えない模様。
特に目ぼしい作品もありませんでした。