(第1楽章)
(第2楽章)
以前にも申し上げましたが、
ラヴェルは不思議な作曲家だと思います。
曲は一見遊び心があるように見えて、実はかなりの計算家。
ストラヴィンスキーが彼を「スイスの時計職人」と言ったように、
ラヴェルは非常に緻密な作業を経て曲を完成させます。
このピアノ協奏曲は、鞭の一打で聴く者を一瞬でラヴェルワールドに引き込み、
不思議な夢の世界へと誘ってくれます。
特にラヴェルらしい美しさを持った第2楽章は超人気。
優雅でメルヘンチックな、どこか物憂げなオスカー・ワイルドの童話を連想させますね。