私達は、意外なところで、
偉大な言霊を
口ずさんでいたりするものです。
皆さんは、
「どっこいしょ!」って
普段、使われますか?
うんとこしょ、どっこいしょ。
まぁ、
方言もありますので、
愛知県民のマルーは、
「よっこいせ」「よっこらせ」
と言うことのほうが多いかな~😆
この
「どっこいしょ」という言葉、
じつは、法華経の
19番目の話の最初に登場する
六根清浄(ろっこんしょうじょう)
に由来しています。
法華経(妙法蓮華経)とは、
大乗仏教の初期に成立し、
お釈迦様が
晩年に説かれた教えをまとめた、
代表的な経典です。
六根(ろっこん)とは、
人間にそなわっている、
五感 + 第六感 のこと。
それらを、清らかにすることを
六根清浄(ろっこんしょうじょう)
というんですね。
日本には、
山に神様が宿ると信じて崇める
山岳信仰がありますが、
そこに、
仏教や道教などの要素が
混ざり合って成立した、
修験道(しゅげんどう)という
修験者は、山に籠もって
厳しい修行を行いますが、
山中での安全祈願と、
山を敬う気持ちを込めて、
「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」
と、掛け声を唱えて、
修行するのだそうです。
それが、いつの間にか
「どっこいしょ」に
変化していったんですね~😆
ちなみに、
六根清浄の功徳(くどく)は…
眼根清浄
善悪美醜を厳しく見分ける力。
天地法界を達観し、一切を見通すことができる。
天地法界を達観し、一切を見通すことができる。
耳根清浄
喜怒哀楽を共感できる力。
裟婆三千大千世界のあらゆるものの音声を聞き分ける。
裟婆三千大千世界のあらゆるものの音声を聞き分ける。
鼻根清浄
良い香りと悪い香りを嗅ぎ分けられる力。
一切の有情非情の香を嗅ぎ尽くす。
一切の有情非情の香を嗅ぎ尽くす。
舌根清浄
美味しく味わって食べられる力。
口から出る言葉で人の心を動かすことができる能力。
一切の味を浄化する徳を得る。
口から出る言葉で人の心を動かすことができる能力。
一切の味を浄化する徳を得る。
身根清浄
御奉公をすることに生きがいを感じられる、清らかな身体。
法界三千の因果苦楽を自己の身にことごとく現ずることができる。
法界三千の因果苦楽を自己の身にことごとく現ずることができる。
意根清浄
感謝、慈悲、善悪の判断など、
厳しさと優しさを兼ね備えた心。
一切衆生の心相に達し、これに対する順応力を生む。
厳しさと優しさを兼ね備えた心。
一切衆生の心相に達し、これに対する順応力を生む。
なんだそうですよ😊
これからぜひ、
「どっこいしょ」と声をかける時に、
意識してみてくださいね!
言霊については、
こちらも参考になさってください。
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