ただいまの七十二候より、
「金盞花(きんせんか)」について
お伝えします。
立冬末候の、
「金盞香(きんせんかさく)」でいう
「金盞花(きんせんか)」とは、
一般的に、3月~6月に咲く、
キク科のキンセンカの寒咲きのことなのか?
それとも、
一般的に、12月~3月に咲く、
水仙の早咲きのことなのか?
という議論があるんです 😊
キク科のキンセンカは、
江戸時代末期に中国から渡来し、
黄金の盃(金盞)のような鮮やかな花が、
冬の間じゅう元気に咲き続けることから、
冬の間じゅう元気に咲き続けることから、
「冬知らず」という別名を持ちます。
一方、水仙は、
平安末期に中国から渡来し、
花の真ん中の黄色い部分を
黄金の杯(金盞)に、
白い花弁を白銀の台に見立てて、
「金盞銀台(きんせんぎんだい)」という
別名を持ちます。
七十二候のタイトルが、
「金盞咲(きんせんかさく)」ではなく
「金盞香(きんせんかさく)」なので、
「香(かぐわ)しい」
水仙を指すのが、
一般的だと考えられています。
が!!!
うちの水仙も、まだ この時期は、
葉っぱだけなんですよ~!
皆さんは、どちらだと思われます? 😊
七十二候は、もともと、
紀元前770年頃の
中国で作られました。
でも、
中国と日本の気候にズレがあったり、
実際にはあり得ないことが
書かれていたので、
江戸時代に、
暦学者の渋川春海らが
日本の風土に合わせて、
大幅に改訂しました。
現在では、主に、
明治7年の「略本暦」に掲載された
七十二候が使われています。
例えば、
ただいまの「立冬末候」は、
日本では、
「金盞香(きんせんかさく)」ですが、
中国では、
雉入大水為蜃
~雉(きじ)が海に入って大蛤(おおはまぐり)になる~
… それに比べれば、
キンセンカ か 水仙 か、なんて、
ささいなことなのかもしれませんね 😆
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