持ち物確認 | アメリカつれづれ日記

アメリカつれづれ日記

アメリカでの日々の楽しみ、驚き、ちょっとしたイライラなど、いろいろ綴っていきます。

今学期私が教えているのはたった一クラス。

リスニングとスピーキングの一番上のクラスで、リスニングは主にビデオレクチャーを聞いてノートをとる訓練がメイン。

そのノートを軸にクラスではディスカッションしたり、聞き落としたところを私が最レクチャーしたりして、ノート取りをきわめていただこう・・・というカリキュラム。

なので採点の基準といえば、クラス内で発言したか、宿題をやってきたか、と各章ごとのテスト(ノート持ち込み可)にかかっている。

普通にちゃんとやっていれば落とすことがとても難しいクラスだと私は思う。

なのに落としそうな学生が既にいる。

それは宿題を適当にやってきたり、ビデオレクチャーを見なかったり、提出物を出さなかったり・・・

基本のことをしないので点数が当然もらえない。

テストもノート持込可なので、ノートをちゃんと取っていれば90点以上は取れるものなはずなテストを作っているのだけど・・・

昨日のテスト中にはなんと

先生、ノート家においてきちゃいました!

という学生がいました。

週末にわざわざ宿題を出さず、このテストの準備(=ノートを整理するとか、情報を足すとか)のための時間を与えたのに忘れるか?

しかもテストをやるのは今回で3度目。

テストは成績の55%って何度も言っておいたのに・・・

なぜ忘れる?

まあ授業中いつもぼーっとしていた学生なので黄信号はともっていたので、やっぱりやらかしたか・・・という感じです。

結局この学生は全く答えがかけず、もう一度受けさせてくださいとお願いしてきました。

(病気などを除く)自己責任の生徒への再試験は行いません、とシラバスにちゃんと書いて、何度も口すっぱく言っておいたのにこれだよ・・・

こういう学生が実は毎学期結構出るので、救済策として「テストのうち最低点を成績にカウントしない」という方法をとっています。

試験の日に寝過ごしちゃった(午後3時の授業なのに)学生とか、最初ぼーっとしてて適当なノートしかとってないので全く点が取れなかった学生とか、今回みたいにテスト日にノート持ってくるのを忘れたとか・・・

こういう学生達のための救済策です。

今回ノートを持ってこなかった学生君には「これが最低点でカウントされなくなるけど、これからはもう後がないからね。必死で勉強して持ってくるものは毎回確認すること!」と通達しました。

彼が改心してくれるのを願います。

学生達よ、家を出る前に持ち物は確認してくれ。

小学生のお母さんみたいだよ・・・