薩長同盟ドンマイ伊藤の「10分で書くブログ誤字上等」 -6ページ目

今日の1冊 【美味い話にゃ肴あり】 作:ラズウェル細木

 僕はお酒を飲める人ですが

 お酒よりも美味しいおつまみや肴を食べる事の方に比重を置いております

 チェーンではない酒場で美味しい食事を楽しんだりする事を想像しながら

 ご飯を食べたりもしております。

 そんな僕が考える理想の酒場を描いている1冊がこちらになります

 ラズウェル細木先生の【美味い話にゃ肴あり】

改めて読み直してみましたが、お話のフォーマットは最初の頃もいまも

変わっていなかったです。

 でも美味しさと面白さはいまでも変わらずに続いていました

出てくる人たちは居酒屋【酔庵】のマスターと常連のみなさん

いまは他に何人か新しい人が出てきていますがほぼ変わらずみなさん

酔庵に通っているみたいです

お話の展開については本当にいつも変わらず

料理を出しながら常連客の誰かが世の中の事や他のお店で飲食した時の疑問や怒りをぶつけます

そしてその話題についてみんなでワイワイ意見を出し合い

最後は一応の結論が出たり

あるいはマスターが【新しい料理を出しながら】別の角度の意見を出したり

常連客の誰かが決意した何かをすぐにヘタレて意見を取り下げたり

という本当に変わらないお店の日常を描いているんです

ですが酔庵の料理は本当に美味しそうです

マスターの腕前もバツグンで和洋中華どの料理もこなせてお客さんのリクエストにも

応えて即興で作ることも出来てます

 本当にこんなマスターがいたら大繫盛間違いなしです

 そして本編も好きですが、もう1つ好きなのが巻末の料理解説とコラムです

 本編に出てきた料理の作り方や美味しさの由来をマスター自身が語るという形で

紹介しております

そして巻末のコラムも読み応えがあります

お話の中に出てきた討論の話題をまさに本音でマスターが語っております

ここまでが1話ですのでもし読まれた際にはコラムと今宵の1品も見て欲しいです

 

ストーリー物ではなく1話完結ですから今から読んでも問題ないです

ラズウェル先生は【酒のほそ道】というこちらはもう少しお酒に特化した

飲兵衛の日常を描いております。

こちらも面白いのでお時間ありましたらぜひ読んでみてください

 

電子書籍と紙の本はどっちが良い!? その5【最終回】【本を読んでもらうのがまず一番】

いままで4回にわたって電子書籍と紙の本のどちらが良いのかを書いてきました

 

 

 

 

最後はいままでのまとめとこれからの本の未来を考えていきたいと思います。

読み手として使いやすいのはどちらかという事を書いていこうと思ったブログでしたが

書いていくうちに出版業界の厳しさにも触れてきましたし、業界全体を盛り上げるためには

どうすればいいのかというような視点での文章も多くなってきました。

 

実際に読み手として本が好きでも業界が小さくなっていけば面白い本や漫画に出会える

可能性はどんどん低くなるのでまずは業界全体が盛り上がってほしいという気持ちの文章が

多くなりました。

 

自分の経験から考えるとやはり

【本は読んでもらわないと買ってもらえない】

という事になると思います。

中身を読まれると買われなくなるという意見もあるとは思いますが僕の経験ですと

コミックスは連載している漫画雑誌を買って何度も読んでいるのに買いましたし

小説や雑学本も立ち読みでいろいろ読んでいって、作者に興味を持ちその中で

この作者の本なら面白いだろうと思って買う事が良くありました。

 

いまは前半部分無料公開の作品も多いですし

キンドルアンリミテッドみたいな読み放題サービスも多いですから

読まれるチャンスも多いと思いますが、もっと大胆にやった方が良いと思います。

 

新作は難しいとしても昔の名作で特に1話完結方式の漫画

ドラえもん、ブラックジャック、ゴルゴ13、こち亀など

は駅にワゴンを置いて全巻のうち半分くらいは無料で

配っても良いのではと思いました。

 

何なら新作も配って面白さが伝わればまだまだ漫画や本が好きな

人は多いので買ってもらえるのではと思います。

 

画期的なアイディアは出ませんでしたが、地道にかつ大胆に

読んでもらうために配りまくるのがこれからの出版業界には

必要なのではと思いました。

電子書籍と紙の本はどっちが良い!? その4【コンビニコミックスは立ち読み用に置いてもらう】

 現在は書籍の売り上げが全体として下がっていて紙の本は売れなくなり、電子書籍が伸びているが

 紙の減少分をカバーするほどではないという感じだと思います。

 

 本当にそもそもだと不景気でエンタメに使うお金が減っているという

 大きな原因もありますがこちらについては書籍業界で改善できることではないので

 その中でも少しでも売り上げを伸ばすために出来る事を考えていきたいと思います。

 街の本屋も減っていて本と触れ合うチャンスが減っているのも原因の1つになります。

 

 それならば本屋の代わりになる何かに本を置いていけばいいのではないでしょうか

 今の日本で数を増やしていてどこにでもあるもの、それはこちらでしょう

 

 

 コンビニです
歩いているとどこでも目に付くコンビニは本を置いておく

良い場所になると思います。

 もちろんいまでも雑誌、コミックスは置かれていますが残念なことに

ビニールで読めないお店もたくさんあります。

 商品の保護のためという理由がありますがそもそも

【中身を見せないで買わせようとするのは酷いんじゃないか?】

という考えがあります。

立ち読みだけして買わない人もいますが読んだことで買う人もいるはずですし

その場では買わなくても後から買う人もいるはずです

 

そのためにはビニールは止めたらいいと思いますがなかなかコンビニ

側としては出来ないと思います。

それならどうすればいいのか?

 

出版社側がお金を出して

コンビニに置いてもらえばいいんです

 

お金を出すのが変!?とおもう人がいるかもしれませんが

本を売るために広告費や宣伝費を使うのは当たり前です

その方法として無料で読んでもらう体験版というやり方は電子書籍では

もう当たり前になっています。

 

それならばコンビニで紙のコミックスもやってみてダメという事はないでしょう。

コンビニとしても売り上げにもなりますし

ビニールをつける必要がないから現場の負担も減りますし

立ち読み目的からコンビニ商品を買ってもらえるかもしれないですから

メリットはあると思います。

 

こちらもバーコードやQRコードも駆使してキャンペーンや

キャッシュバックも組み合わせれば面白いと思いました。

 

とにかく中身を読んでもらい見てもらう

そのためにコンビニでは立ち読みOKでそのためにお金を払うというのは

出版社の人に検討してもらいたいと思いました。