ツリース フィールド -13ページ目

君を抱いていてもいいかい?

白い太陽と
青い空との境目には
いつも僕の心のような水色があって
濃くなったり薄くなったり。
太陽が水平線に沈むころには煌めくオレンジ色になって
僕の心はとてもロマンチックになるんだ。
でもすぐに陽が沈む。
僕は心を手探りしたけど何も掴めない。
そんな夜は君を抱いていてもいいかい?

君が僕の名を口にする

僕が君の名を口にする


スパークする花火のように
幾つもの色、かたち


何もない真っ暗な夜空を照らす
一瞬の愛の瞬き


いくつもの点が線を描くように。
そして線は永遠へと続くただ一本だけの道
君と僕の。


朝よ、すべての秘密を解き明かす醜く下品な光よ
地平線から僕らを覗き見る野蛮な光よ
お前は他に照らすべき場所があるではないか。


夜よ、僕らをこのまま闇の毛布でくるんでいてくれ。
そして僕らの火照った体を冷たい空気で冷ましてくれ。


今日という日の一回しかない夜、そしてその一瞬に
僕は、どれだけの愛の花を摘み取ることができるであろうか

変化

雲はゆらぐ


太陽は回る


木は育つ


川は流れる


想いも流れる。


遠くへ 遠くへ 遠くへ


人も変わる


髪型も


耳も


その唇も。


でもあなたとの思い出は


変わらなかったよ。


ありがとう


今、エスカレーターを逆に走るような事をしないですむのは


あなたの愛の力でした。

Kさんに捧げた詩

地下鉄の流れる風景を見ていると

このトンネルが君につながっている気がして

このまま駅に止まらないで会いに行けたら

僕は搾りたてのミルクを持っていくから

一緒にかわいいケーキを作ろう。

Bさんに捧げた詩

透明なショーガラスに映った君の姿は

その奥のマネキンと重なって

ベトちゃんドクちゃんみたくなったけど

君がベトちゃんか、ドクちゃんかなんてどうでもいいんだ。

大切なのは

マネキンは奥にいて

君は僕の隣にいるってこと。

Uさんに捧げた詩

どれだけの人が手を叩き足を踏み鳴らしても

ビックバンには程遠い。

そしてどれだけの人が祈っても

もうジョン・レノンは生き返らない。

それでも最後の吐息は

まだ風の中に残っている。

Kさんに捧げた詩

炎のように燃える露出した肌も

今では冷たい風に震えている。

だから私は、まぶたの裏に広がる夕焼け空に

あなたの名前を深く刻んだ。

涙で流されてしまわないように。

Mさんに捧げた詩

キューン キューン

酒場で酔った男が娼婦を追い回すように

空の彼方では戦闘機が飛んでいる。

お茶を摘んでいる少女の指は

まだ恋を知らない。

Aさんに捧げた詩

君のクチビルのベッドに寝そべって

夜を旅したい。

そこでみる夢はチベットの秘境よりも神秘的で

その山の頂がいくら天国に近くても

このまま君と旅をしていたい。

Hさんに捧げた詩

メビウスの輪のような銀河系で

誰も数え切れない程の光る星の海で

一番まぶしいのはベイビーのえくぼ

右のほっぺは一番星
左のほっぺは二番星
右手で太陽を握りつぶして
お腹を蹴った足でいつかは立ち上がるんだよ