今日はAustralia Dayでした。と言っても、夫も私もここでは外国人ですし、私達にとってはいたって普通の土曜日。地元のオージー達はBBQをしたり、スワンリバーであがる花火の時間まで、ピクニックをしたりして過ごしているようです。


花火を観に行きたい気もしましたが、なにぶん夫は多忙ですし、一昨年勤務先のオフィスが開放されていたので、そこから十分堪能したのでもういいかな、というのもあり今年はおとなしく家でまったりしています。でもKings Parkの側の我が家の周りは花火の後、人でごったがえしていました。この辺りに車を止めていく人が多いので、夕方から家の周りが騒がしかったです。夜中までにはこの賑わいが収まってるといいのですが・・・


Australia Dayですが、気がつけば勤務先の人達も含めてオーストラリアで生まれ育った人って私の周りにはあまりいないかもしれません。同僚達の出身地はスコットランド、イングランド、ベトナム、中国、インド、アルゼンチン、スペイン、ポーランド、ドイツ、オランダ等々。オーストラリアで生まれたオーストラリア人を探す方が難しいくらいです。そう考えると、「オーストラリア人」っていったいどんな人で、どんなアイデンティティを持っているんだろう??と不思議に思ってしまいます。


同僚のオージーの女性と話をしていた時、夫の話になって、「私の夫はイングランド人なの。」と言ったら、「私の夫はスコットランド人よ。」と言われ、「オージーかと思ってたよ。」って言ったら、「うーん。5歳の時にスコットランドから移住して来たから、スコットランド人なの。」って言ってました。私としては内心「うーん。それは微妙だけどどちらかと言ったらオージーなんじゃないかな。」って思ったのを覚えています。おそらく彼自身が自分をスコットランド人と思っているのか、オージーと思っているのかによるのかもしれません。


今は多少違うかもしれませんが、少し前のデータではオーストラリア人の総人口の25%が海外で生まれてオーストラリアに移民で来た人達とのこと。4人に一人が外国出身者。考えてみればすごい割合ですよね。


Australia Dayという日は、ここで生まれ育った人も、自国を離れここに移住して来た人も一緒になって、「自分はオーストラリア人なんだ。」というのを思い出す日なんじゃないかな、外国人の私は客観的にそう考えています。

昨日は約一年ぶりに会う友人とカジュアルディナーに行きました。私達よりも一回り上の人で、SBS等のドキュメンタリーや映画の監督をしている人で、とてもフレンドリーで感じの良い人です。


私達がパースで暮らし始めて半年後くらいに、もともとの出身地であるメルボルンに戻ったので、何度も会っていたわけではないですが、メルボルンに戻ってからも映画の撮影とか編集等でパースには良く来ていたのでその度に一緒にご飯をしています。


今回はパースにある大学の一つから講師をやって欲しいと頼まれて、とりあえず一年の契約で先週末に来たばかりとのこと。パートナーはメルボルンにいるから、遠距離ということになりますが、落ち着いた大人ですし、一年程度ならということで講師のポジションを受けたとのこと。


ディナーはカジュアルなベトナムレストランへ。金曜日の夜はかなり待たないといけないと思ってましたが、先に着いていた友人がテーブルを確保してくれていました。


現在、昼夜逆転生活になっている、睡眠時間も2時間くらいの夫も久しぶりの外食でリフレッシュできたよう。友人と食事という理由がないと研究所に篭ったきり、気分転換も出来ない状況なので私としてはそういう意味でも友人のお誘いはありがたかったです。


彼も自分の作品を完成させる直前は、寝食を忘れて没頭するそうですが、自分のSocial Lifeは可能な限り大切にすることにしているそう。友人達と会って楽しい時間を過ごした方が、その後自分がより建設的、効率的に仕事が出来るから、と言っていました。


とにかく夫には体を壊さないで、あと少し乗り切って欲しいです。

年も明けて、パース生活も(やっと!)終わりが見えて来ました。


会社の規定では退職願いは退職希望日の一ヶ月前までにすること、となっていますが、超忙しい上司のスケジュールを考慮し、後任の採用+引継ぎの期間を考えて今週始めに上司にお話しました。退職希望費は4月中旬です。


気が付けばこの会社で仕事をして3年半になるのですよね。パースに来たのが約4年前なので、パースの生活=この会社で仕事していたと言っても過言ではありません。パースに来てから仕事スタートまでの間、挙式・披露宴のために約1ヶ月半日本に滞在していたことを考えると、本当にパース生活はこの会社と共にあった、という感じです。


専業主婦向きではない私には、仕事がなかったらパース生活は辛いものだったような気がしています。ここで楽しめるような趣味もなく、夫は研究で忙しく、(期限付き滞在だと思うと)積極的に友人関係を構築する気にもならず・・・


会社での人間関係にも恵まれ、何より上司に恵まれ本当に充実した会社員生活を送れたと思っています。


そして当たり前ですが、仕事をしていて良かったことは定期的な収入があること。良くも悪くもここでは欲しいもの、買いたいものがないので、無駄遣いがない分、東京で仕事していた時よりも年間の貯蓄金額は多くなりました。年収は(為替レートにもよりますが)東京時代より15~20%低いのに。東京時代は独身だった、というのももちろんあるけれど。


現在対ポンド(£)でオーストラリアドル(A$)が強いので、私がイギリスで生活始めるまで、このままならいいなあと思っています。お家を買う資金にするため、可能な限り良い為替レートの時にポンド(£)に換算したいのです。今、対円でもオーストラリアドル(A$)は強いですよね。


好景気なオーストラリアを後にして、不景気なイギリスへ行くというのも傍目には不思議な気がしますが、個人的にはとても楽しみです。