前回加齢とともに減少するセラミドNP(3)AP(6Ⅱ)を補う事の重要性をご説明致しました。
次は現在の合成品のセラミドと天然由来のフリーセラミドの違いをご説明致します。
セラミド=スフィンゴイド+脂肪酸
と言うことを前回冒頭でご説明致しましたが、合成と天然の違いはこの脂肪酸にあります。脂肪酸は種類により炭素数が違い、例えばオリーブオイルなどに含まれるオレイン酸は炭素数18、これを「C18」と表します。
この炭素数が少ないものから順に、短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸、超長鎖脂肪酸と呼びます。
このセラミドに結合している炭素数が長鎖脂肪酸、超長鎖脂肪酸と多くなるほどにバリア機能改善効果が見込めるのです!
つまり
合成ヒト型セラミド(炭素数16or18) 低い
天然ヒト型セラミドNP(炭素数20) ↓
天然ヒト型セラミドAP(炭素数24) 高バリア機能
という事実なんです!!合成品は各1種類のセラミドなので、特定の炭素数の脂肪酸を持つセラミドが角層内に増えるという事になるはずです。(炭素数は記載されないのでバリア効果が高いか見分ける事はできませんが…
)
それではデータをご紹介していきます
①ヒトの皮膚角質内に存在するセラミドの中でも、C24脂肪酸結合のセラミドが多いという事がわかりました。
②C16やC18の比較的短い脂肪酸を持つセラミドの割合と経費水分蒸散量の関連を調べた所、短い脂肪酸の割合が増加すると、お肌からの水分蒸散量も上昇しました。
短い脂肪酸割合 <増> →バリア機能低下
(TEWL: transepidermal water loss)
③反対にC20やC24の長い鎖脂肪酸を持つセラミドの割合が増えると、お肌からの水分蒸散量は低下しました。
長い脂肪酸割合 <増> →バリア機能亢進
結論
同じ分類のヒト型セラミドでも結合している脂肪酸の炭素数(長さ)に違いがある。
短い脂肪酸を持つセラミドをたくさん補給するより、超長鎖脂肪酸を持つセラミドを補給してお肌のセラミドバランスを整えることが重要
ちなみに・・ピュアスキンセラミドセラムの原料では、セラミドAP(6Ⅱ)の約76%はC22~C26の長鎖~超長鎖極長鎖脂肪酸を持つセラミドです
天然なら何でも良いってわけでもないので、このデータによって、セラミドの持つ『超長鎖脂肪酸』も注目を浴びてくくれたら嬉しいな・・と思っています。
次は現在の合成品のセラミドと天然由来のフリーセラミドの違いをご説明致します。
セラミド=スフィンゴイド+脂肪酸
と言うことを前回冒頭でご説明致しましたが、合成と天然の違いはこの脂肪酸にあります。脂肪酸は種類により炭素数が違い、例えばオリーブオイルなどに含まれるオレイン酸は炭素数18、これを「C18」と表します。
この炭素数が少ないものから順に、短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸、超長鎖脂肪酸と呼びます。
このセラミドに結合している炭素数が長鎖脂肪酸、超長鎖脂肪酸と多くなるほどにバリア機能改善効果が見込めるのです!
つまり
合成ヒト型セラミド(炭素数16or18) 低い
天然ヒト型セラミドNP(炭素数20) ↓
天然ヒト型セラミドAP(炭素数24) 高バリア機能
という事実なんです!!合成品は各1種類のセラミドなので、特定の炭素数の脂肪酸を持つセラミドが角層内に増えるという事になるはずです。(炭素数は記載されないのでバリア効果が高いか見分ける事はできませんが…

それではデータをご紹介していきます

①ヒトの皮膚角質内に存在するセラミドの中でも、C24脂肪酸結合のセラミドが多いという事がわかりました。
②C16やC18の比較的短い脂肪酸を持つセラミドの割合と経費水分蒸散量の関連を調べた所、短い脂肪酸の割合が増加すると、お肌からの水分蒸散量も上昇しました。
短い脂肪酸割合 <増> →バリア機能低下
(TEWL: transepidermal water loss)
③反対にC20やC24の長い鎖脂肪酸を持つセラミドの割合が増えると、お肌からの水分蒸散量は低下しました。
長い脂肪酸割合 <増> →バリア機能亢進
結論
同じ分類のヒト型セラミドでも結合している脂肪酸の炭素数(長さ)に違いがある。
短い脂肪酸を持つセラミドをたくさん補給するより、超長鎖脂肪酸を持つセラミドを補給してお肌のセラミドバランスを整えることが重要

ちなみに・・ピュアスキンセラミドセラムの原料では、セラミドAP(6Ⅱ)の約76%はC22~C26の長鎖~超長鎖極長鎖脂肪酸を持つセラミドです

天然なら何でも良いってわけでもないので、このデータによって、セラミドの持つ『超長鎖脂肪酸』も注目を浴びてくくれたら嬉しいな・・と思っています。