フクロウのひとりごと -5ページ目

フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
おもに吹奏楽の活動に役立つ情報を発信中!
バンド指導をご希望の方はお気軽にご連絡ください。

音楽大学受験者数の減少が言われるようになってずいぶん経ちますが、どうして減っているのか、どうしたら生き残れるのか、もちろんそんなことがそう簡単にわかれば苦労はしないのでしょうけど、少し考えてみました。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

昔の音楽大学 

 

まず、昔の音楽大学ってどんなふうだったと思いますか。
学科は、声楽科、ピアノ科、器楽科と、学校によっては指揮科や作曲科、あとは音楽教育、
せいぜいそれくらいしか選択肢がなかったのです。そして…
「音楽大学というのは由緒正しいクラシック音楽を教えるところ」という意識が強かった。
だから、ジャズなどやろうものなら半ば白い目で見られた。
卒業したらプロになる、そういう覚悟で行くところ。
中学や高校の教員になるのでさえ、「それだったら教育学部に行けば?」なんて言われたもの…
ましてや、音楽に関係のない仕事に就いたりしたら、「一体何しに音大に行ったの?」と…
そういう、ある意味とてもストイックで厳しいところだったように思います。
また、それを求めて人が集まるようなところがあったのかもしれません。
でも…
音大を出てプロでやっていける人など、ほんのほんの一握り、それが現実。
そのわずかな可能性に向かってがんばる、細い細い1本の道を登っていく登山、
そんなところが、昔の音大だったように思うのです。
 

 

今の音大 

 

現代の音楽大学って、それとはもうくらべものにならないくらい多角的です。
なぜなら、昔のスタイルではとうてい生き残れないからですよね…
受験者が減ると少子化が原因なんて言われますが、そこじゃない。
超名門大学なら、オールドスタイルでも生き残れるのかもしれませんが…
今やジャズ科があるのなんて当たり前、ミュージカルや吹奏楽指導者コース、
音楽製作や舞台制作、コンピューターミュージックや声優コースなんかまである。
とにかく、選択肢が広い。
『音楽』の範囲、捉え方が昔とは全然違うのです。
いわゆる西洋の、ごく狭い時代の『クラシック音楽』なんてくくりだけではやっていけない、
そのことに気づいたのだと思うのです。
独りよがりを改めた。いろんな意味で。
めざす方向性が、変わったのですね。
ほんの一握りの『プロ』を育てるところではなく(昔もそうでもなかったですがね…)、
もっともっと広い『音楽』を学べるところになった。
 

 

求められるもの 

 

どうしてこんなに変わってきたのか…
オールドスタイルを求める人なんて、きっとほんのほんの一握りだからだと思うのです。
きっと、もっといろいろな音楽を求める人たちがいる。だから、それに答えてきた。
単に、間口を広げれば生徒が増えるだろうっていう単純な考えばかりではないと思うのです。
『音楽大学』に求められるものって、確実に変わってきた。
ところで、ひとつアンケートしてみました。



なるほど…

たとえば30年前なら、これとはきっと違う結果になったでしょうね。
 

 

得られるもの 

 

では音楽大学で得られるものってなんでしょうか。
楽器の技術や音楽についての経験はもちろんあるでしょう。
大学って、ひとつには、学びや経験をより深めるところだと思うのです。
音大って、実践的な経験がたくさん得られる。
音大出身者は協調性や共同性が強いので社会に出たら強みになる…

そういう意見を見たことがあります。
それが強みになるのかどうかは知りませんが、たしかに一般大学出身者とはちょっと違う、
そんなところはあるのかもしれません。
でも、逆に我が強くて孤独でストイックなところもあるようにも思うのですが…
でもやっぱり、音大を出たから、一般大を出たから、ではなくて、
そのそれぞれの環境から何を得てどう成長していくのかは、ひとりひとりのパーソナルによる、
そんなふうに思うのです。一概に言えるものではない。
 

 

なにがいちばん大切なのか 

 

さて、では、音楽大学がこれから生き残っていく上で、なにがいちばん大切なのか…
それはもちろん、そこに集う学生さんでしょう。
せっかく独りよがりをやめてここまで変化してきたのですから、ね。
来てくれる学生のことを大切に考える、そこを出発点として運営することに尽きるのではないか…
でもこれって、大学に限りませんよね。
小学校中学や高校だって、専門学校や短大だっておんなじです。
学校というところは、生徒がいちばんでなければいけない。当たり前のことです。
生徒の多くが不満を持ったりやる気を削がれるような運営をしたら、一気に歯車が狂い出す…
それでは、とうてい未来などない。
そこがどんな学校なのか、みんなよく見ているものだと思うのです。
学生ファースト。
運営も変革も、きっとこれに尽きると思うのですよね。
根っこを、見失わない。

さて、みなさんの大学は学生ファーストですか。
 

このごろなんだかますます、SNSの質って低下しているとは思われませんか。広告や、怪しいアカウントやスパム、改悪や扱いにくさ、どのSNSを見ても、以前よりも悪くなっているように思えてならないのですよね。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

ツイッター(エックス) 

 

ツイッターがエックスという名前になってから、改悪の一途をたどっていませんか。
最近、「プロモーション」という名の広告が多いです。
そもそも、ヴィジェットが表示されなくなりましたよね(廃止されたのか?)
ホームページにヴィジェットを置いていたのですが、なくしましたよ。
ログインしてないと表示されない?
ログインしていても表示されません。
あと、公開アカウントの場合、ブロックしても相手からは見えるようになったのですよね。
これ、去年からの仕様変更です。
APIもいろいろと改悪されているようですし、一体何がしたいのでしょうか。
「ツイッター」に戻ってほしいと願わずにはいられません。
 

 

インスタグラム 

 

それからインスタグラムです。
昔から、企業アカウントみたいなのは多かった気がしますが…
最近、おそらくアダルト系の怪しいアカウントが蔓延しています。
どんどん友達リクエストをよこしてくるのですよね…
こういうのね、ちゃんと対策してくれないと、どんどん人が離れていってしまいますよ。
ページの動きも時々怪しい(開かなかったり動かなかったり)し…
なにしろ、どうにも扱いにくいのです。
パソコンから投稿するときに複数枚の写真を上げると、スクロールできなかったり…
で、「ちゃんと動かないのですが」って不具合報告しても、なかなか対応してくれない…
人手不足なんですかね?
 

 

フェイスブック 

 

基本的にあんまり使っていないフェイスブックなのですが…
タイムラインに、自分の友だちの投稿があんまり出てこない。
オススメなのかなんだか知らないけれど、どうでもいいような投稿ばかりが流れてくる。
そしてお知らせも、たのんでもいない余計なお知らせがたくさん来る。

これってなにか設定できるのでしょうか。

そもそもフェイスブックって、設定がとてもわかりにくいですよね。それから…

インスタほどではないのですが、怪しいアカウントからの友達リクエストも、やっぱりある。
なかにはじつは怪しいものじゃないアカウントもあるのかもしれないけれど、
なんだかみんな、信用できなくなってくる。
要するに、治安?がよくないのですよ。インスタといいフェイスブックといい…
 

 

ユーチューブ 

 

そしてチューチューブもね、以前より広告が増えた気がします。
そしてそれ以上に、広告の質が悪いように感じます。
怪しい政治活動みたいなのがあったり、どう見ても怪しい製品の広告があったり…
テレビのコマーシャルと違って、審査なんかないのでしょうね。
ユーチューブに限らず、SNSの広告は信用しないことにしています。
ヘタしたら今どきテレビのコマーシャルより露出度という点では高いのかもしれませんが、
信頼度という点では明らかに劣りますよね。信用ならない。
こんなことでは逆に、一流企業が広告を出すのも二の足を踏むのではないでしょうか。
 

 

今の流れ 

 

ぼくが普段利用するSNSって正直これくらいなのですが、
今って、どんなSNSが主流なのでしょうね。
今はインスタとティックトックだと聞いたことがありますが、うーん…
ティックトックは、今後もぼくは手を出す気はありません。
ニコニコ動画も使いません。
あと、LINEはありますね。あれってSNSなのでしょうか?
LINEは必要に迫られて使ってはいますが、積極的に使う気はあんまりないです。
SNSはやっぱりSNS。
現代人のおそらく大きな情報源であり交流の場なのでしょうけど、でも、
あんまり頼りすぎるのもどうなのか…
久しぶりにまたSNS断ちしてみるか…

さて、みなさんは最近のSNS。どう思われますか。
 

一昨日12月5日、大阪のあいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールで、呉信一先生と小西元司さんの喜寿還暦コンサートを聴いてきました。久々の先生のソロ、そして小西さんのソロ、さんぼーんさんの演奏!!

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 



呉信一先生はこの日12月5日が喜寿、77歳の誕生日。
小西さんも来年の誕生日で還暦ということで企画された、ジョイントリサイタル。
プログラムは…



ピアノは、トロンボニストにはなくてはならないピアニスト、城綾乃さん。
まず、2人のデュオと城さんで高橋宏樹さんのダブルヒーローズでさわやかに。
絶妙のアンサンプルでした。
それから、小西さんのソロでジョン・ウィリアムズのベース・トロンボーン協奏曲。
安定感! 美音! 美しいレガート! そして、歌!
普段気さくにお話させていただいていますが、ほんとうにすごい方なのだと実感しました。
曲もまたかっこいい!

そして、呉先生のソロで、プッチーニの「誰も寝てはならぬ」
久々にソロを聴かせていただきましたが、豊潤で輝く音、そして、歌!
ひとつとても感じたのが、どんな静かな音にもすべての音に、意思があるのです!
今の世の中、上手に吹く人はたくさんいます。いくらでもいますよ。でも、それだけじゃない。
こんなふうに吹かれるトロンボーン奏者って、ほかにいるでしょうか?
すべての音に、意思がこもっているのですよ!
ああ、この音、この演奏を忘れたくなくて、ぼくは大阪に通っていたんだなと、聴いていて思い出しました。
大切な何かを思い出させていただいたソロでした。ほんとうに、ありがとうございます。
まだまだずっといつまでも、素晴らしい演奏を聴かせていただきたいと思っています。
そして大阪のトロンボーンって、このDNAを受け継いでいると思うのです。
だから好きなんだ、と…
ほんと、忘れかけていました。
やっぱり大阪で育ちたかった…、正直今でも思います。

後半はさんぼーんさんが入られて、おかもとだいすけさんの「夢のつづき」「そこにある夢」
阿吽のアンサンブルでした。
そしてジョージ・ロバーツとアービー・グリーンのメドレー。
小西さん、バストロ(ヤマハ)と細管テナー(キング)を曲中で持ち替えて2人の名手の曲を演奏!
いや、テナーも吹かれることは知ってはいましたが、細管も!?
開いた口がふさがりませんでした。見事でした!
ほんとうに、すごい演奏会…
ここでこれが聴けてよかった…

フェニックスホールもなんだか久しぶりでした。

御堂筋のイルミネーションもきれいでした!

 


終わって、打ち上げもいつもの大阪の感じでした。大盛り上がり!
お久しぶりの方々、初めましての方、ありがとうございました!
大変楽しかったです!!
2次会にもお邪魔して、小西さん、さんぼーんの武内さんたちと楽しい時間を過ごしました。
そして終わったのは朝4時を過ぎていました!
正直、終盤の記憶があいまいです。どれだけ飲んだの!?
ホテルまで歩いて帰った記憶がありません!(汗)
次の日はなんとお昼過ぎまで全然起きられず…!
ホテルで追加料金を払いチェックアウトして、

食事して寄りたいところに寄って、愛知に帰ってきました。
いやクタクタだ…

でも、準備に演奏、打ち上げの仕切り、いろいろされたさんぼーんのみなさん、武内さん、
お疲れだったでしょう。ほんと、おつかれさまでした。
ほんとうに素晴らしいコンサートをありがとうございました。

また行きますよ大阪!!