タイヤの空気圧の話 | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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タイヤの空気圧って定期的にチェックされますか。じつは昨年タイヤを替えたのですが、替えた当初は空気圧の自然低下が激しかったのです。それが数ヵ月で安定してきた。さて、なぜ、こんなことが起こるのでしょうか。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  タイヤを交換して

 

アクアくん、タイヤがずいぶん減ってきていたので、昨年5月にタイヤを交換しました。
ところが交換当初は、空気圧の減り(自然低下)が激しかったのです。
1ヶ月でコンマ2以上も減るのですよ!
こんなに減るのか、困ったな…、という感じ。
こまめにチェックしていたのですが、3~4ヶ月したら安定してきました。
減りにくくなってきたのです。でも、なぜ?
タイヤって、馴染むまでは減り(自然低下)が激しいものなのでしょうか。
友だちの整備士さんに訊いてみたら、そんなことはない、と。
ところが最近になって、もしかしたらその原因がわかったかもしれないのです。
 

 

  窒素充填

 

なぜ、空気圧の減りがそんなにわかるのかというと…
クルマに空気圧計をつけているから(冒頭写真)。
ところでみなさん、タイヤに空気ではなく窒素を充填するという話、聞いたことありませんか。
普通の人はほとんどやりませんが、なぜ、窒素を入れる人がいるのでしょうか。それは…
窒素は不活性ガスで分子の運動が少なく、ゴムを透過しにくい。
つまり、自然低下しにくいのだそうです。
さらに、温度による空気圧変動も少ないのだそうですね。
レースの世界ではタイヤには窒素充填なのです。カテゴリーによるのでしょうけど…
空気圧がコンマ05違ったら、もうグリップが違ってくるっていいますからね…
でも、窒素充填の始まりは航空機タイヤなのだそうですよ。
温度変化が激しいことが理由のようです。
 

 

  空気の成分

 

さて、『空気』って、なにで出来ているのでしたっけ。
窒素78%、酸素21%、そのほか(アルゴン、二酸化炭素など)1%。
8割近くが窒素なのですね。残りの大部分は、酸素。
窒素は、タイヤに充填すると空気より自然低下しにくいのでしたよね。
つまりそれは、窒素の方が酸素よりも抜けにくいとも言える。ということは…
タイヤに空気を入れると、酸素から先に抜けていくということですよね。
空気をつぎ足せば、また酸素も入るでしょうが、でも、タイヤの中の窒素の割合は増えていく。
と、自然低下しにくくなってくる。
空気圧がタイヤ交換後3~4ヶ月して安定してくるのは、そういう理屈なのかもしれませんね。
なんだか謎が解けた気分です。でも、ということは…
窒素充填なんかしなくても、月日が経てば自然に窒素充填に近くなるといえるのかも…
 

 

  空気圧

 

みなさんは自分のクルマの規定空気圧を知っていますか。
クルマのドアのところ(内側)に表示してありますよね。
ちなみにぼくのアクアくんは、フロント2.5、リア2.4です。
ぼくはこれのコンマ2増し、つまり2.7と2.6、張ることにしています。
タイトなのが好きなので。それに、燃費も良くなりますしね。
高めといっても、コンマ3、規定圧の1割増を超えると高すぎな感がありますね。
空気圧ってね、ほんとに響くのですよ燃費に。
以前、スローパンクチャーで前輪の片方の空気圧が半分くらいになったことがあるのですが、
そのときは燃費が異常に悪くて、2割ほど下がった感じでした。
ちなみに、その一件以来つけることにしたのです、空気圧計。
 

 

  空気圧の変化

 

クルマにリアル空気圧計がついていると、その変化がわかって面白いのですよ。
空気圧だけではなくて、タイヤ温度(実際はタイヤの中の空気の温度)もわかります。
たとえばルートの関係で、右側にだけ直射日光が当たっていたりすると…
右タイヤの温度と空気圧が左より高くなったりするのです。コンマ1くらいですけどね。
それから、長ーい下り坂をエンジンブレーキ(回生ブレーキですが)効かせて下りると…
前輪の温度がけっこう上がってくるのです。ときには10℃以上も。
それにともなって空気圧も上がります。せいぜいコンマ1くらいですけど…
激しい運転、山道のワインディングを急いだりすると、けっこう上がるのですタイヤ温度。
サーキット走行なんかしたらきっともっと上がるのでしょうね…

さて、みなさんはタイヤの空気圧、定期的にチェックしていますか。