一見舶来のようなもの | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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舶来(外国産)だと思っていたけれど実は国産、日本人が作ったものだったというもの、これまでなにか出会いませんでしたか。たとえばどんなものがあるでしょうか。きょうは、そんなものをいくつか紹介してみますね。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  台湾ラーメン

 

みなさん台湾ラーメンってご存じですか。
めちゃめちゃ辛いラーメンです。
今、これをメニューに載せている中華料理屋さんも増えてきたようなので、
ご存じの方も少なくないかもしれません。
これ、じつは台湾で生まれたものではありません。
(そんなことは知ってるって?)
発祥は、名古屋は今池の台湾料理店、味仙(みせん)。
今や全国チェーンですからご存じの方も多いと思います。
台湾ラーメン、一度食べてみられては?
それも、やっぱり味仙の台湾ラーメンがおすすめです。
もしかしたら病み付きになるかもしれませんよ。
汗ダラダラ涙ボロボロになりますが…
 

 

  イタリアンスパゲッティ

 

イタリアンスパゲッティってご存じですよね。
鉄板に敷いた溶き卵に乗ったケチャップ仕立ての太麺スパゲッティ。

ソーセージなんかが入ってて…
これ、イタリア生まれではありません。
これもじつは、名古屋発祥。
名古屋市東区にある喫茶ユキで、1961年に生まれたものなのだそうです。
店主がイタリアに行ってスパゲッティを食べた時、

食べている途中で冷めてしまうことを不満に思った。
で、冷めないように鉄板に乗せてみたのが始まりなのだそうです。
鉄板を『板』に見立てて、板に乗ったスパゲッティだから板スパ → イタリアンスパゲッティ

ってなった、なんて名前由来説もあるようですね。
溶き卵を敷くのはスパゲッティが焦げつかないように、なのでしょうか?


似たようなものにナポリタンスパゲッティというのがありますが…

これも日本人が考えたものだそう。
では、イタリアンとナポリタン、いったい何が違うのでしょうか。
ナポリタンが鉄板に乗っているとイタリアンだ、という説もあるようですが…
これは、地方によっても違うようですね。
ちなみにカレーソース仕立てのスパゲッティをインディアンといいますが、

これもきっと、日本人が考えたものでしょうね。


 

  シャリアピンステーキ

 

みなさんシャリアピンステーキってご存じでしょうか。
細かく刻んだ玉ねぎを使って柔らかくした牛肉を使ったステーキで、
玉ねぎと赤ワインで作ったソースでいただきます。
わりあい一般的なステーキなのですが、これも、日本人が考え出したものなのです。
1936年に来日したロシアのオペラ歌手、フョードル・シャリアピンの要望が、
「柔らかいステーキが食べたい」というものだった。
これに応えて、帝国ホテルの料理長だった筒井福夫により考案されたのだそう。
日本以外ではほとんど知られていないのだそうですよ。
ソースの中にはじつはお醤油なんかも入っていたりするのです。
牛肉にいちばんよく合う調味料は醤油だという人もいますね。
 

 

  アメリカンコーヒー

 

みなさんアメリカンコーヒーってご存じですよね。
でも、アメリカに行って「アメリカン」と言っても、もちろん通じません。
ちょっと薄目のコーヒーのことを日本ではアメリカンコーヒーと言っていますが、これ、
アメリカ人は薄目のコーヒーが好きだと思い込んだ日本人が言い出した呼び名なのだとか…
もちろんアメリカにも薄目のコーヒーはあるのでしょうが、
それは日本みたいに普通のコーヒーをお湯で薄めるのではなく、

ちゃんとそういう豆で挽くのだそう。
アメリカンコーヒーはアメリカ産ではないのですね。

 

 

  なんだか食べものばかりでしたが…

 

あれっ、気がついたらなんだか食べもの飲みものばかりでしたが…

みなさん、どれもご存知でしたか。知っていましたよね…

ほかにも、「えっ、外国から来たものじゃなかったの!?」というもの、あるかもしれません。

食べもの以外でもね。

そして、海外に旅行に行ったら通用しないモノとかも、少なくなさそうですよね。

さて、じつは国産だったもの、なにがあるでしょうか。