集中力と緊張 | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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演奏に集中するってどういうことなのでしょうか。また、どうしたら、緊張してもちゃんと演奏出来るようになるのでしょうか。どんな環境で普段練習していますか。そして、どんな環境で練習するのがいいのでしょうか。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  緊張しても…

 

こんな人がいました…
本番で緊張してもちゃんと演奏出来るように、普段はテレビを見ながら練習するのだと。
どういうことかというと…
緊張して集中力散漫になっても演奏が乱れないように、普段から散漫に慣れておく。

だから、ながら練習するんだ、と。
面白い発想ですね…
いや、ぼくもYouTube見ながら練習することはありますよ…(ぉぃ)
 

 

  ながら演奏

 

リハーサル、譜面台に楽譜のほかに雑誌なんか置いてる人、いましたね。

(よい子は真似しない)
そうそう、某オケにトラに行った時のこと、野外だったのですが…
となりの人、イヤホンで野球中継を聞きながら演奏してましたよ(よい子は…)。
まぁ、昔の話ですが…
集中するって、どういうことなんですかね。
ながら演奏でもちゃんと出来るくらいでなければダメなのでしょうか…
 

 

  暗闇で

 

逆もあります。
自分の音に集中するために、あえて真っ暗な部屋で練習するんだ、と…
そういう話も聞きましたし、かくいうぼくも、じつはやったことがあります。
でも、では視覚情報を遮断したからそのぶん音に集中出来るのかといったら…
必ずしもそうではないように思うのですよね。
そして、ほんとうに自分の音に集中して練習している人って、案外少ないのではないか…
では、練習の時って一体なにに集中しているのでしょうね。
 

 

  練習では

 

曲ではなく、たとえばエクササイズなどを練習している時って…
音よりも奏法や感覚に集中している人って、少なくないのかもしれないな、と思うのです。
心地よく音を出せているかどうか、奏法は乱れていないかどうか…
もちろんそれも大切な要素であり情報だとは思うのですが…
音を優先するか感覚を優先するか、どうなんでしょうね…
管楽器の場合だと、空気の流れも大切な要素ですね。
些末な『奏法』なんかよりも大切なのではないかと思うのです。
そしてもちろん『音』も。
 

 

  ステージでは

 

さて、ステージで、緊張してもちゃんと演奏出来るためには、なにに集中したらいいのでしょうか。
(緊張しない方法はありませんからね)
リハーサルで決めた決めごとでしょうか。
まわりの音でしょうか。
それとも、自分の音?
奏法や感覚でしょうか。
そういうものではなく、まず『音楽』に集中すべきだと思うのです。
それはつまり、つねに音楽の中にいる、ということ。
そのためには、その『音楽』が、すっかり自分の中に入っている必要がある。
だから、勉強ってするのだと思うのですよね。

さて、集中力と緊張、どんなふうにとらえていますか。