理詰めで考えたり捉えたり、理屈で説明できないと納得いかない人もいると思います。
逆に、理屈では説明できないけれど感覚的に捉えるのが得意な人もいますよね。さて…
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
理論派と感覚派
たとえばレッスンや指導をしていても、いろいろなタイプの人がいます。
ジェスチャーなどで「こんな感じで」と伝えたり、なにかを想起する言葉などでよく伝わる人、
その逆に、理屈や理論で説明することで腑に落ちる人、
感覚で捉えるのが上手い人と、理論を理解するのが上手い人といると思うのです。
たとえば呼吸の話をするのに、筋肉の名前を知らないと気が済まない人、
それよりも、もっと感覚的な動きに反応を示す人など…
もちろん、どちらかに分かれるというのではなく、いろいろなタイプの人がいますよね。
さて、あなたはどちら?
腑に落ちる … 納得がいく。合点がいく。(goo国語辞典)
どちらが好きか
みなさんは、たとえばどちらが好きかを選ぶとき、なにを頼りに決めますか。
どちらの演奏が好きか、
どちらの解釈が好きか、
作曲や編曲をしていて、どちらの音や響きが好きか、
そこに、言葉で説明できるような理屈は必要か否か…
ぼくは、楽譜を書いていて音を選ぶとき、たぶん感覚派なのだと思います。
感覚的に、どちらが好きか、どれが好きか。
もちろん、どこかには理屈もあるのかもしれません。
でも、その理屈がどうしてそうなのかというところは、感覚的に腑に落ちていないと納得いかない、
そんなところがあります。伝わりますかね…
納得いくことって…
たとえばなにかを教えてもらうとき、
「とにかくこれはこういうものだから」って言われて身につく人もいるかもしれないけれど、
どういう仕組みなのか、なぜそうするのかを理解することで身につく人もいると思います。
クルマを運転するのに、変速機の構造を理解しないと気が済まない人もいるかもしれないし、
ただ操作方法さえ分かって快適に運転できればそれでいいという人もいるでしょう。
なかには、エンジンの形式まで知りたいという人もいるかもしれませんね。
どんなふうに捉えて、なにで納得できるのかって、きっと、人それぞれ。
スイッチを見つける
ほんとうに、いろいろなタイプの人がいると思うのです。
どこにスイッチがあるのか、なにがスイッチになるのか…
たとえば練習していても、自分のスイッチを見つける、みたいな感じもありますよね。
そして、たとえば人を教えることになったら、その人のスイッチはどこかな、と探ったり…
『ぼくはこれで腑に落ちたから、この捉え方で伝わるはずだ』では、うまくいかないこともある。
どれが正解、でもないと思うのです。人それぞれ。
でも、いろいろなタイプの人がいるんだとわかっていることって、大切だと思うのですよね。
さて、あなたは理論派? それとも感覚派?