みなさんは、なにかをするとき、それは自分のためですか。それとも、誰かのためですか。
ときにはそんなことを考えてみるのも、いいと思うのです。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
人々のために
ベートーベンの言葉に、こんなのがあるのだそうです。
音楽家の名言・格言集@ongakunokakugen『人々のために曲を書く時の方が、そうでないときよりもずっと美しい曲が出来る』ベートーベン
2020年12月28日 05:03
なんだか深いですよね。
人々のため…、人々って誰でしょう。演奏してくれる人々? 聴いてくれる人々?
それとも、全人類のため、でしょうか。
ベートーベンなら言いそうだと思いませんか。
顔が見えるから
ベートーベンとは全然次元が違いますが、ぼくも…
演奏してくれる人の顔が浮かぶ方が、いいものが書ける気がします。
誰が演奏してくれるのやら、どこのバンドがやってくれるのやらわからない楽譜より、
このバンドのために、この人たちのために、って書いているときの方が、
少なくともモチベーションは上がりますし、内容だってよくなるように思います。
やっぱり、顔が見えるからがんばれる、みたいなところがあるんですよね…
誰かのために
『人は、誰かのためにした行動でしか自信は持てない』
そんなふうに言った人がいました。
そうかもしれません。
誰かを幸せにするような、誰かを笑顔にするような、そのためにすること、
そういうものでしか、自信は育まれない…
自信って、いったい何でしょうね。
自己肯定感、と言ってもいいのかもしれません。
ご機嫌を取ることではなく
それでは、『誰かのため』って、どういうことでしょうか。
気に入ってもらえるように?
顔色をうかがったりご機嫌を取ったり?
そうではないですよね。
自分をなしにして、気に入られよう、ご機嫌を取ろう、っていうのではなく、
これは人々を喜ばせることだと自分がほんとうに信じたことを為す、
それが、ほんとうの意味での『誰かのため』だと思うのです。
似て非なるものです。似てもいませんね。
音楽って
音楽って、何のためにあるのでしょうか。
何のためにするのでしょうか。
自己表現のため?
誰かの幸せのため?
それとも、世界平和のため?
深いテーマになってきましたね。
でも、ときにはそんなことを考えてみることも必要なように思うのです。