フクロウのひとりごと

フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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みなさん写経ってわかりますか。お経を書き写すことなのですが、先月実家に帰ったときに般若心経を写経したのです。初めてだったのですが、なかなか大変で時間もかかりました。そもそも般若心経って何なのでしょう?

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

清めて… 

 

月1回(行けないこともありますが)座禅を組みに行かせていただいているお寺があるのですが、
そこであるとき写経を勧められたのです。
写経ってほんとうは、身体を清めて、お部屋をお香で清めて行うのだそうですが…
手を洗って顔を洗って、仏間でお線香を焚いておこないました。
写経といってもこのごろのものは書き写すわけではなくて、
半紙に薄くお経が書いてあって、それを筆ペンでなぞっていくのです。
般若心経は短いお経で、全部で300文字くらいでしょうか…
それでも、1時間ではとても書けません。
お線香を3回焚いても出来なかったたので、2時間以上はかかったと思います。
「2時間もかかってこんな字しか書けないのか…」と情けなくなりましたが、
自分なりに意識を込めて書いたつもりです。
 

 

お経って 

 

そもそもお経って何なのでしょうね…
般若心経は短いお経です。
お経ってまだまだほかにもたくさんあって、一体いくつあるのかわからないのだそうですね。
お経って、お釈迦様の教えをその弟子たちがまとめたものなのだそうです。
書きながら、でも意味もよくわからず書いていたのですが…
そうそう、実家の床の間の掛け軸が、たまたま般若心経だったのです!
なので、わからないところは参考にしました。
お釈迦様はインドで悟りを開かれたので、インドの言葉、もともとはサンスクリットだった。
それが中国に渡って漢字になったのだそうですね。
般若心経に限っては漢字しかないのでなかなか意味が入ってこないのですが、
詳しくはたとえばこちらのサイトにありますね。 
https://www.kazoku24.com/column/article/column101/

 

多く出てくる 

 

般若心経でいちばん多く出てくる文字って、なんだと思われますか。
写経していて思ったのですが、おそらく『無』ではないですかね。
と思って調べてみたら…
無 … 21回
不 … 9回
是 … 9回
羅 … 8回
波 … 7回
空 … 7回
故 … 7回
なのだそうです。
どこかに『空』は2番目に多いと書いたのですが、嘘でした。空は5番目タイですね。
なにしろ、固定した実体がないという思想をあらわしているのだそうですね…
 

 

無って… 

 

みなさん、宇宙って『無』から始まったという理論があるのをご存じでしょうか。
インフレーション理論というのだそうですが、インフレーションを起こして一瞬で膨張?した…
なんだか想像がつきませんが、そういう理論があるのだそうです。
以前、相対性理論とかホーキング先生の本とかを読んでいました。
睡眠のお供。なんとなく寝る前に読んだかな…
なんとなく、どこか共通するものを感じなくもない。わからないけれど…
世の中に永遠に続くものはないし、あらゆるものは常に変化し続けている。
それに、そういう自分自身だってきっと、昨日と同じではない…
 

 

執着 

 

人は誰でも(もちろんぼくも)きっと、いろいろなものに執着して生きています。
そうですよね。
執着がひとつもないなんて人がいたら、うーん、すごいのかな…
ぼくなんか、執着はたくさんあると思います。
意外とどんなものにも頓着しない人間なのですけどね…
物欲や、お金に対する執着もあまりない…(そりゃあ、お金はないと困りますけどね…)
それでもきっといろんな執着がある。
そういういろいろな執着から自由になることで、まわりのいろいろなものに左右されず、
心や精神が安定したり苦しみから解放されたりする、
そんなことを言っているのが、色即是空と空即是色なのかもしれません。
そんな境地にはなかなかなれませんが…

さて、みなさんも写経、座禅、されてみませんか。
 

みなさんは接客業ってされたことはありますか。あれのコツってなんでしょうか。下手(したて)に出ることでしょうか。これ、最悪だと思うのです。音楽の世界でも、ついていくだけの人っています。それと似ています。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

接客業 

 

みななさんはありませんか。
どこかのお店で、なにか粗相があった。店員は謝ってくる。
下手に出られれば出られるほど、謝られれば謝られるほど、腹が立ってくること…
ありませんか。ぼくはあります。
「とにかく下手に出て謝っておけば…」っていうのが透けて見えて、絶対許せなくなるのです。
信用ならなくなるのですよね。あるでしょ。
接客業で、きっと大切なこと…
丁寧な対応と、下手に出るということは、まったく違うことだということ。
お客さんと店員さんって、きっと『対等』だと思うのです。
人間として対等なんです。
丁寧な対応というのは、その上に成り立つものだと思うのです。
接客業のみなさん、違いますかね?
 

 

オーケストラ 

 

さて、オーケストラです。昔の話ですが(時効だ!)。
となりで吹いている子が、あからさまに「あとからついていきます」みたいな子だったのです。
それがね、わかるのですよ。となりで吹いているとありありと。
「なんだこいつ」って心の中で思ったのです。邪魔だなぁ、って。でね、
出る10小節くらい前からかまえて、微動だにしないで「バンッ!」と出てやったのです。
めっちゃ意地悪ですね…
オケってね、怖くて出れないとね、飛び出すのより心のダメージ大きいです。
まあでも、洗礼というやつかもしれません。
あっ、昔の話ですよ。昔の、ね。
ひとつ言えることは、オケって(に限らずですが)、音を出しているときは対等なんです。
昔はね、「1番が飛び出したら2番もつけるんだ!」なんて言われたものですが、
まあそれは昭和の話です。
 

 

出し合う 

 

さて、アンサンブルってどうやって成り立っていると思いますか。
これ、前にも書きましたね。
全員が、人についていこうなんて思いながら演奏していたら、アンサンブルになどなりません。
そうじゃなく、まずはみんなで出し合うのです。
その上で、それを感じ合い共鳴し合う。
時には対抗したり(笑)。
まずは出し合うところから始まる。
それには、少なくとも対等であることが必要ですよね。
下手に出ていたら、出し合うなんてできないでしょ。
でもこれって、実社会でもきっと同じだと思うのです。
様子をうかがってばかりの人、いませんか。どうでしょうか。
 

 

自分を持つ 

 

だからまず大切なことはきっと、自分を持つ、ということ。
自分の意思、自分の考え方、自分の解釈、自分の思い、自分の感覚…
信念を持つということ。
最初に書いた接客業でも、信念もなく『下手に出ておけば』が感じられるから許せないわけです。
相手の話を聞く、傾聴することと、下手に出ることも違います。
こちらも意思を持って、聞く。
でもこれは、音楽でも同じです。
だから、自分をなしにして人を聞いて合わせるのではダメなんです。
それではアンサンブルにはならないのです。
意思を持って、ある種、自分の信念を持って聞く。
そうするからこそ、それに対して共鳴も出来る。
アンサンブルや合奏とはそういうものだと思うのです。
 

 

実社会でも 

 

でも、これってきっとそのまま実社会でも同じだとは思われませんか。
アンサンブルや合奏って、だから実社会の縮図なのかもしれません。
なんにも考えないで誰かの言いなりになるのでもいけません。
まずは、意思を持つ。自分で考える。判断する。
かくいうぼくも、ジャズの世界に足を踏み入れた当初、よく叱られましたよ。
リハーサルでディスカッションしていて、リアクション出来なければダメだ、と…
「ここ、どうしたらいいと思う?」って訊かれて答えられなかったらダメなんです。
うまくやっていくことは、下手に出ることでも自分を出さないことでもないのですね。
むしろ、意思を持って対等な意識で対峙できるからうまくいくし、いい関係が出来る。
そういうものだと思うのです。
あっ、もちろん、『礼節』は大切ですよ。
でもそれだって、下手に出るということとは違うのです。

さて、意思を持ってアンサンブル出来ていますか。
 

合奏やアンサンブルでは、いろいろなことが意識に入っていることって大切だと思うのです。視野、意識が狭くなってしまったらうまくいかない…。でも、いろいろなことが意識に入るって、どういうことなのでしょうか。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

一点集中 

 

いろいろなことが意識に入るということの逆って、なんだと思いますか。
それはきっと、一点集中だと思うのです。
演奏している時だったら、たとえば『楽譜』に一点集中…
これ、きっとうまく行きませんよね。ソロでもアンサンブルでも合奏でも。
それから、『指揮者』に一点集中…
時々ありますよね、コンクールなどで、全員が指揮者を一点凝視しているような団体…
これって一見いいことのように思っている人もおられるかもしれませんが、でも、
そのほかのことが意識に入っていないのでは、アンサンブルにはなりません。
やっぱり視野、意識が狭くなってしまっては、いいアンサンブルや合奏ってできないのです。
視野を広くして、いろいろなことが『意識』に入っている必要がある。
 

 

意識に… 

 

では、どんなことが意識に入っているべきなのでしょうか。
たくさんあるように思いますよ。
楽譜は、意識に入れないと演奏できないですよね。
暗譜すればいい?
暗譜って、そう簡単ではないのですよ。
ただ音やリズムだけをおぼえればいいというものではないので…
いい加減な暗譜をするくらいなら、楽譜を置いて、それも意識に入れて演奏する方がいい。
まわりの音。これ、当然ですよね。
もちろん、自分の音も、ですよ。忘れないで。
自分の音もまわりの音も含めた全体の響きを意識に入れると言った方がいいかもしれません。
まわりの動き、息使い、気配、そして、意思。
一緒に演奏しているメンバーたちの、いろいろなことを意識に入れる必要がある。
会場の響き。これが意識に入っていなかったら、いい演奏など出来ませんよね。
お客さん。これを意識に入れておくことって大切だと思うのです。
そしてもちろん、指揮者。一点凝視ではなく、ただ意識に入れておくのです。
 

 

マルチタスク 

 

みなさん『マルチタスク』という言葉をご存じですか。

マルチタスク … 複数の作業やタスクを同時に、または短時間で頻繁に切り替えながら並行して進めること(AIによる解説)

これ、コンピューター用語が起源らしいですね…
コンピューターって、同時にいくつもの計算を処理できる。
でも、それってじつは、たくさんの計算を短い時間に切り替えて処理しているのですよね。
人間も、やっぱり同時にひとつのことしかできないし、ひとつのことしか考えられない。
だから、マルチタスク出来る人ってきっと…
ひとつところに固執せず、いろんなことをぱっぱと切り替えられる人なのでしょうね。
合奏やアンサンブルってある意味、究極のマルチタスク、なのかもしれませんね。
 

 

パイロット 

 

ちょっと航空の話をしますと…
パイロットにいちばん向かない人は、一点集中型の人なのだそうですよ。
採用担当の方に言わせると、要するに、マルチタスクができない人。
これ、ダメなのだそうです。
そもそも操縦するということがすでにマルチタスクなのです。
速度と、高度と、方位、その3つを守りながら飛ぶ、これだけでマルチタスクでしょ。
ひとつに気が取られると、ほかがすぐに乱れるのです。どうしたら出来るのか…
飛びながら簡単な計算をしたり先のことを考えたり無線交信したりチェックリストをしたり…
だから、一点集中型ではダメなのです。
でもこれ、生まれ持った素養、なのでしょうか…
 

 

マルチタスク出来るには… 

 

マルチタスク出来たりいろいろなことが意識に入るようにするために必要なことって、
『余裕』だと思うのです。
ひとつのことに一点集中しなくても出来るようになれば、他のことも意識に入れられるでしょ。
たとえばピアノを弾くのに(あれだってマルチタスクだ…)、
右手のことで精一杯で一点集中しなければできないのでは、左手どころではないですよね。
(学生の頃のぼくだ…)
では、余裕が出来るためにはなにが必要なのでしょうか。
いろいろなことを意識に入れられるようになるためには、なにが必要なのでしょうか。
『経験』ですよね。
やっぱり経験が必要なのです。時間はかかるのです。
それから、ひとつのことに完璧を求めすぎないことも必要だと思うのです。
完璧を求めすぎると、そこから離れられなくなる。一点集中になっちゃう…
とくに合奏やアンサンブルの初期では、自分のことを横に置いてでもまわりを意識に入れる。
これ、必要なことだと思うのです。

さて、みなさんはいろいろなことが意識に入る人ですか。