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フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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今度の日曜日は衆議院選挙ですね。選挙権をお持ちのみなさんは必ず投票に行きましょうね。さて、誰に投票されますか。滅多に書かないのですが、選挙戦の所感も含め、たまには政治の話などを書いてみたいと思います。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

人間が… 

 

今回の選挙戦を見ていて、いちばん思うこと、それは…
『人間』が、よーく見える選挙戦だな、ということ。
その言葉、発言、行動の裏にどんな動機や思いがあるのか…
どんな信念、どんな思い、どんな思惑、どんな利害で動いているのか…
その言葉の裏に、どれだけの思慮や裏付けがあるのか、または、ないのか…
そういういろいろな人間の清廉さや醜さ、思いや思惑、信念や打算、軽さや深さ…
そういうものがこんなによく見える、感じ取れる選挙戦って、これまでにあったでしょうか。
面白いでしょ、政治って。
いや、政治の世界に限らず、世の中ってほんとうに、いろいろな人がいるのですね。
ろくでもない人だって、たくさんいる。
素晴らしい人も、たくさんいる。超人的な人も…
あんまりなんにも考えてなくて、人の言うことにふらふら流される人もいる。
前にも書いたように、ちゃんと信念、根っこをしっかりと持っている人もいる。
 

 

与党野党 

 

各党や候補が、いろいろな公約や理想、これからこうしますということを語りますよね。
これを聞いていると、与党候補と野党候補ではその重みや現実味が全然違うと思われませんか。
雲泥の差といっていいように思うのです。
たとえば、今回の選挙の大きな争点のひとつは物価高対策や消費税減税だと思うのですが…
「それをどうやって実現するのですか。プランは?」
「これから考えます」「選挙が終わったら考えます」…
ほんとうに、口ではなんとでも言えるというやつですよね。
裏付けがどれだけあるのかが、大切だと思うのです。
そういう意味で、重みが全然違うと思うのです。
総理があれだけ信頼されて人気なのは、ここだと思うのですよね。
もちろんその人柄も大きいと思いますけども。
そういう意味でもほんとうに、『人間』が、よく見える選挙ですね。
 

 

防衛費 

 

防衛費を増額するというと、「戦争をしようとしている」と短絡する人がいます。
みなさんはどう思われますか。
戦争って、どうして起こるのでしょうか。
たとえばなぜロシアは、国際法に反してウクライナを侵略しようとしているのでしょうか。
それは…
「攻めれば落とせる」と考えたからですよね。それに尽きます。
両国の軍隊の規模からいったら、そう考えてもおかしくはなかったのかもしれません。
ここから言えることはなにか…。なんだと思いますか。
「攻めてきたら、きちっと防衛するよ」という姿勢を見せておくことって大切なのです。
でなかったら、「攻めたら落とせる」と見られた途端、戦争を仕掛けられてしまうのです。
「きちっと防衛するよ」という姿勢を維持するためには、適度な防衛費は必要だと思うのです。
泥棒を取り締まるためには、警察が必要でしょ。それと同じですよね。
右だの左だのと、わけのわからないことを言っている場合ではない、そんなふうに思います。
 

 

台湾有事 

 

台湾有事は日本の存立危機事態になるのか、そんな論争もありましたね。
台湾有事って、どんなふうにして起こるのでしょうか。
中国が台湾に侵攻して起こるのですよね。それ以外で台湾有事が起こる可能性はないです。
アメリカのシンクタンク、戦略国際問題研究所が台湾有事について検討したのだそうです。
検討された24通りのシナリオの中で、中国の侵攻が成功する、つまり台湾が落ちるシナリオは、
2つしかなかったのだそうです。
1つは、中国の侵攻に対してアメリカが軍事的に介入しない場合。
もう1つは、日本がアメリカに協力しない、つまりは在日米軍基地の使用を認めない場合。
アメリカは、必ず軍事的に介入するでしょう。そう決めているのだそうですね。
そのためには、在日米軍基地を使うよりほかない…
そして台湾有事が起これば、原油などを日本に運ぶシーレーンも、地理的に危うくなる。
電気やガスの供給に不安が出るのであれば、それだけでももう、他人事ではないのです。
それに、台湾って日本から100kmほどしか離れていないのです。
 

 

理想と批判 

 

さて、いろいろな候補の話を聞いていると…
理想を語る人もいれば、他人の批判ばかりをする人もいる。
もう、ごめんなさい言葉は悪いですが、「ちょっと頭おかしいんじゃないの?」と思うくらい、
人の揚げ足を取ろうとばかりしている人もいる。
そういういろいろな政治家さんを見ていると思うのです。
政治って、いったいなんのためにあるのだろう…
政治家って、いったいなんのためにいるのだろう…
この人は、いったいなんのためにやっているのだろう…
そして、オールドメディアのレベルの低さ…
とはいえ決して、ニューメディア(ネットやSNS)がレベルが高いわけではないですが…
ほんとうに、こんなにわかりやすい選挙も、これまでなかった、そんなふうに思うのです。
ほんと特に若い人たち、選挙に行かないと、この国がろくでもないことになってしまいますよ。

さて、みなさんは誰に投票されますか。
 

昨日は、表現することってなんだろう、みたいなテーマで書いてみましたが、きょうはもっと具体的に、表現のテクニックについて書いてみたいと思います。さて、表現のテクニックってどんなことがあると思われますか。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

音階 

 

取り組む楽曲って、『調性』はありますか。
ほとんどの楽曲は調性を持っている、つまりは調性音楽だと思うのです。
では、その楽曲に取り組む前に、その調性の音階、出来ますか。
出来ますよね、もちろん、出来ますよね!
でもね、ただ出来るだけではなくて、なんというか、音楽的に出来ますか。
ビブラートをかけるとか、そういう話ではないですよ。
うーん、、それぞれの音の方向性が感じられるというか…
たとえば4分音符でゆっくり音階を1オクターブ演奏したら、
それだけで、なんだか起承転結というか物語が感じられるというか…(言語化が難しい…)
音階って、ただ音を順番にならべるだけの練習ではないんです。
なんなら、それだけでハーモニーが感じられるというか、そんな感じ。
音階だって、『音楽』なんです。
まずは、ここから。
 

 

ハーモニー 

 

たとえば、なにかのメロディを演奏するとします。
さて、そこにどんなハーモニーがついているのか、意識できていますいか。
メロディに限りません。オブリガートや伴奏形、どんなものでもそうです。
そこにどんなハーモニーがあるのか、それはどんな響きなのか、意識に入っていますか。
マーチのあとうちなんか、ハーモニーが意識に入っているのかどうか、聴けばすぐわかります。
ハーモニー、コードネームをおぼえろとか構成音を調べろとか、そういう話ではないんです。
その『響き』が、その流れ、つながりが、意識に入っているかどうか、なんです。
それがあると、そこでの起承転結や緊張感が高まるところ、それが緩解するところ、
そういうのが感じられますよね。
これ、演奏の大きな手がかりになるのですよ。
 

 

フレーズの山 

 

なにかのフレーズがあるとします。
まず、どこからどこまでがワンフレーズなのか…
音楽にも『句読点』があります。
切れ目がないのがいい、ではありません。
メロディを全部カンニングブレスでつないで切れ目をなくして、
つまり句読点をなくした合奏に出くわしたことがありますが、これってね、
不自然きわまりないのですよ。
どこからどこまでがひとつのフレーズなのかを把握したら、次に…
そのなかで、『山』、『頂点』ってどこでしょうか。わかりますか。
音のいちばん高いところでしょうか。
そういう場合が多いかもしれませんが、でも、必ずしもそうだとは限りません。
音の長さや、それからハーモニー、小節の拍のどこにその音があるのか、あるいは、非和声音…
いろいろな手がかりがあります。
 

 

抑揚って… 

 

フレーズの山がわかったら、それを元に抑揚をつけますよね。
昨日も書いたように、抑揚をたくさんつければいいというものでもなくて、
あえて平坦に演奏するのがいい場合だってあるのですけどね…
その、抑揚をつける方法です。どうしたらいいのでしょうか…
たとえばメロディのひとつのフレーズ、それは、
それ全体で、ひとつのロングトーンのように演奏するのです。
つまり、『音が変わるロングトーン』です。
そのロングトーンに、抑揚をつけるのです。
決して、ひとつひとつの音にではなく。
つまり、まずは『音が変わるロングトーン』が出来なければならないということなのです。
メロディのこまかい音を省いて単純な動きにして練習してみてもいい。
こういうのを、メロディの『骨のライン』なんて言ったりもします。
また、たとえばマルカートのフレーズなどでも、レガートにして練習してみる。
これも、有益な練習なのです。いろんな意味で。
 

 

強弱 

 

強弱の話は、またいつか書いてみたいと思っていますが、ちょっとだけ。
クレシェンドやデクレッシェンドで大切なコツ…
クレシェンドには、多くの場合にはその『目標地点』があります。
どこに向かってクレシェンドするのか、ということ。
それがわかっていないと、滑稽なことになってしまいますよ。
そして、多くの場合には、クレシェンドってまっすぐではなくラッパ型のほうがいい。
伝わりますかね…。
もちろん、まっすぐの方がいい場合もなかにはありますけども…
そしてデクレシェンドは、これは逆に、まっすぐの方がいい場合が多いかもしれません。

さて、表現のテクニック、意識出来ていましたか。
 

曲を演奏していて、その楽曲を『表現する』とはどういうことなのでしょうか。強弱なんかを大げさにすれば、表現?ビブラートをかければ表現?感情を込めれば表現?なにを伝え、なにが伝わって、なにが伝わらないの?

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

場面 

 

こんなことがありました…
とあるバンドの合奏を振っていて、とある楽曲の、とある部分で、
とっても感情を込めてメロディを演奏してくれているセクションがありました。
その積極性は、とっても買いなのです。積極性は、ね。
でも…、そこで止めて、ぼくは言いました。
「この場面って、どういうシーンだと思う?」
「その表現で、いいと思う? 違うよね?」
思ったとおり、これだけで伝わる、わかってくれる感覚を持ったバンドだったので、
それだけで演奏は一変しました。
さて、ここから言えることって何でしょうか。
 

 

相応しい表現 

 

たとえば…
「落ち葉が落ちるのってなんだか淋しいね…」
なんていうセリフがあったとします。
これ、めっちゃ感情と抑揚を込めて言ったら、ただ滑稽なだけじゃないですか。
思いは全然伝わりませんよね。
楽しい思いは悲しそうに言ったのではおかしいし、悲しい気持ちを笑顔で言ったのでは…
むしろそれで伝わることもあるのかもしれませんけどね。
星のまたたく夜空を表現したメロディで、ビブラートをガンガンにかけたりはしないでしょ。
その場面に相応しい表現や伝え方があるということ。
それ以上に、自然ににじみ出てくるものってあると思うのです。
 

 

強弱やビヴラートは 

 

書いてある強弱やアーティキュレーションを大げさにやることは、表現?
一種、演劇的に。
そういうことが必要な場合もあるかもしれません。でも大切なのは…
聴く人にどう伝わるのか、ということ。
やってるつもり、ではダメですが、大げさにすればするほどいいことなんてないんです。
ビブラートをかけることが表現?
ビブラートそれ自体は、単なる技術、テクニックのひとつでしかありません。
「私はビブラートが出来ます!」って聴いている人に伝えるのが目的?
実際あるのですよ、そういう演奏(コンクールとかでね…)。
でも、それってもはや、音楽とは関係ないですよね。
ビブラートは、メロディの邪魔をしてはダメなんです。
わざわざ作為的にかけたビブラートって、そのメロディの邪魔になるだけだと思うのです。
 

 

インタビュー 

 

これは聞いた話…
とあるメディアで、家族を亡くした人へのインタビューがあったのだそうです。
それが、そのインタビューを受けた人、気持ちを訊かれて、
まるで棒読みのように語ったのだそうです。
これ、どう思われますか。
「この人は感情がないのか」って思いますか。
家族を亡くした深い悲しみのなかで、では感情を全面に出して話せると思いますか。
出来ませんよね。
表面的な言葉や話し方よりも、その奥にどんな思いや感情を秘めているのか、
それが、伝わるのだと思うのです。
あえて無表情にすることで伝わるもの、表現できるものもあるのかもしれません。
これ、音楽でも同じではないでしょうか。
 

 

にじみ出るもの 

 

表現することって、単に技術だけではないし(もちろん技術は必要ですが)、
大げさにしたり作為的に作り出すものでもないと思うのです。
ましてや、大げさに身体を動かして演奏するのなんかとは全然ちがう。
もちろん動くのがいけないといっているわけではなく、
自然に動いてしまうのはかまわないとは思うのですよ。
表現することって作為ではなくて、自然ににじみ出てくるものだとも思うのですよね。
とはいえ、『歌う』とか『表現する』ためのテクニック、やり方があるのもまた事実。
そういうお話を、明日は少し書いてみたいと思います。

さて、自然な表現、出来ていますか。