コンクール本番の話を先日書きました。されたことがある方にはわかっていただけると思うのですが、コンクールの指揮ってほんとに大変なのですよ。こんな大変なこと、よっぽど好きじゃなかったら絶対できませんよね!
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
3回目
もちろん指導者としてコンクールバンドに関わった経験は、たくさんありますよ。
短期、長期含めて、いろいろあります。
でも、コンクール本番の指揮をしたこととなると…
じつは、まだ3回目なのです!
今回のことに限らず一般論として書きますが…
ほんとうに大変ですよね。経験者にはわかっていただけるとは思いますが…
なにがそんなに大変なのか…
本番を振ること?
もちろんそれも大変なのでしょうが(大変というよりもほんとうに楽しかった)、
それよりもずっと、そこに至る過程の方が大変なのです。
中学高校の時の、コンクールに向けて頑張った経験、ある意味、大変でしたよね。
指揮者の大変さってね、あの比ではないです。
スコアを…
事前の勉強、たとえば、スコアの読み込み。
これも、自分が本番を振るとなると、その深さは増してきますよね。
指導者視点だけではなくて、指揮者視点での読み込み。
ぼくはどこでスコアを読むのかというと、図書館なのです。
図書館の学習室、これ、スコアリーディングに最適だとは思われませんか。
自宅だとね、いろいろあるでしょ、集中を阻害するものが…
図書館、通いましたよ。
読めば読むほどに、いろいろ発見や気づきがあるものです。
ホームページの課題曲解説に書いたことなんか、単なる片鱗に過ぎません。
ときにはコンピューターに入力してみたりもします。
ちなみに、楽曲の勉強のために音源は…、ほとんど聴きません。
よっぽど自分の中で出来上がってから、ちょっと聴いてみることはあります。
準備9割
スコアを読み込んだこと、気づいたり考えたりしたこと、それが全部出来るのかといったら…
そんなことはありません。
考えた通り、計算通りに出来ることなんか、ほとんどないかもしれません。
ある先生は、「準備9割、実行1割」と言われました。
ぼくはその先生の足元にも及びませんが、名言だと思います。
それほどの準備をして臨まれる。見習いたいものです。
その音楽を自分の中でどれだけ明確に出来るか、たとえばそういう苦しみ…
(苦しみであってはいけないのでしょうけど…)
それは、指揮者として絶対にしなければならないことです。
でも、どれだけ明確になったところで、それをそのとおりに形に出来るわけでは全然ない。
そこにはほんとうに、幾多の困難!が待ち受けているのです。
責任と優先順位
指揮者ってね、責任が違うと思うのです。
あっ、決して、本番を振らない指導者の立場が無責任ということではないのですよ。
ですが、指揮者を経験してみるといつも思うのです。
やっぱり責任が違うわ、と。
力が入りすぎなのでしょうか。
いや、力んでいるわけではないのですよ。
そして、時間はほんとうに限られています。
今やるべきことはなんだろう…
そういう選択に、つねに悩まされる。
煮詰まることもあります。
優先順位を間違ってはいけない。優先順位って、なんだろう…
じつは悩みっぱなしです。
ある意味、とても孤独ですしね指揮者って。
スコアがね、いっぱいになるのですよ付箋で。
出来ないことやダメなところがまだまだいっぱいある!
でもね、振り返ってみるとね、出来たことや良くなったことも、いっぱいあるのです。
スコアに貼ってあった付箋、全部はがして真っ白な気持ちで合奏の前に立つ…
そんなこともあります。
ジェットコースター
感情や思い、いろいろたくさん経験させてもらえます。
感動することもあれば、その逆のこともある。
まるでジェットコースターにでも乗っている気分です。
夜眠れなくなったり、夜中に突然目が覚めたり、そんなこともあります。
いや、それでも以前ほどではないのですがね。
そういういろいろや、そして孤独(わかっていただけますか)、
それをつらいと思ったこともありますが、それがだんだん『楽しい』に変わってきたかな。
3回目にして、やっと慣れてきたということでしょうか…
さて、みなさんはされたことありますか、コンクール指揮者。




