フクロウのひとりごと -3ページ目

フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
おもに吹奏楽の活動に役立つ情報を発信中!
バンド指導をご希望の方はお気軽にご連絡ください。

基礎合奏をされる吹奏楽部や吹奏楽団、少なくないと思います。どんな目的でどんな基礎合奏をしていますか。なんとなくお決まりの本のお決まりのメニュー、ですか。では今、足りないところって、なんだと思いますか。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

目的を持って 

 

基礎合奏をするのはなぜか…

  • ほかの吹奏楽部もやっているから
  • なんとなくずっとやってきたから
  • 有名な吹奏楽部がやっていたから
  • 先生にやりなさいと言われたから

さて、もしかしたら、そんなところなのではないでしょうか。
基礎合奏って、一体なんのためにやるのでしょうか。
それはほんとうにさまざまあるのでしょうけど、
たとえばうちのホームページにも、『基礎合奏の進め方』なんていう読み物も置いています。
あれすら、一例に過ぎないのですが…
なんにせよ、やっぱりなんらかの『目的意識』を持っておこなうことが必要だと思います。
でないと、ただみんなで音を出しているだけ、になってしまいますよ。
 

 

強弱 

 

では、『目的』って、一体なにがあるのでしょうか。
たとえば強弱。
みなさんのバンド、曲に取り組んだときにちゃんと強弱の表現は出来ていますか。
満身創痍で出来ていてもダメですよ。『余裕』が必要です。
ロングトーンで、クレシェンドしてみる。
これが出来ない吹奏楽部、とても多いです。まともに出来ない。肌感覚ですが。
それで、曲に強弱がつくわけないでしょ。
もちろん個人でも練習すればいいのですが、だから基礎合奏でやるのですよ。クレシェンド。
音階や、ハーモニーで。
濁ったりハーモニーが崩れたりしないで、きれいなクレシェンドが出来ること。
ppからffまで、ね。
もちろん逆に、ディミヌエンドもやってくださいね。こっちの方が難しいかも…
 

 

アーティキュレーション 

 

たとえばアーティキュレーション。
みなさんのバンド、音符の形や発音、アーティキュレーションのバリエーションは十分ですか。
これが足りているバンドって、はっきり言ってほとんどないと思います。
とくにポップスなんかやったりすると、全然ダメって言っていい。
もちろんポップスじゃなくても足りてないです。
そういうバリエーションを増やすことも、基礎合奏の立派な目的になりうる。
テヌート、マルカート、スタッカート…
3種類だけじゃないですよ。その中にもいろいろなバリエーションがあります。
また、発音ということでいえば、みんなでダブルやトリプルのタンギングをやってもいい。
 

 

リズム 

 

たとえばリズム。
なかなかうまく行かないリズムってありますよね。
たとえば付点。
これ、コツをつかまないとうまくいかなかったりする。
それを、基礎合奏でみんなでやるのです。
いろいろな練習方法が考えられると思います。
あとは、連符。これはほんとうの意味での連符です。
たとえば…



こういうのを、いろんな音階でやってもいい。
いろんな練習になります。
あとは、指の練習。たとえばこんなの。


 

 

ハーモニー 

 

そして、もちろんハーモニー。
これは、たとえば音階にハーモニーをつけてやってみるのもいい。
ハーモニーの機能を捉えることにもなるし、調性感を養うことにもつながると思います。
これなど、うちのホームページの『基礎合奏スケール』を使ってみてもいい。
こちら。

 


なにしろ調性感って大切なんです。
そして調性といえば…
取り組む楽曲に出てくる調性の音階は、基礎合奏で取り組むといいと思います。
変ロ長調の曲をやるわけでもないのに、基礎合奏は変ロ長調ばかり…
これでは、はたしてどうなのでしょうか!

 

 

基礎合奏 

 

さて、こうして考えてみると、基礎合奏の目的ってたくさん出てくるでしょ。
バンドの課題が、イコール基礎合奏の目的と言ってもいいと思います。
ここに書いたのだって、ほんの一例に過ぎないでしょう。

さて、みなさんのバンドはなにを目的に、どんな基礎合奏をやっていますか。
 

いろんなグループ、たとえばきっと市民バンドなどでもそうではないかと想像しますが、仕事、タスクって特定の人に片寄りがちではないですか。そういうタスクが集中する人っていますよね。これ、なぜなのでしょうか。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

タスク 

 

自分のことでいうと…
自分のもののほかに、ホームページを3つ管理しています。
自分の以外に3つですよ!
さらにSNSもひとつ!
それから、3つか4つのグループの多くの文書を作成がしています。
そして、4つのグループのあらゆる会議の議事録を作成しています。
以前は「いい加減にしてくれよ!」って思ってましたけど、最近は…
いかに要領よく、悪くいえば、いかに手を抜いてやるかに長けてきました(笑)。
そんな暇ではないので、いちいちひとつのタスクに時間なんてかけてられないのです!
コピペも駆使すればAIだって使います。
議事録は、会議が終わった瞬間に出来ます。
見直し?
そんなものしませんよ。プレビューだってしますし、みんな見るんでしょ。
なので文責はぼくだけにあるのではないですしね。
ところで一般社会では、会議が終わった瞬間に議事録が出来るのは常識なのだそうですね。
 

 

なぜ? 

 

さて、なぜ、こんなふうに特定の人間にタスクが集中するのでしょうか。
AIに訊いてみました。

「仕事を頼む側の安心感」と「本人の処理能力の高さ」によるもの

なのだそうですよ。ほんとかな。
まあAIって悪いことは言わないですからね…
処理能力は、たしかに高い方だとは思いますよ。
というか、要領の良さを追求することを第一に考えていますからね。
だから、たまにとんでもないミスをするのです。
まあご愛敬(笑)。
特定の人にタスクが集中するサイクルは、つぎの3つの理由によるのだそうですよ。
あくまでも、AIによると、ね。
 

 

「頼めば確実に終わる」という信頼感 

 

この人なら忘れずに期限を守り、ある程度の質も保ってくれる…
そんなふうに信頼されているのだそうです。
たしかにいますものね、ちっとも期限を守らない人…
でもぼくも、あまり人のことは言えません。
こんなふうに文章を書くのなら、はっきりいって『脊髄』(笑)がやっているだけなのですが、
『創作』となると、場合によってはことのほか、時間がかかってしまったりもするのです。
昔ほどではないですが、この仕事はどのくらいの日数で出来るのか、見通しが立たないことも…
タスクを忘れないのはなぜかというと、書いておくから。
いついつまでにこれをやらなければならないのかを、付箋に書いておくのです。
みんなもそうしなさい!
もし書かなかったら…、それこそ秒で忘れますよ。きれいに、ね。
質は、保証しません。効率最優先ですから。文書に関しては、ね。
 

 

早いレスポンスと高いコミュニケーション能力 

 

レスポンスは…、たしかに早いかも。
どうせ返答するんだから、気づいたときに即、返します。
その代わり、そっけないですけどね。
そんな時間かけてられないですからね。
やり取りもたしかにまめですが、いちど止まると放置ですね。
おなじことを2度伝えるのは嫌いなんです。
会話でも、メールでも、電話でも。
というか、一度伝えたら即、忘れてしまいますね。これも秒で忘れます。
だからレスポンスがないと、それきり立ち消えになります。
 

 

「頼む手間」の省略 

 

新しい人にタスクのやり方や手順を教えたり指示を出すのより、慣れた人に頼んだ方が早い。
たしかに、そう考えるのは自然なことですよね。
ぼくもそう思います。
引き受ける方も、誰かに頼むのよりも、自分でやっちゃった方が早いって思ってしまう。
そうすると、やっぱりひとりの人に仕事が集中することになる…
このタスクはどういう手順でどうやったら出来るのか、人に説明するのって面倒ですからね。
それよりは、自分でやっちゃった方が早い。
でもね、ひとつ思うのは…
ぼくがいなくなったら、この人たちは一体どうするつもりなのだろう、ということ。
知らないよ。いつまでもいるわけではないよ。
 

 

ひとつだけ 

 

世の中のタスクが集中しがちな人たちには共感いただけるのではないでしょうか。
ただね、そんなぼくにもひとつだけ、回ってこないものがあります。
それは…、会計。
これまで会計だけは、やったことがないのです。
お金に関しては信頼されていないのかもしれませんね(笑)。

さて、みなさんはタスクが集まる人ですか。
 

新しい曲の譜読みをするとき、みなさんはちゃんと楽譜、音符から読み取っていますか。特にビギナーだと、そうではない人がけっこういるのではないかと思うのです。でも、『楽譜』を読むことって大切だと思うのです。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

参考音源 

 

参考音源を聞いて、耳からおぼえる…
なんとなく聞いたとおりに吹く…
そんなことをしている人、いませんか。
この前、パートごとの譜読み音源を作ってくれとたのまれたのです。
スコアを全部コンピューターに打ち込んで、全部のパートごとの音源を作りました。
でもね、作っていてとても思ったのです。
こんなものがないと譜読みが出来ないのか!? と…
聞き覚えじゃないと譜読みが出来ない…
しかも、そのためにコンピューターの打ち込みの音を使う…
もう弊害しかないように思うのです。
 

 

指番号 

 

管楽器には運指がありますよね。
これ、なかなかすぐには全部おぼえられない。
と、最初は楽譜に書くことってありますよね。それはまあ仕方がない。でもね…
楽譜上のすべての音に番号を書くのって、どうなのでしょうか。
全部の音に指番号を書かないと吹けないの?
運指をおぼえている音はひとつもないの?
音階のひとつもおぼえてないの?
全部の音に番号を書くことがどうして良くないのかというとね、
もう番号しか見なくなるからです。
音符なんか見なくなる。
だから、どんな音が出るのかわからない。リズムもあやふや。
ほんと、弊害しかないのです。
せめて、音階ひとつおぼえる。
そうすれば、その音は番号を振らなくてもわかるはずですよね。
臨時記号の出てきた運指がわからない音にだけ、番号を書く。
おぼえたら消す。
ぜひ、徹底してほしい。
 

 

ドレミ 

 

楽譜に、ドレミを書く…
これにも反対です。
ドレミを見ないと吹けなくなるから。
音符→ドレミという変換をあらかじめやっておいて、ドレミ→音…
これではいつまで経っても、『音符→音』にならない。
しかも、ドレミって音名として書くわけでしょ。
ほんとうに弊害しかないのです。
音名のドレミを書くことは絶対に禁止にしたい。
実音名も、記譜音名も。
指番号を書くことよりもさらに、弊害が多いと思います。
『ドレミ』は階名以外に使わないでほしい。
ぼくは偶然?これが出来ていたおかげで、のちのち苦労しなくて済みました。
ドレミ=音名という概念を持たなかった。
そもそも、どの音が『ド』なのかということも曖昧だった。むしろそれがよかったのです。
 

 

音階と拍子 

 

指番号のところにも書きましたが、
せめてひとつだけでもいいから、音階をおぼえてほしい。
そしたらそこを足掛かりにして、運指をおぼえていけますよね。
できれば、取り組む曲の調性の音階はおぼえられるといい。
それから、リズム、拍の概念を持ってほしい。
べつに難しいことではないのです。
4拍子は、1小節が4拍。3拍子は3拍、2拍子は2拍。
そしたら、それをたよりにリズムを読み解いていければいいと思うのです。
難しくないです。
 

 

音符から音へ 

 

最終的には、『音符→音』という直接変換が出来ること。
とりあえず、そこを目標にしてほしいと思うのです。
最終的、ではなく、出来るだけすぐに。
そのためには、そのあいだに余計な変換を出来るだけ介さない方がいいのです。
音符から読み取るということの邪魔になるものは、出来るだけない方がいい。
音符を見なくなると、ソルフェージュ力をつけるのにもマイナスになる。
リズムもテンポも曖昧になる。
それどころか、アーティキュレーションも見なくなる。
なにもいいことがないのです。
音符を読んで音にする、これってとても大切な、音楽の基本なのですね。

さて、音符、ちゃんと読んでいますか。