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フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
おもに吹奏楽の活動に役立つ情報を発信中!
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今年ももう1ヶ月過ぎたのですね…。寒波が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。さて、このブログ、先月は一体どんな記事がたくさん読まれたのか、毎月恒例のベスト5、また発表していきたいと思います。

 

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 

 

1月は、こんな感じになりました。

 

 

ベスト5に現役記事(先月に書いた記事)が2本、ベスト20では7本でした。

目立ったところでは、『上下関係』が上位に上りましたね。

この記事、2年前に書いたものなのですが、どうやら検索経由ではないようなのです。

いろいろなものをくらべて上下や優劣で考えがちだけど、それってほんとうにそうなの?

ということを書いた記事なのですが、なぜかたくさん読んでいただいたようです。

あとは、12月末に書いたBach社の製造終了の記事が上位に入りましたね…

 

それでは、いつものように現役記事のベスト5を見ていきましょう。

 

 

第1位 

 

 

1月26日、全体1位、429アクセス。

 

月末の記事であったにもかかわらず、たくさん読んでいただきました。

検索からの読者も多かったようです。

おそらく初めて、特定の個人を名指しで批判した記事だと思います。

1月21日にMBS毎日放送がおこなった、選挙についての『偏向報道』に対して、

それを読んだアナウンサーはどういうつもりだったのかということと、

世の中の情報は多かれ少なかれみんな偏向しているんだということを訴えた記事。

 

 

第2位 

 

 

1月7日、全体3位、288アクセス。

 

ホームページの『楽譜倉庫』に、いろいろな楽譜をPDFでアップしています。

そのなかに、移調楽器ごとの音名比較楽譜みたいなものもあるのですが、それなら、

各移調楽器の12長音階に実音名と記譜音名、それに階名をつけた楽譜もあったら…

これ、役立つのではないかとX(twitter)で訊いたら大反響だったのですね。

それで実際に作成して、楽譜倉庫にアップした、その経緯を書いた記事です。

必要な楽譜や運指表も持っていない、過剰な難易度の楽譜を与えられている、

そういう1年生、吹奏楽部で少なくないように思うのです。

 

 

第3位 

 

 

1月9日、全体6位、181アクセス。

 

ジストニアという診断を受けたことは、12月のブログで書いていたのですが、

その後の経過、受診のことについて書いた記事になります。

ちなみに病院ですが、終診にしてもらいました。

薬は効かない、ほかに有効そうな治療も見えてこない、病院で出来ることはないからです。

病院ってやっぱり、病気を『治す』ところではないんだな…

そんなふうに思います。

次の一手はあるにはあるのですが、楽器についてはもうしばらく休みたいと思います。

 

 

第4位 

 

 

1月16日、全体7位、176アクセス。

 

ずいぶん前に買ってあって、『積ん読』になっていた(放置されていた)、この本、

やっと読み終わったので、その感想を書いてみた記事になります。

意外とたくさん読んでいただきました。

書かれた大内先生は今は母校の先生なんですよね。面識は多分ないですが…

もともと銀行業界におられた方だけあって、社会学経済学的視点が多いように思います。

音楽業界を『外側』から見たら、こんなふうに見えるのか…

ということがわかる本といってもいいようにも思います。

 

 

第5位 

 

 

1月18日、全体8位、172アクセス。

 

第2位の記事で書いた、全長音階の移調楽器ごとの実音名記譜音名階名楽譜、

これについて、いろいろな意見や感想をいただきました。

そんななかから、『なぜ階名は浸透しないのか』という角度で書いてみた記事。

アンケートなどもまじえて書いてみています。

そして、階名をする意味や効果などについても書いています。

『ソルフェージュ』できるために、階名って必要なものなのです。

 

 

現役ベスト5記事がすべて、全体のベスト10内に入っていますね…

1月は 19,399 アクセスでした。

たくさんお読みいただきありがとうございました!

また今月も、ご愛顧どうぞよろしくおねがいいたします!

 

みなさんは、楽譜のPDF販売についてどう思われますか。いろいろと長所や短所があるとは思うのですが、でも、たとえば吹奏楽コンクールの課題曲など、PDF販売があればいいのにとは前から思っていたのですよね。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

PDF販売 

 

楽譜ってこのごろは、紙ベースだけではなくPDFでの販売も増えてきました。
そもそも、楽譜を書く仕事をしていて、紙に印刷して納品することって、まずありません。
ほとんど99%は、PDFでの納品です。
メールに添付したり、ドロップボックスで共有したり…
出版社に納めるときは、フィナーレなど楽譜ソフトの形式で納めることもあります。
楽譜の出版、販売も、紙、PDF、両方ありますよね。
みなさんはどちらがお好みですか。
どちらが、より便利なのでしょうか。
 

 

長所短所 

 

たとえば、楽譜をPDFファイルで購入すると、どんないいことや悪いことがあるのか…
いいこと…

  • 好きなように印刷できる(たとえば拡大縮小など)
  • 手軽に持ち運べる(膨大な量でもタブレットやスマホ、クラウドに入る)
  • 電子楽譜の機器が使える
  • 管理がしやすい(フォルダをつくって分類しておけばわかりやすい)
  • 共有しやすい

まだあるでしょうか…
一方、悪いことは…

  • 紙の楽譜にしようと思ったら、わざわざ印刷しなければならない
  • 間違って消してしまったら、もう戻ってこない
  • 電子楽譜機器はエラーやバッテリー切れのリスクがある

こんなところでしょうか。
 

 

電子楽譜 

 

みなさんは、電子楽譜の機械、使われますか。
このごろは増えてえいますよね。
ぼくは、使ったことはほとんどありません。
やっぱりね、本番のステージで使うには、まだリスクがあると思うのです。
ライブで何度か使ったでしょうか…。
いや、本番は結局、紙にしたのではなかったかな…
どれだけたくさんの楽譜でも、簡単に持ち運べるところは魅力ですね。
ところで、毎年の吹奏楽コンクールの課題曲、PDF販売があったらいいとは思いませんか。
理由…
吹奏楽フルスコアのA4版って、細かすぎて難儀するのですよ!
たとえば冒頭画像のような楽譜がA4だったら、これ、なかなか読むの大変ですよ。

パート譜だってPDFなら、人数分印刷できるでしょ。
でも…
 

 

不正? 

 

コンクールで電子楽譜を使うと、不正が行われる可能性があるという話を聞いたのです。
電子楽譜の機器、あれって一種の通信機器でしょ。
ステージ配置やそのほかのことについて、客席から伝令を送れてしまうというのです。
うーん、みなさんどう思われますか。
PDF楽譜になることによって、不正が増えると思われますか。
今どきね、たとえ紙の楽譜であったとしても、いくらでもPDF化できますよ。
スキャナでスキャンするだけですから。
もしも通信機器をステージに持ち込むことによって不正の可能性が生まれるというのなら、
「紙の(印刷した)楽譜の使用のみを認める」と要項に一言書けば済む話です。
PDF楽譜って、問題があるとすればむしろ、いくらでも印刷できてしまうこと。
つまり、コピーフリーになってしまいかねない…
 

 

吹奏楽連盟が 

 

ところが、こんな情報が入ってきました。
吹奏楽連盟が、課題曲の楽譜ならびに音源について、
「デジタルデータによるオンライン販売への移行を検討している」
というのです。
検討の結果どうなるのかはわかりません。
でも、そういう要望は少なくないでしょうし、いいことだとは思います。
とくにスコアだけでも、デジタル販売を実現してほしいと思うのです。
そしたら拡大印刷できるでしょ。助かりますよ。
今やコンビニなんかでいくらでもネットプリントできますからね。
スマホから楽譜のデータを上げておいて、コンビニのコピー機でそれを印刷できるのです。
よく利用しますよ。

さて、楽譜のデータ販売、みなさんはどう思われますか。
 

作曲をしていると、「あの曲をこの編成に直して」というオーダーを受けることがあります。これ、もちろん出来なくはないのですが、でも、書いているうちに「なんだか違うなぁ…」と思うことが多いのも事実なのです。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

なぜ… 

 

冒頭に書いた『違和感』、なぜ、こういう感覚になるのでしょうか。
曲を書くときって、その楽器、その編成の持つキャラクターをイメージして書きます。
ほとんどの場合、そうだと思うのです。
楽器ごとに持っているキャラクターってあるでしょ。
それを生かしてあげることが、演奏し甲斐のある楽譜につながるし、また、
それがひいては、よく鳴ることや演奏効果を上げることにもつながると思うのです。
かわいい小鳥のさえずりを、トロンボーンには書かないでしょ。
フルートとかに書くではないですか。
逆に大魔人のメロディをフルートには書かないでしょ。
 

 

楽器の持つキャラクター 

 

では、それぞれの管楽器が持っているキャラクターってどんなものなのでしょうか。
フルート … 可愛らしい。細かい動きも映える。低音域の弱音は独特の響き。
オーボエ … 長いフレーズが得意。音が立つ。メロディ楽器。
クラリネット … 音域が広い。音域によってキャラがいろいろ。低音も渋い。溶け合う。
サックス … きらきら。でもソフトにも吹ける。音が立つ。細かい動きも得意。
トランペット … ファンファーレ。低音域も渋い。小回りか利く。そして輝き。
ホルン … 音域が広い。ハーモニーも、オブリガートも映える。いろんな楽器と合う。
トロンボーン … 勇壮にも、神々しくも、コミカルにも。そしてなんといってもハーモニー。
ユーフォ … 響き渡る。音が通る。ソロ楽器。ふくよか。小回りも利く。内声には向かない。
テューバ … 低音の響きの要。支え。でも場合によっては旋律もいい。
 

 

難易度とやりがい 

 

各管楽器の特徴、ほんとうにザックリと書いてみました(書き足りません)が、
言語化できないニュアンスとかたくさんあるのですよね。
でも、そういうのを生かして書くのが、いいオーケストレーションだと思うのです。
そしてその楽器同士の組み合わせにも、合う合わない、いろいろな色合いがあると思います。
どんな楽器にも、難しいパッセージってありますよね。でも、
難しいから、大変だから、面白くない、ではないのです。
逆に簡単なことが、演奏していて喜びが多いかというと、そんなこともない。
難しくてもやりがいがある、簡単だけど面白くない、そういうこともあると思うのです。
 

 

音域 

 

楽器が変われば音域も変わります。
同じオーケストレーションであったとしても、たとえばオクターブ変わったら…
曲の持つキャラクターは全然違ってしまいますよね。
そういうことも、再編曲するときの違和感につながると思うのです。
ただ、もちろんそれで演奏効果や、その曲の新しい魅力が見つかることだってあります。
もちろん、「音域さえ合えば楽器を置き換えても効果がある」とは全然限らない…
それでうまく行かなくなってしまうことだって、あると思うのです。
また、その楽器の得意な音域ばかりを書くのがいいとも限らない。
「こんなキャラクターが欲しいから、この音域に書く」ということだって、いくらでもある。
楽器を置き換えてしまったら、そのキャラクターはなくなってしまいます。
どの楽器を使うのか、そしてその組み合わせって、とても大切で難しいのです。
 

 

マルチアンサンブル 

 

そう考えてみると逆に難しいのが、昨今たくさんあるマルチアンサンブルですよね。
ある意味、諸刃の剣です。
書くのも、そして演奏するのも難しい…
どんな楽器にも合うように書くということは、裏を返せば、
特定のキャラクターを持たないものを書くということにつながるように思うのです。
そして演奏するときも、
どんな楽器でもできるのだからどんな楽器でも効果がある、とは全然限らない。
組み合わせによっては合わなかったり違和感があったり演奏効果がなかったりもする。
だから編成に無理矢理合わせるのではなくて、その逆なんですよね。
「まさにこの楽器、この組み合わせのための楽曲なんです」
というふうに聞こえるのが、いい楽曲であり、いい組み合わせだと思うのです。

さて、それぞれの楽器のキャラクター、その組み合わせ、生かせていますか。