基礎合奏をされる吹奏楽部や吹奏楽団、少なくないと思います。どんな目的でどんな基礎合奏をしていますか。なんとなくお決まりの本のお決まりのメニュー、ですか。では今、足りないところって、なんだと思いますか。
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
目的を持って
基礎合奏をするのはなぜか…
- ほかの吹奏楽部もやっているから
- なんとなくずっとやってきたから
- 有名な吹奏楽部がやっていたから
- 先生にやりなさいと言われたから
さて、もしかしたら、そんなところなのではないでしょうか。
基礎合奏って、一体なんのためにやるのでしょうか。
それはほんとうにさまざまあるのでしょうけど、
たとえばうちのホームページにも、『基礎合奏の進め方』なんていう読み物も置いています。
あれすら、一例に過ぎないのですが…
なんにせよ、やっぱりなんらかの『目的意識』を持っておこなうことが必要だと思います。
でないと、ただみんなで音を出しているだけ、になってしまいますよ。
強弱
では、『目的』って、一体なにがあるのでしょうか。
たとえば強弱。
みなさんのバンド、曲に取り組んだときにちゃんと強弱の表現は出来ていますか。
満身創痍で出来ていてもダメですよ。『余裕』が必要です。
ロングトーンで、クレシェンドしてみる。
これが出来ない吹奏楽部、とても多いです。まともに出来ない。肌感覚ですが。
それで、曲に強弱がつくわけないでしょ。
もちろん個人でも練習すればいいのですが、だから基礎合奏でやるのですよ。クレシェンド。
音階や、ハーモニーで。
濁ったりハーモニーが崩れたりしないで、きれいなクレシェンドが出来ること。
ppからffまで、ね。
もちろん逆に、ディミヌエンドもやってくださいね。こっちの方が難しいかも…
アーティキュレーション
たとえばアーティキュレーション。
みなさんのバンド、音符の形や発音、アーティキュレーションのバリエーションは十分ですか。
これが足りているバンドって、はっきり言ってほとんどないと思います。
とくにポップスなんかやったりすると、全然ダメって言っていい。
もちろんポップスじゃなくても足りてないです。
そういうバリエーションを増やすことも、基礎合奏の立派な目的になりうる。
テヌート、マルカート、スタッカート…
3種類だけじゃないですよ。その中にもいろいろなバリエーションがあります。
また、発音ということでいえば、みんなでダブルやトリプルのタンギングをやってもいい。
リズム
たとえばリズム。
なかなかうまく行かないリズムってありますよね。
たとえば付点。
これ、コツをつかまないとうまくいかなかったりする。
それを、基礎合奏でみんなでやるのです。
いろいろな練習方法が考えられると思います。
あとは、連符。これはほんとうの意味での連符です。
たとえば…

こういうのを、いろんな音階でやってもいい。
いろんな練習になります。
あとは、指の練習。たとえばこんなの。

ハーモニー
そして、もちろんハーモニー。
これは、たとえば音階にハーモニーをつけてやってみるのもいい。
ハーモニーの機能を捉えることにもなるし、調性感を養うことにもつながると思います。
これなど、うちのホームページの『基礎合奏スケール』を使ってみてもいい。
こちら。
なにしろ調性感って大切なんです。
そして調性といえば…
取り組む楽曲に出てくる調性の音階は、基礎合奏で取り組むといいと思います。
変ロ長調の曲をやるわけでもないのに、基礎合奏は変ロ長調ばかり…
これでは、はたしてどうなのでしょうか!
基礎合奏
さて、こうして考えてみると、基礎合奏の目的ってたくさん出てくるでしょ。
バンドの課題が、イコール基礎合奏の目的と言ってもいいと思います。
ここに書いたのだって、ほんの一例に過ぎないでしょう。
さて、みなさんのバンドはなにを目的に、どんな基礎合奏をやっていますか。


