前回の続きで、新潟県の古墳巡りについてです
三条市上保内にある、保内三王山古墳群を見学してきました
古墳時代前期から後期にかけて、様々な形の古墳が造られた古墳群です前方後円墳1基、前方後方墳1基、造り出し付き円墳1基、円墳9基、方墳5基、これら全17基をまとめて見ることができ、見応えがありました
まずは、信越本線・JR保内駅から古墳群入口に向かいます徒歩10分くらいで入口に到着
古墳群入口は2か所あり、北寄りの入口に説明板が設置されています
まずは概要をチェック
民家の近くを通って入山しますので、静かにお邪魔させていただきます
今回は、17基中で唯一の前方後円墳である1号墳まで、4基分(赤矢印のあたり)の写真を掲載します
この日は小雨でしたが、思い切って決行しました
山道を進み、最初に登場するのは17号墳
円墳で、径11.5m、高さ2.8m
古墳時代後期の築造
次に、2号墳の横を通過しました
2号墳は、円墳で径11m、高さ北側2m
古墳時代後期の築造
小円墳にも、古墳を示すプレートが設置されています。地権者の方と三条市に感謝いたします
次にあるのは3号墳
方墳で、全長東西11~13m、南北9m、高さ北西側2m
古墳時代後期の築造
写真の左側にチラ見えしているのが、前方後円墳・1号墳の前方部です
1号墳は、前方部を北側に向けた前方後円墳
全長37.5m、後円部径23m、高さ5m
前方部長さ14.5m、高さ3m
柄鏡形で、古墳時代前期の築造東側からの撮影。
ロープが張ってあるので、中には入らず少し離れての観察です
こちら西側
2段築成で、平野部の村々から見ると、古墳が大きく見えるようにナイスな設計がされています
主体部は、木棺直葬で第1&第2と2か所あり、第1主体のほうは棺幅45cm、墓壙幅3.3m。
発掘はされず、保存
しかし
雨の中、私は何をやっているんでしょう(笑)
厚着して行ったので大丈夫でしたが、4月なのに寒くてびっくり
夜は温かいものを食べようと思っていて、三条市ではラーメンが有名だと聞いていたのに、また食べ損ねてしまいました背脂こってり系が美味しいそうで、次回はラーメンも食べてみたいと思います
(参考文献)新潟大学考古学研究室編 三条市教育委員会「保内三王山古墳群測量発掘調査報告書」1989年3月