※ネタバレあり。
2007年初演のこの舞台も５度目の再演。
宮本亜門、市村正親、大竹しのぶと三人の天才が集結した舞台なんだけど今回日生劇場から東京建物Brillia HALLへ移ってた。
イヤだなぁ💦
三階席は変な柵があって見にくいから(^^;💦
S席買えよ、って話なんだけど貧乏人は勇気が出なくてさー(笑)
A席でも一万円するんだからなかなか難しいのよ💦
そして遂にダブルキャストで配役されたので、トバイアス＝加藤諒の回にしてみました。
19世紀のロンドン。
フリート街で理髪店を営み、妻と娘と幸せに暮らしていたベンジャミン・バーカー(市村正親)は、妻に横恋慕したターピン判事(上原理生)によって無実の罪で島流しにされてしまう。
それから15年、脱獄したベンジャミンはフリート街に戻って来る。
しかし、ミセス・ラヴェット(大竹しのぶ)に妻はターピン判事にレイプされたあげく砒素を飲んだこと、娘ジョアンナ(熊谷彩春)はターピン判事に引き取られていったことを聞く。
ベンジャミンはスウィーニー・トッドと名前を変えターピン判事への復讐を誓う。
日生劇場に比べてちょっと小さいかなぁ。
セットの位置がちょっと違うんだよね。
でも、市村さんとしのぶちゃんは安定のコンビでうれしくなる。
加藤諒は期待ほどでもなかったなぁ。
この位置はデキる人が来てはいけないのかも。
最後のセリフを言うから決めて欲しいんだけどね。
乞食女がキムラ緑子からマルシアに変わったのはちょっと残念だったけど、マルシアよかった。
ただ乞食女がスウィーニー・トッドの部屋に入り込んだ時一瞬正気を取り戻すんだけど、キムラ緑子だとその瞬間空気が変わるんだよね。
何をどうしたらそーなるのかわからないけど、キムラ緑子さすがだと思った。
最近は『VIVAN』で堺雅人の上司として出演していたので、テレビも舞台も活躍してほしい。
再演ごとにセリフが変わるピレッリ○害のシーン。
ミセス・ラヴェットはピレッリのﾀﾋ体を見て「アンタ気でも違ったの！？」と叫ぶが、ピレッリが昔のスウィーニー・トッドを知っていて脅迫されたと聞いて納得。
じゃあ、仕方ないわね。
と言ったのが初演。
私が今回はしのぶちゃんか何と言うか期待してるせいか、みんなも固唾を飲んで見守ってる気がする(^^;💦
またミセス・ラヴェットはトッドのことが好きなのに全然伝わっていないのが今回は気になった。
パイが売れなくてすごく貧乏だったと思うけどトッドの商売道具は売らなかった。
トッドの犯罪を隠すためにピレッリの肉を使ってパイを作ることを思い付いた。
やり方はめっちゃ間違ってるんだけど店は繁盛しトッドの商売も順調。
亭主を亡くして久しいミセス・ラヴェットは血塗れのエプロン付けてトッドとの結婚を夢見ているけど、トッドの頭にあるのは復讐だけ。
ミセス・ラヴェットの恋心が報われなくてちょっとかわいそう。
トッドはいつもシリアスな感じなんだけど、「今までに味わったことのない深剃りを…」って言うセリフだけは笑いを誘う言い方でこれも期待してしまう。
そして、人肉パイを作ることを思いついた時の歌にも新ネタ(？)が入っていた。
「小説家の肉は？」「スジが多い」
「聖職者の肉は？」「固すぎる」
とか歌うんだけど、今回「独裁者は？」というのがあって、トッドが、
食感がプチプチプーチン
と答えてたんだけどこれって大丈夫なの！？
まぁ、笑ったけどね(^^;💦
８年ぶりの再演だったけど、実は前回が最後と言われていたらしい。
今回は市村さんが「どうしても大竹しのぶと演りたい」と強く希望を出したため実現したそう。
囲み取材でも市村さんは「さすがに今回が最後」と言っていて、確かに年齢的にそうかも？
そしたらもう一回行ったほうがいいかなぁ？
川越公演行くけど。
などといろいろ思ってしまう。
最期かぁ。
重い響きだなぁ(^^;💦
もし、市村さんが最後だとするとこの役を誰に引き継ぐのか非常に気になる。
何しろ市村さんに続く主役級のミュージカル俳優が井上芳雄だから、井上くんはちょっと若すぎるカンジがするしイメージ違うかなぁ。
いっそ中川晃教のほうがハマるかも！？
市村正親＆大竹しのぶの初演がいつだったか調べていたら、それ以前にも舞台化されていたのね。
市川染五郎(現:松本白鸚)と鳳蘭主演でそれもすごいと思ったけど、乞食女を演じたのが市原悦子で、
何それ見たい！
ってカンジだった。
いや、それより前に私もう一回見たほうがいいかな！？
『スウィーニー・トッド』予告編。👇️👇️👇️
『スウィーニー・トッド』舞台ダイジェスト。👇️👇️👇️👇️👇️
『スウィーニー・トッド』囲み取材。👇️👇️👇️
